=前回のお花見回の続き=
ルキナ「……で、どうなさいますか…?;」
ノワール「さ、桜を見ながら、飲食する……?;」
ブレディ「健康面から見ると、やめたほうがいいな」
デジェル「よし来た私の番ッ!!!。今日の為に、準備しておいた甲斐があったわ!!」ドドーン!
シンシア「お菓子と……割り箸?」
マーク♂「あ、それって王様ゲー――」
セレナ「折るわ」ベキッ!
デジェル「心配ないわ。あと、200組ほどあるもの」
~~~
デジェル「ルールは以上よ。――と、割り箸を持つ係は、前回の王様役ね。
なお、お決まりのセリフ『王様だーれだ?』も前回の王様役が音頭を取り、皆で言うってことで」
セレナ「ほら、さっさと引いちゃいなさいよ」ギュッ
ノワール「あ、あの… セレナ…?。コレだけ抜けないんだけど…?;」グイ
セレナ「王様はあたしがならないと、王様はあたしがならないと……」ブツブツ
・・・・・・・・・・。
デジェル「じゃあ、最初はルキナが言ってくれる?」
ルキナ「はい。では――」
「「「王様だーれだ!」」」
マーク♂「僕でした!」ジャン
デジェル「なんていうKYなのよ;」
セレナ「こっちは必死で握ってんのに、平然と取っていくんだもの……;」
マーク♂「?」
シンシア「さあさあ王様!! 命令をどうぞー!!(ロランに)」
ロラン「ちょっと待ってください、カッコの中に入れないで下さい」
マーク♂「んー……。じゃあ、3番が好きな人の名前を言って、その人にお酌するというのはどうでしょう!?」
ンン「思ったより乙女だったです;」
デジェル「……ッチ」
セレナ「あんたに当たらなくて正解」フゥ
マーク♀「……ッチ」
アズール「神様って、まだ居たんだね」ホッ
ジェローム「……ミネルヴァが兎を食べたいと言っている。採ってくるので、少し席を外させてもらう」スクッ
シンシア「逃がすかーーッ!!!」ガシッ
ジェローム「Σ違うッ!!;。私は13番だ!!;」
シンシア「Σどう見ても手書きなんだけど!?;」
ルキナ「あの…?;。私が13番なんですが…」スッ
「「「…………。」」」
「「「よしっ!! ルキナ(さん)を3番にしよう!!!」」」
「Σそんな!?;」
セレナ「ジェロームのなんか聞きたくないし」
シャンブレー「ジェローム、もうどこかに行ったぞ?;」
シンシア「それに、ジェロームの好きな人はノワ――」
―ブンッ!(手斧)
シンシア「Σひぃッ!?;」サッ
―ザクッ!!(桜の幹に刺さった音
ブレディ「ば、罰当たりめ……;」
~~~
セレナ「で、で。ルキナの好きな人は誰なのかしら?」ウッフフ
ルキナ「えっと……」
シンシア「ほらほらぁ~!! 恥ずかしがったって、一部のファンしか喜ばないんだし!」ホラホラ
デジェル「ルキナ、1位だけどね」
ルキナ「……みんなです」
「「「――え…っ?」」」
ルキナ「どんな時でも、私のことを支えてくれている、みんなが好きです…」トポポ...
ウード「あ、ども……?」
ルキナ「いつもは、入れてもらう立場ですから、今日は私が…」トポポ...
ノワール「あ…、ありがとう……?」
セレナ「(……あれ?)」
デジェル「(なんか、違くない?)」
シンシア「(すっごく、ホッコリした気分…;)」
・・・・・・・・・・。
マーク♂「はい、では――」
「「「王様だーれだ!」」」
ジェローム「私だ」
ンン「あ、おかえりなさいです。ジェローム」
アズール「いつの間に……;」
マーク♀「だから、余り棒がなかったんですね」
シンシア「ほらほらぁ~! 13分の1だよ!?」ニシシ
ジェローム「……ふッ。笑わせるな」
セレナ「は?」
ジェローム「まず、全員番号を俺に見せ――」
ウード「ハッ!?;。そ、それはまさか… あの、禁断の…!?」
ジェローム「―――では、7番。俺と2人でミネルヴァとの散歩、だ…」ドヤッ
「「「(先読見正確命令〈カンニング100%的中命令〉!!!)」」」
ノワール「あ、はい…」
ルキナ「いえ…。あの、それってタダのズルでは……?;」
シャンブレー「ルキナ。あの、奥手のジェロームがここまで勇気を出して言ったんだ。見逃してやろうぜ?」ヒソッ
ルキナ「…そうですね…」
デジェル「フッ。フフフフ…。やっと、お邪魔虫が消えたわ……」フッフッフ
セレナ「すぐ、戻って来るでしょうけどね」
・・・・・・・・・・。
ジェローム「では――」
「「「王様だーれだ!」」」
シンシア「やったあたしだッ!!!」バッ!
セレナ「はいはい、良かったわね。じゃあ、命令をどうぞー」ハァ
シンシア「えっとねー、じゃあー……。2番と6番が――」
デジェル「(ハァ……。もうすぐ、終わりね……;)」ポリポリ(ポッキー
シンシア「――!。2人でポッキーを食べるッ!」ドヤッ
「「「エーーーッ!?;」」」
マーク♀「……ッチィ」
アズール「良かった……。ほんとに、今日はツイてる……」ホッ
デジェル「……ッチ」
セレナ「セーフだわ…;」フゥ
ジェローム「……。」ゴゴゴゴ
ノワール「?;。どうしたの、ジェローム?;」
ロラン「……ハァ…」ズーン
ンン「私の清い口が、ストーカー魔帽眼鏡菌に感染されないことが、とっても嬉しいです」フゥ
ロラン「Σ魔帽眼鏡菌…ッ!?;」
シャンブレー「俺じゃないぜー?」
マーク♂「僕も違いますよー」
シンシア「じゃあ、あと残っているのはー……」
ウード「……。」
ブレディ「……。」
~~~
ウード「」
ブレディ「」
シンシア「う、うん……。その、なんていうか……。ごめん…;」
デジェル「ぷッ……ふふふ…ッ」クスクス
セレナ「笑わない…ッ」クックク...
マーク♀「これが、お2人の母さん達でもある、リズさんやマリアベルさんだったらまだアレだったでしょうが……;」
ンン「いえ、あの2人でも、普通の人は引くと思いますです…;」
アズール「ポッキーゲームって、ホントは何cm残せるかを競うものなんだけど……;」
シンシア「ごめん…、言い忘れた……;」
シャンブレー「……0cm?」
マーク♂「言わないであげたほうがいいと思います…;」
ルキナ「…………。」クルー...
ウード「Σ(ルキナがこっちをむかない…ッ!!?;)」ガビーン!
ブレディ「(おめぇより、俺のほうがダメージデカイからな……;)」ウゥゥ...
アンナ「…………。」コソッ
アンナ「ふっふっふ~……。いい画像、毎度ありィ!」ニシシ
・・・・・・・・・・。
シンシア「せぇーのっ」
「「「王様だーれだ!」」」
マーク♀「やりましたッ!!!。神は私に味方をしたッ!!!」スクッ キリッ!
シンシア「良かったねっ」パチパチ
アズール「勘弁して勘弁して勘弁して…」ブツブツブツ
ンン「あ、アズール……;」
マーク♀「――では」スゥゥ
マーク♀「9番が王様とポッキーゲェェェムッッ!!!」ドーンッ!!
マーク♂「――はい…///」スクッ
マーク♀「…は?。あなたじゃなくって、アズール兄さ――」
アズール「僕、“6番”だから」ホッ
マーク♀「………………………………………エッ?」カチーン
ノワール「か、カンニング、失敗ね……」
ジェローム「フッ…。ズルなど、するからだ…」フッ
セレナ「あんたが言うなー」
シャンブレー「よ、よかったなー;、マーク…?;」
マーク♂「いえ。何か、怪しい呪術を唱えられてるのですが?;」
ルキナ「アズール。これは、2人を仲良くさせるいい機会なのでは…?」ヒソヒソ
アズール「うん…。これでマークが少し、敵対心を減らしてくれればいいんだけど……」ヒソヒソ
~~~
マーク♀「…………。」コォォォォッ...
マーク♂「」シュウゥゥゥゥ...
「「「どうしてこうなった…;」」」
・・・・・・・・・・。
マーク♀「はい、ではッ――」
「「「王様だーれだ」」」
デジェル「キターーーーーァ!!!!。キタキタキタ私の番ーーー!!」ドドーン!
セレナ「……;。」ギュッ(割り箸の番号部分を握る
デジェル「そうね……。じゃあ――」
デジェル「8番が私とポッキーゲーム!!」フンスー!
シンシア「Σさっきのから、何も学んでないのッ!?;」
セレナ「あ。あたしじゃないわよ」ヒラヒラ(4番
デジェル「…………………………………エッ?」
ノワール「あ……。私だ……」エヘヘ...
シンシア「ほら見なよ…;」ハァ
デジェル「……え?」
ノワール「よろしくね、デジェル……」
デジェル「……パードゥン?」
セレナ「リアリィ」コクッ
~ご想像にお任せします・・・。~
END...
【おさらい】
この世界に出てくるマーク♂は、サフレさんとこのマーク。
つまり、クロムとの子。ルキナの弟。
杜撰な扱いを受けてるからか、よく飛んでくる。
そういえば、私はお花見をしたことないや……。
昔、某公園(アスレチックとかのある)で、テーブルに手をついたら、1番痛いと言われている毛虫が……orz