ソレイユ「知ってる? 最後のソレイユ!マーシナリーは2018年10月28日だったんだ」モグモグ
アズール「うわ……、もう1年半経ったんだ……;」
マーク♀「Rの魔道士より全然マシじゃないですか」
ソレイユ「な、ナニソレ……?; ……うぅん、1年半かぁ……」
ソレイユ「――――まぁーた、エポニーヌがなんか良からぬ物作ってそうだなぁー……ハァ……;」
~~~
エポニーヌ「愛の泉リリー・ローズ1号を元に、もっと画期的なものを開発してみたわっ!」
フォレオ「……せっかく自頭が良いのですから、もっと別のことに使えばいいのに……;」
エポニーヌ「頭が良いことは否定しないけど、興味があること以外に使いたくないのよ」
フォレオ「このココア美味しいですね、明治ですか? 森永ですか?」
エポニーヌ「す、スルーしやがったわね……?; それはバンホーテンの――――ってちょっと待って!!;」ガタッ!
フォレオ「えっ――――」
~~~
ソレイユ「パットロール♪ みんなは不要な外出しちゃダメだぞッ☆」
ゾフィー「……誰に向かって言ってんの?;」
ソレイユ「アタシは今、不要不急の外出している人がいないかパトロールしてるんだ☆」キメッ!
ゾフィー「ふーん」
―ぞろぞろ・・・
ゾフィー「あれをみてほしい、どう思う?」
ソレイユ「すごく……情けないです……」
ゾフィー「例え死んだとしてもカジュアルの世界だし生き返れるんじゃないか?ってマクベスが言い出してからこれだもんね」
ソレイユ「元悪役を信じるとか、みんなの人間性を疑っちゃうよ……;」
ゾフィー「せめてWHOが言わないと」
ソレイユ「もっと信じられないところ来ちゃったよ」
ジークベルト「2mーーーーーーッ!」ダダダッ!
ソレイユ「あっ、しょくぱんまんポジションのジークベルトだ」
ジークベルト「伏字しなくて良いのかい?」
ソレイユ「今更かな、と」
ゾフィー「でもさ、【しょくぱんまん】【工□】【SS】って検索されたらヒットしちゃうんじゃない?」
ソレイユ「そんな語句検索する人いるの?;」
ゾフィー「1億2700万人なら1人くらいは……」
ソレイユ「えっ、暗夜王国ってそんなに人口いたっけ?」
ジークベルト「ソレイユ、世界は広いんだよ。」
ソレイユ「それだとまるで検索する人がいることが確定みたいじゃないか」
―ドンッ!
ソレイユ「わたっ!?; あ、大丈夫ですか――――」
フォレオ「あっ、ソレイユ……」
ソレイユ「って、なんだフォレオかーっ! 今日もかわいいね、どうしたの? またエポニーヌがやらかしたの?」
フォレオ「はい」
ソレイユ「マジかよ」
ゾフィー「ソレイユ、キャラキャラ」
フォレオ「あの……、僕……ぼく……;」
ジークベルト「うん? どうしたんだい?」
フォレオ「ぼくっ! 女の子になっちゃったんですっ!///」
「「「…………。」」」
「「「あ、うん」」」
ソレイユ「フォレオって女の子じゃなかったっけ?」
フォレオ「えっ」
ゾフィー「うんうん、髪はツヤツヤだしふわふわの洋服似合うし化粧品にもこだわりあるし」
フォレオ「え、あ、はい」
ジークベルト「結婚しよう」
フォレオ「は???」
ジークベルト「じょ、ジョークだよ……だからそんな怖い顔しないでくれ……;」
ソレイユ「……女の子(おとこのこ)じゃなくて?」
フォレオ「懐かしい誤植ですね……いえ、本当に女の子(おんなのこ)に……」
ソレイユ「そっか。じゃあ脱ごうか。」
フォレオ「なぜそうなるのですか?」
ソレイユ「ぐっ……!; 抵抗力は相も変わらず、か!」グググ
フォレオ「護身術もトレーニングも怠ってませんのでっ!」グググ
ソレイユ「ゾフィー!」
ゾフィー「あぁっ、またいつものドジがぁー」シュピッ!
―バリッ!
フォレオ「ひゃっ……!?///;」
ジークベルト「Σなっ!?///;」
ソレイユ「うわぁっ! おっぱいだ、おっぱい! チッチチッチーオッパーイ! ボインボイーン!」
フォレオ「ソレイユ。それ以上の発言はこのペン型レコーダーによる言質として提出させてもらいますよ。」
ソレイユ「ごめんな サイラス」
ゾフィー「あっ、それあたしが言いたかったのにー!」
~~~
ソレイユ「なるほど。やっぱりエポニーヌか……」
ゾフィー「ごめん! ほんっとうにごめん! 代わりにこの服着てて!」スッ
フォレオ「あ、ありがとうございま……メイド服……」
ゾフィー「今のあたしの手持ちはそれしかなくて……」
フォレオ「ここは街中でなぜ持ち歩いていたのかを疑問に思うべきでしょうか」
ソレイユ「で、下ってどうなってるの???」
フォレオ「ソレイユ、さっきの今でまだ言いますか?」
ソレイユ「い、いやだって、男性でもストレスによるホルモンバランスの乱れで胸が膨らむこともあるし、本当に女の子だって確証に“はまだ”足りないよっ! わかってるのか、おい!」
フォレオ「はあ・・・」
ソレイユ「というわけで脱いでいかない?」ニコッ
フォレオ「いきません」ニッコリ
ソレイユ「ッチ……ノリで答えてくれると思ったのに……。じゃあ、口でいいや」
フォレオ「いいや、って……」
ソレイユ「で、どうなの?」
フォレオ「…………。」
フォレオ「ない……ですよ……///;」
「「「ホホーウ!」」」
「ジークベルト」
エポニーヌ「こんなところに日本人!!!」ズサァァァ
ソレイユ「えっ?」
エポニーヌ「見つけたわよフォレオ! まったく、どこに行ったかと思えば……」
フォレオ「ヒッ……」サッ
ジークベルト「えっ」トクン
フォレオ「…………。」ササッ
ゾフィー「ん、あたし?」
ジークベルト「」orz
ソレイユ「……なにやってんの?;」
エポニーヌ「――――ほら、もどりましょう? 戻るためのを作るんだから」
フォレオ「い……嫌ですッ!」
ソレイユ「…………。」
ソレイユ「ドユコト???;」
エポニーヌ「……仕方ないわ、説明してあげる。性転換剤を入れて配ろうと思っていたココアをフォレオが飲んでしまったの。……で、この有り様よ。」
エポニーヌ「フォレオは男の娘として役目があるの、戻ってもらわなくちゃ困るわ」
フォレオ「ず、ずっと憧れていた女の子になれたんですっ! 僕はこのままがいいんですっ!」
ソレイユ「……あれ? 珍しいパターンじゃない、これ?;」
エポニーヌ「……むぅ、やっぱりアイスティーにするべきだったかしらね」
ソレイユ「そこじゃないと思うんだ」
・・・・・・・・・・
フォレオ「お父様っ! ほら、うふふ、見てくださいっ!」クルッ!
レオン「えっ、あ、うん」
フォレオ「…………。」
レオン「…………?」
フォレオ「……わか、りません……か……?」
レオン「ど、どこが……?;」
フォレオ「…………。」
レオン「…………。」
フォレオ「――――ッ!;;(泣)」ダッ!
レオン「フォレオ!?; ……なんだったんだ……いったい……;」
オフェリア「あら、フォレオ。今日はエポニーヌのことを〆ないの?」
フォレオ「えっ? うふふ。今回ばかりは見逃してあげようかと」
オフェリア「そ、そう……?; あとで後悔することになりそうって星が予言しているけど……」
フォレオ「ところで、オフェリア。何か気がつきませんか?」
オフェリア「えっ???」
オフェリア「…………。」
オフェリア「・・・・・・。」
オフェリア「……リップ、資●堂に変えた?」
フォレオ「確かに変えましたけれども!; 逆になんでそちらに気がつくのかわかりません;」
オフェリア「わかりおじさん!」
・・・・・・・・・・
エポニーヌ「――――って感じでなにも変わらないと思うのだけれど。」
ソレイユ「あ、今のエポニーヌのイメージか。いつの間に城に帰ったのかと思ったよ」
フォレオ「いいえ、変わりますよっ! 髪を伸ばしていろいろなアレンジをしたり、可愛らしいお洋服を着たり……っ!!」
ゾフィー「ん???;」
ジークベルト「あぁ、私と婚姻を結んだり」
フォレオ「ジークベルト。そろそろいい加減にしないとあなたの衣服、すべてエフカリに出品いたしますよ?」
ジークベルト「仰せのままに」
ゾフィー「王族もフリマアプリしてるんだ……;」
フォレオ「匿名かつ住所も知られずに販売することが出来ますからね」
エポニーヌ「……ハァ。これもただの従兄と従妹の恋愛劇でしょう? 乙女ゲームによくある……やっぱり従兄と従弟じゃないと……」フゥー…
フォレオ「えっと、あと……あっ、そうでした! 可愛らしい下着も選び放題ですし! あと水着もっ!」ルン♪
ジークベルト「し、下着……ッ!///;」
ソレイユ「ジークベルトは本当に良いところの王子ちゃんだなぁ」
ゾフィー「確かに……、あの黒ボクサーはないよね。」
フォレオ「えぇ、まったく。」
ジークベルト「ゾフィー、フォレオ。ifとイン●リジェントシス●ムズの闇に触れるのはやめよう、暗夜だけに。」
エポニーヌ「……仕方がない。先に帰って解毒剤を作ってくるわ」スクッ
フォレオ「大丈夫ですよ、エポニーヌ」
エポニーヌ「その大丈夫はどっちの大丈夫かしら」
フォレオ「大丈夫のほうの大丈夫ですよ」
エポニーヌ「日本語はこれだから……」
ソレイユ「えっ、日本?;」
ゾフィー「まあ、あの信頼と狂気のエポニーヌだから、時間で効果切れそうだけどね。」
エポニーヌ「それ、褒めてる?」
ゾフィー「0.88%くらいは」
~~~
ソレイユ「折角なので街へフォレオの服を見にやって来ました!」
ゾフィー「みんなは不要な外出しちゃダメだぞッ☆って言ってたのはどこの誰?」
ソレイユ「お前もう帰れよ」
ゾフィー「Σなんで!?;」
ソレイユ「あはは、冗談だよ冗談! 女の子はみーんなアタシのハーレム要員なのだからー!」ガシッ!
ゾフィー「濃厚接触、ダメゼッタイ」パシッ
ソレイユ「ガッデム」
フォレオ「ハーレム……、では、ゾフィーは茜さんで僕は新入りなので萌羅さんですね?」
ソレイユ「ごめん、そんなマイナーな作品から名前出されてもどう返したらいいかわからないよ……;」
フォレオ「作者の方は有名なのですがね……」
ソレイユ「最初にリンゴが3個あります…あと2個リンゴを買ったらいくつになるでしょう」
ゾフィー「馬鹿にしてるの? 5個」
ジークベルト「……その作者の方はここでは出さない方がいいのでは……?;」
フォレオ「ふふっ……幼い頃のジークベルトってば、書店でこっそりと読んで鼻息荒くして……」
ジークベルト「Σなっ……!?///;」
ソレイユ「へぇー……、やっぱそうなんだー……ふーん」
ゾフィー「うわぁー……」
ジークベルト「ち、ちが……! そ、それ以前にフォレオはまだ生まれて1つにもなっていなかっただろう!?;」
フォレオ「……少々、からかおうと嘘を言ったのですが……まさか本当だとは……;」
ソレイユ「ジークベルトが人狼やると一発で吊られるんだよねぇー、まぁー嘘がつけないっていうのも王には必要かもしれないかなー。どこかの政治家みたいに嘘ばっかとかより」
ジークベルト「褒めているのか貶しているのかわからないが、とりあえず。その話はやめにしよう。」
ゾフィー「――――ちょっとー! えふぽーとが臨時休業になってるんだけどー!?」
フォレオ「……時期が悪かったですね……;」
ソレイユ「よぉーし! やっている服屋、全力で探すよー! すべてはフォレオのために!!」
「「「おぉーーーーーーッ!!」」」
「ジークベルト」
~~~
ゾフィー「結局、開いてるのここしかなかったね」
―ファッションセンター えふむら
フォレオ「えぇ……」
ソレイユ「アタシのこのインナーもえふむらで買ったやつで、着心地いいんだよ!」バッ!!
ジークベルト「Σちょっ!?///;」
フォレオ「こぉら。公衆の面前でいきなり服をはだけさせるのは淑女のすることではありませんよ。」
ソレイユ「それ、ゾフィーにも言ってやってくれない?」
ゾフィー「えっ!?オレ!? ……なーんて……」
フォレオ「……開き直るんじゃありませんよ。もう……、ゾフィーは器量も良いのですから、きちんとしていれば人気投票だってもっと上位になることが出来ましたのに……」
ゾフィー「うん、イロモノなエポニーヌやオフェリアが子世代で上位なところであんまり関係ないと思うんだ」←女性33位
ジークベルト「人気投票の話はもうしないでくれ……;」←男性30位
ソレイユ「と、いうわけでいざ入店~!」
フォレオ「わぁぁ……!」
フォレオ「…………。」
フォレオ「……あぁ……なるほど……そうきましたか……」
ソレイユ「そのリアクションは来るものがあるね」
フォレオ「あ、いえ。僕はもっと可愛らしい衣装が好みなので、なんといいますか……20半ば~30代くらいの女性のお洋服はちょっと……」
ゾフィー「オブラートを取っ払って、どうぞ」
フォレオ「このようなダサい衣装を王族が身にまとうのは品位を損なうので遠慮したい所存です。」
ソレイユ「Σ店内でそういうこと言うのやめてよ!!; 店員さんの視線が滅茶苦茶鋭いよ!!;」
ジークベルト「……こういうの、フォレオに似合うんじゃないか?」スッ…
フォレオ「そうですか? ……こちら、子供服ですけれど」
ジークベルト「今のフォレオなら華奢だから着られるのではないかと思ってね。」
フォレオ「……わかりました。試着してきますね。」
ソレイユ「ジークベルトが子供服売り場で物色っていう事実だけで笑いが止まらないよ」
ゾフィー「まったくだね」
ジークベルト「死のう……」
1時間後、効果の切れたフォレオが子供服を破ってしまい、ジークベルトが弁償しましたとさ。
END…
いきなりのエンド。
いわゆるアニオリ日常回ってやつです。
実はこれ、書いていたの4月後半です。1年半って言ってるしね。
続きが書けなくて放っておいたのでこの有り様よ。でもなんか、お蔵入りじゃ勿体ないじゃん!
はい。