ソレイユ!マーシナリー



ソレイユ「知ってる? 最後のソレイユ!マーシナリーは2018年10月28日だったんだ」モグモグ

アズール「うわ……、もう1年半経ったんだ……;」

マーク♀「Rの魔道士より全然マシじゃないですか」

ソレイユ「な、ナニソレ……?; ……うぅん、1年半かぁ……」

ソレイユ「――――まぁーた、エポニーヌがなんか良からぬ物作ってそうだなぁー……ハァ……;」



~~~



エポニーヌ「愛の泉リリー・ローズ1号を元に、もっと画期的なものを開発してみたわっ!」

フォレオ「……せっかく自頭が良いのですから、もっと別のことに使えばいいのに……;」

エポニーヌ「頭が良いことは否定しないけど、興味があること以外に使いたくないのよ」

フォレオ「このココア美味しいですね、明治ですか? 森永ですか?」

エポニーヌ「す、スルーしやがったわね……?; それはバンホーテンの――――ってちょっと待って!!;」ガタッ!

フォレオ「えっ――――」



~~~



ソレイユ「パットロール♪ みんなは不要な外出しちゃダメだぞッ☆」

ゾフィー「……誰に向かって言ってんの?;」

ソレイユ「アタシは今、不要不急の外出している人がいないかパトロールしてるんだ☆」キメッ!

ゾフィー「ふーん」


―ぞろぞろ・・・


ゾフィー「あれをみてほしい、どう思う?」

ソレイユ「すごく……情けないです……」

ゾフィー「例え死んだとしてもカジュアルの世界だし生き返れるんじゃないか?ってマクベスが言い出してからこれだもんね」

ソレイユ「元悪役を信じるとか、みんなの人間性を疑っちゃうよ……;」

ゾフィー「せめてWHOが言わないと」

ソレイユ「もっと信じられないところ来ちゃったよ」

ジークベルト「2mーーーーーーッ!」ダダダッ!

ソレイユ「あっ、しょくぱんまんポジションのジークベルトだ」

ジークベルト「伏字しなくて良いのかい?」

ソレイユ「今更かな、と」

ゾフィー「でもさ、【しょくぱんまん】【工□】【SS】って検索されたらヒットしちゃうんじゃない?」

ソレイユ「そんな語句検索する人いるの?;」

ゾフィー「1億2700万人なら1人くらいは……」

ソレイユ「えっ、暗夜王国ってそんなに人口いたっけ?」

ジークベルト「ソレイユ、世界は広いんだよ。」

ソレイユ「それだとまるで検索する人がいることが確定みたいじゃないか」


―ドンッ!


ソレイユ「わたっ!?; あ、大丈夫ですか――――」

フォレオ「あっ、ソレイユ……」

ソレイユ「って、なんだフォレオかーっ! 今日もかわいいね、どうしたの? またエポニーヌがやらかしたの?」

フォレオ「はい」

ソレイユ「マジかよ」

ゾフィー「ソレイユ、キャラキャラ」

フォレオ「あの……、僕……ぼく……;」

ジークベルト「うん? どうしたんだい?」

フォレオ「ぼくっ! 女の子になっちゃったんですっ!///」


 「「「…………。」」」


 「「「あ、うん」」」


ソレイユ「フォレオって女の子じゃなかったっけ?」

フォレオ「えっ」

ゾフィー「うんうん、髪はツヤツヤだしふわふわの洋服似合うし化粧品にもこだわりあるし」

フォレオ「え、あ、はい」

ジークベルト「結婚しよう」

フォレオ「は???」

ジークベルト「じょ、ジョークだよ……だからそんな怖い顔しないでくれ……;」

ソレイユ「……女の子(おとこのこ)じゃなくて?」

フォレオ「懐かしい誤植ですね……いえ、本当に女の子(おんなのこ)に……」

ソレイユ「そっか。じゃあ脱ごうか。」

フォレオ「なぜそうなるのですか?」

ソレイユ「ぐっ……!; 抵抗力は相も変わらず、か!」グググ

フォレオ「護身術もトレーニングも怠ってませんのでっ!」グググ

ソレイユ「ゾフィー!」

ゾフィー「あぁっ、またいつものドジがぁー」シュピッ!


―バリッ!


フォレオ「ひゃっ……!?///;」

ジークベルト「Σなっ!?///;」

ソレイユ「うわぁっ! おっぱいだ、おっぱい! チッチチッチーオッパーイ! ボインボイーン!」

フォレオ「ソレイユ。それ以上の発言はこのペン型レコーダーによる言質として提出させてもらいますよ。」

ソレイユ「ごめんな サイラス」

ゾフィー「あっ、それあたしが言いたかったのにー!」



~~~



ソレイユ「なるほど。やっぱりエポニーヌか……」

ゾフィー「ごめん! ほんっとうにごめん! 代わりにこの服着てて!」スッ

フォレオ「あ、ありがとうございま……メイド服……」

ゾフィー「今のあたしの手持ちはそれしかなくて……」

フォレオ「ここは街中でなぜ持ち歩いていたのかを疑問に思うべきでしょうか」

ソレイユ「で、下ってどうなってるの???」

フォレオ「ソレイユ、さっきの今でまだ言いますか?」

ソレイユ「い、いやだって、男性でもストレスによるホルモンバランスの乱れで胸が膨らむこともあるし、本当に女の子だって確証に“はまだ”足りないよっ! わかってるのか、おい!」

フォレオ「はあ・・・」

ソレイユ「というわけで脱いでいかない?」ニコッ

フォレオ「いきません」ニッコリ

ソレイユ「ッチ……ノリで答えてくれると思ったのに……。じゃあ、口でいいや」

フォレオ「いいや、って……」

ソレイユ「で、どうなの?」

フォレオ「…………。」

フォレオ「ない……ですよ……///;」


 「「「ホホーウ!」」」

 「ジークベルト」


エポニーヌ「こんなところに日本人!!!」ズサァァァ

ソレイユ「えっ?」

エポニーヌ「見つけたわよフォレオ! まったく、どこに行ったかと思えば……」

フォレオ「ヒッ……」サッ

ジークベルト「えっ」トクン

フォレオ「…………。」ササッ

ゾフィー「ん、あたし?」

ジークベルト「」orz

ソレイユ「……なにやってんの?;」

エポニーヌ「――――ほら、もどりましょう? 戻るためのを作るんだから」

フォレオ「い……嫌ですッ!」

ソレイユ「…………。」

ソレイユ「ドユコト???;」

エポニーヌ「……仕方ないわ、説明してあげる。性転換剤を入れて配ろうと思っていたココアをフォレオが飲んでしまったの。……で、この有り様よ。」

エポニーヌ「フォレオは男の娘として役目があるの、戻ってもらわなくちゃ困るわ」

フォレオ「ず、ずっと憧れていた女の子になれたんですっ! 僕はこのままがいいんですっ!」

ソレイユ「……あれ? 珍しいパターンじゃない、これ?;」

エポニーヌ「……むぅ、やっぱりアイスティーにするべきだったかしらね」

ソレイユ「そこじゃないと思うんだ」



・・・・・・・・・・



フォレオ「お父様っ! ほら、うふふ、見てくださいっ!」クルッ!

レオン「えっ、あ、うん」

フォレオ「…………。」

レオン「…………?」

フォレオ「……わか、りません……か……?」

レオン「ど、どこが……?;」

フォレオ「…………。」

レオン「…………。」

フォレオ「――――ッ!;;(泣)」ダッ!

レオン「フォレオ!?; ……なんだったんだ……いったい……;」



オフェリア「あら、フォレオ。今日はエポニーヌのことを〆ないの?」

フォレオ「えっ? うふふ。今回ばかりは見逃してあげようかと」

オフェリア「そ、そう……?; あとで後悔することになりそうって星が予言しているけど……」

フォレオ「ところで、オフェリア。何か気がつきませんか?」

オフェリア「えっ???」

オフェリア「…………。」

オフェリア「・・・・・・。」

オフェリア「……リップ、資●堂に変えた?」

フォレオ「確かに変えましたけれども!; 逆になんでそちらに気がつくのかわかりません;」

オフェリア「わかりおじさん!」



・・・・・・・・・・



エポニーヌ「――――って感じでなにも変わらないと思うのだけれど。」

ソレイユ「あ、今のエポニーヌのイメージか。いつの間に城に帰ったのかと思ったよ」

フォレオ「いいえ、変わりますよっ! 髪を伸ばしていろいろなアレンジをしたり、可愛らしいお洋服を着たり……っ!!」

ゾフィー「ん???;」

ジークベルト「あぁ、私と婚姻を結んだり」

フォレオ「ジークベルト。そろそろいい加減にしないとあなたの衣服、すべてエフカリに出品いたしますよ?」

ジークベルト「仰せのままに」

ゾフィー「王族もフリマアプリしてるんだ……;」

フォレオ「匿名かつ住所も知られずに販売することが出来ますからね」

エポニーヌ「……ハァ。これもただの従兄と従妹の恋愛劇でしょう? 乙女ゲームによくある……やっぱり従兄と従弟じゃないと……」フゥー…

フォレオ「えっと、あと……あっ、そうでした! 可愛らしい下着も選び放題ですし! あと水着もっ!」ルン♪

ジークベルト「し、下着……ッ!///;」

ソレイユ「ジークベルトは本当に良いところの王子ちゃんだなぁ」

ゾフィー「確かに……、あの黒ボクサーはないよね。」

フォレオ「えぇ、まったく。」

ジークベルト「ゾフィー、フォレオ。ifとイン●リジェントシス●ムズの闇に触れるのはやめよう、暗夜だけに。」

エポニーヌ「……仕方がない。先に帰って解毒剤を作ってくるわ」スクッ

フォレオ「大丈夫ですよ、エポニーヌ」

エポニーヌ「その大丈夫はどっちの大丈夫かしら」

フォレオ「大丈夫のほうの大丈夫ですよ」

エポニーヌ「日本語はこれだから……」

ソレイユ「えっ、日本?;」

ゾフィー「まあ、あの信頼と狂気のエポニーヌだから、時間で効果切れそうだけどね。」

エポニーヌ「それ、褒めてる?」

ゾフィー「0.88%くらいは」



~~~



ソレイユ「折角なので街へフォレオの服を見にやって来ました!」

ゾフィー「みんなは不要な外出しちゃダメだぞッ☆って言ってたのはどこの誰?」

ソレイユ「お前もう帰れよ」

ゾフィー「Σなんで!?;」

ソレイユ「あはは、冗談だよ冗談! 女の子はみーんなアタシのハーレム要員なのだからー!」ガシッ!

ゾフィー「濃厚接触、ダメゼッタイ」パシッ

ソレイユ「ガッデム」

フォレオ「ハーレム……、では、ゾフィーは茜さんで僕は新入りなので萌羅さんですね?」

ソレイユ「ごめん、そんなマイナーな作品から名前出されてもどう返したらいいかわからないよ……;」

フォレオ「作者の方は有名なのですがね……」

ソレイユ「最初にリンゴが3個あります…あと2個リンゴを買ったらいくつになるでしょう」

ゾフィー「馬鹿にしてるの? 5個」

ジークベルト「……その作者の方はここでは出さない方がいいのでは……?;」

フォレオ「ふふっ……幼い頃のジークベルトってば、書店でこっそりと読んで鼻息荒くして……」

ジークベルト「Σなっ……!?///;」

ソレイユ「へぇー……、やっぱそうなんだー……ふーん」

ゾフィー「うわぁー……」

ジークベルト「ち、ちが……! そ、それ以前にフォレオはまだ生まれて1つにもなっていなかっただろう!?;」

フォレオ「……少々、からかおうと嘘を言ったのですが……まさか本当だとは……;」

ソレイユ「ジークベルトが人狼やると一発で吊られるんだよねぇー、まぁー嘘がつけないっていうのも王には必要かもしれないかなー。どこかの政治家みたいに嘘ばっかとかより」

ジークベルト「褒めているのか貶しているのかわからないが、とりあえず。その話はやめにしよう。」

ゾフィー「――――ちょっとー! えふぽーとが臨時休業になってるんだけどー!?」

フォレオ「……時期が悪かったですね……;」

ソレイユ「よぉーし! やっている服屋、全力で探すよー! すべてはフォレオのために!!」


 「「「おぉーーーーーーッ!!」」」

 「ジークベルト」



~~~



ゾフィー「結局、開いてるのここしかなかったね」


―ファッションセンター えふむら


フォレオ「えぇ……」

ソレイユ「アタシのこのインナーもえふむらで買ったやつで、着心地いいんだよ!」バッ!!

ジークベルト「Σちょっ!?///;」

フォレオ「こぉら。公衆の面前でいきなり服をはだけさせるのは淑女のすることではありませんよ。」

ソレイユ「それ、ゾフィーにも言ってやってくれない?」

ゾフィー「えっ!?オレ!? ……なーんて……」

フォレオ「……開き直るんじゃありませんよ。もう……、ゾフィーは器量も良いのですから、きちんとしていれば人気投票だってもっと上位になることが出来ましたのに……」

ゾフィー「うん、イロモノなエポニーヌやオフェリアが子世代で上位なところであんまり関係ないと思うんだ」←女性33位

ジークベルト「人気投票の話はもうしないでくれ……;」←男性30位

ソレイユ「と、いうわけでいざ入店~!」

フォレオ「わぁぁ……!」



フォレオ「…………。」



フォレオ「……あぁ……なるほど……そうきましたか……」

ソレイユ「そのリアクションは来るものがあるね」

フォレオ「あ、いえ。僕はもっと可愛らしい衣装が好みなので、なんといいますか……20半ば~30代くらいの女性のお洋服はちょっと……」

ゾフィー「オブラートを取っ払って、どうぞ」

フォレオ「このようなダサい衣装を王族が身にまとうのは品位を損なうので遠慮したい所存です。」

ソレイユ「Σ店内でそういうこと言うのやめてよ!!; 店員さんの視線が滅茶苦茶鋭いよ!!;」

ジークベルト「……こういうの、フォレオに似合うんじゃないか?」スッ…

フォレオ「そうですか? ……こちら、子供服ですけれど」

ジークベルト「今のフォレオなら華奢だから着られるのではないかと思ってね。」

フォレオ「……わかりました。試着してきますね。」

ソレイユ「ジークベルトが子供服売り場で物色っていう事実だけで笑いが止まらないよ」

ゾフィー「まったくだね」

ジークベルト「死のう……」






 1時間後、効果の切れたフォレオが子供服を破ってしまい、ジークベルトが弁償しましたとさ。












END…











 いきなりのエンド。

 いわゆるアニオリ日常回ってやつです。
 実はこれ、書いていたの4月後半です。1年半って言ってるしね。

 続きが書けなくて放っておいたのでこの有り様よ。でもなんか、お蔵入りじゃ勿体ないじゃん!



 はい。



ソレイユ「じゃあ、困っている人(女性のみ)がいないか。パトロールしてきまーす!」

マーク♀「いってらっしゃいませー!」

アズール「気をつけるんだよー?」



マーク♀「話は変わるんですが、アンパ●マンのこのテッテッテッテテテテン♪っていう長閑なBGMってドラ●エⅧのどこかの町で聞いたことありません?」

アズール「えっ、わかんないや;」



~~~



エポニーヌ「ふっふふふっふ~ん♪」

エポニーヌ「今回は誰を男性にしてあげようかしら……?」


 「あ、あの……」


エポニーヌ「あら、なぁに?」

エポニーヌ「――――フォレオ」

フォレオ「……どうして、僕はこちら側に……?;」

エポニーヌ「所謂ド●ンちゃん枠よ。」

フォレオ「えっ?」

エポニーヌ「Σはっ!?; でも、ソレイユはアンパ●マン……しょくぱ●まんじゃないわ!!」

フォレオ「は?」

エポニーヌ「スタッフ!! ――――及びカメラマン!」

クリムゾン「いや、知らないよ」

エポニーヌ「あらそ。まあいいわ」

クリムゾン「なんだこいつ(憤怒)」



~~~



 =町=


ソレイユ「赤い夕日が燃えてる~♪」テクテク

ミドリコ「まだお昼前よ? ソレイユの目の前には病気で目の赤い人がいるの?」

ソレイユ「えっ? アタシはただにゃ~めんずのOP【にゃ~めんパラダイス】を歌ってただけなんだけど。てか、それ洒落怖のアパートのやつじゃん;」

ミドリコ「そんなことより、ソレイユはいったい何をしているの? 通報していい?」

ソレイユ「ミドリコはアタシが存在するだけで罪だと言うのかな?」

ミドリコ「はエス」

ソレイユ「うーん、はいとイエスが混ざってよくわか――――る。ミドリコ、いつの間にそんなスレた子になっちゃったの?」

ミドリコ「時代は常に進むしかないんだよ。」

ソレイユ「ミドリコ……(遠い目)」

ミドリコ「ミドリコはね、この町の人たちにお薬を届けに来たのよ。ソレイユもひとつどう?」スッ

ソレイユ「もしかして:売りつける」

ミドリコ「いいから買え」

ソレイユ「Σ魔物だ! 魔物の侵食だ! ミドリコはこんなこと言わないッッ!!;」

ミドリコ「ソレイユは……パンを配りに来たの?」

ソレイユ「いや、流石にそこまで真似するほど無謀じゃないよ」

ミドリコ「じゃあ何しに来たの? 防犯ブザー鳴らしていい?」

ソレイユ「Σただのパトロールだって!!! ほ、ホントだよっ!!?;」

ミドリコ「職業は?」

ソレイユ「ただの通りすがりのマーシナリーだよ。」

スズカゼ「――――ミドリコ。この町のパンデミック化は完了いたしました、帰りましょう」スタッ

ミドリコ「あ、お父さん。わかったわ」タッ

ソレイユ「今パンデミックって聞こえたんだけど、この町の人達にいったい何をしたの?;」

ミドリコ「何言っているの、ソレイユ。今お父さんはパンダコパンダって言ったのよ。ねー?」

スズカゼ「えぇ。確かにパロキセチン錠と言いました。」

ソレイユ「どっちもかすりもしないじゃないか(憤怒)」


 「「さらばだ!」」シュタッ!


ソレイユ「あっ、逃げられた!; ……ま、平気……だよね。」


 「はーっはっはっはー!」


ソレイユ「Σ!? その声は……ッ!」バッ!

エポニーヌ「父娘……? 否! そんなの少女コミックに載るような純愛か虐待モノのR18コースにしかならない!!! 今は父息子の時代よ!! そうなのよ!!!」ドバーンッ!

ソレイユ「Σ出たエポニーヌだーーーッ!;」

フォレオ「フォ、フォレオちゃんもいまーす……」コソッ

ソレイユ「Σ出たフォレオだーーーーッッ!!!///」

エポニーヌ「なぜかしらね。同じセリフなのにまったく違う意味に聞こえる気がするの。」

ソレイユ「日本語って難しいよね。」

フォレオ「えっ、日本?」

ソレイユ「――――って、そんな茶番はいいんだよ!; なんでフォレオがそっち側にいるの!!?」

フォレオ「さぁ……?」

ソレイユ「えぇ……っ」

エポニーヌ「フォレオはド●ンちゃん枠で、しょくぱ●まん枠のジークベルトとの叶わぬ恋であたしに養分をくれるのよ」

フォレオ「えっ、何それ初耳なんですが?」

エポニーヌ「失礼、かみまみた」

フォレオ「…………。」

ソレイユ「ジークベルトはこっち側だったんだ、まだ会ってすらいないんだけど……。唐突なネタバレくらっちゃったよ……;」クラッ

エポニーヌ「おーっほっほっほ! 早速ダメージが挿入(はい)ったわね! ……さ。さっさと仕事をするとしましょうか」

フォレオ「僕もう帰っていいですか?」

エポニーヌ「さっきとある行商人から薔薇の香油を買ったんだけど」スッ

フォレオ「ミドリコはどこに行ったんでしょうね?」カツッ

エポニーヌ「ちょろい。チョロインだわ。」フッ

ソレイユ「なんで馬鹿……薔薇の香油なんか……;」

エポニーヌ「あら、知らないの? 男の人同士の恋愛は薔薇と呼ぶのy――――今わざと間違えてなかった?」

ソレイユ「フィフティフィフティ」



~~~



ソレイユ「ハァ……ハァ……; 空を飛べるなんてズルいよ……;」タッタッタッ

ジークベルト「おや、ソレイユじゃないか。この町で逢えるなんて、素晴らしい運命だね」

ソレイユ「あ、ジークベルト! ちょうどいいところに!」

ジークベルト「?;」

ソレイユ「ジークベルトってしょくぱ●まん枠なんだよね!? なら、しょくぱ●まん号あるよね!? 乗せてってよ!」

ジークベルト「あ、あることはあるが……;」

ソレイユ「この際文句は言わないよ! 早くエポニーヌ達に追いつかなくっちゃ!」


―テーン 『ハリボテエレジー』


ソレイユ「ウソでしょ」

ジークベルト「ウソではないんだな、これが」

ソレイユ「Σこんなのコーナー入ったら即転倒からの解散でしょ!!; ろくに走れなくない!!?;」

ジークベルト「大丈夫だ、彼らは300倍を超えている。100円の単勝馬券を買うだけで30000円の万馬券にしてくれる」

ソレイユ「何が大丈夫なのかわからないしわかりたくもない」


 「きゃーーー!」


ソレイユ「Σ! 悲鳴!?」タッ!

ジークベルト「あれ、乗らないのかい?」タッタッタッ

ソレイユ「ジークベルトはしょくぱ●まんじゃなくて手作好太郎だったの?」

ジークベルト「は?」



~~~



ソレイユ「大丈夫ですか、お嬢さ――――」ザッ!



スズカゼ「…………。」

ミドリコ「お父さん……ッ!」



ソレイユ「えっ……; さっきの悲鳴ってスズカゼさんだったの……?;」

ジークベルト「いったい何があったというんだ……;」

ソレイユ「アタシとしてはあのコーナーを曲がってここまで来れたことに驚きだよ、ジークベルト」

ジークベルト「奇跡はおきたんだ、運命は私に味方をした……!」

ソレイユ「あ、はい」

エポニーヌ「否定とか拒否されると歯向かいたくなるのが人間ってものなのよね~」フンフーン♪

フォレオ「それはエポニーヌの性根が腐ってるだけでは……;」

ソレイユ「あぁ、確かに。エポニーヌって腐ってるよね。いろんな意味で」

エポニーヌ「否定はしないわ」

ジークベルト「しないんだ……;」

ミドリコ「あぁ、またソレイユなの。本当によく会うわね。」

ソレイユ「アタシはただ、ミドリコと繋がる運命の糸を手繰り寄せただけなんだよ……?」キラッ

ミドリコ「あ、そう。」

フォレオ「えっと……、ミドリコを男性にするとエポニーヌが“性転換光線銃”を撃って……それで……;」

エポニーヌ「“愛の泉:リリーローズ1号”よ」フッ

ソレイユ「この1年半の間でなんて物騒なモノを作ってしまったんだ、キミは。」

エポニーヌ「ふふっ、よして頂戴っ♪」

ソレイユ「全然全くちっとも、褒めてないからね?」

ジークベルト「……その、光線が……」

ミドリコ「うん……、ミドリコを庇ったお父さんに当たって……それで、お父さんは……ッ」フルフル

ソレイユ「よしよし、アタシの胸で好きなだけ泣いていいんだよ」ギュウッ

フォレオ「いえ、ミドリコは肩を震わせて笑いを堪えているだけですよ。」

ソレイユ「ひどい娘だなぁ」

ミドリコ「あ?」

ソレイユ「なるほど。つまり、スズカゼさんはまさに『お前がママになるんだよ!』になったんだね。誤字にあらず」

ソレイユ「――――って、グッジョブだよ、エポニーヌ! 女スズカゼさん超べっぴんさんじゃん!!!」グッ!

スズカゼ「まあ確かに前からイケメン枠でモテモテでしたからね、そうなるでしょう」フッ

ソレイユ「なんだこいつ」

ジークベルト「美しい……」

フォレオ「ジークベルト?」

エポニーヌ「Σッ!? 来た、ジクフォ!!? これで勝つるッッ!!?///」

ミドリコ「エポニーヌ! お父さんを……、お父さんを戻して……ッ! お願いッ!」

ソレイユ「あぁ、あんなに顔を赤くして震えて……でも途切れ途切れになりながらでもお願いしているところ、可愛いッッ!!!///」グッ!

フォレオ「いえ、ミドリコは必死で笑いを堪えているだけですし、これ以上スズカゼさんが女性でいられると『ブェッヘッヘッヘwww』って笑って可愛いキャラが崩れるのを恐れているだけですよ。」

ソレイユ「自己中心的なひどい幼女だなぁ」

ミドリコ「あ?」

ソレイユ「困っている女の人を助けるのが、アタシの役目ッ!! エポニーヌ、スズカゼさんを元に戻してもらうよ!!!」ビシッ!

エポニーヌ「いやよ」

ジークベルト「エポニーヌ、意外な答え」

エポニーヌ「そんなホイホイ願いを叶えてあげるわけないでしょ? ……ミドリコが腹黒ショタになるのが交換条件よ。」

フォレオ「で、スズカゼさんも戻して父親×息子にするんですね……」フッ

エポニーヌ「あら、フォレオもわかってきたじゃない。流石あたしの助手」

フォレオ「忘れないでくださいね? 僕はいつでも、貴方の息の根を止めることが出来るということを」

エポニーヌ「御意」

ミドリコ「……ミドリコが、男の子になったら……。お父さんは……」

エポニーヌ「えぇ、もちろん戻してあげるわ」

ミドリコ「…………。」

ソレイユ「だ、駄目だよ、ミドリコ! それじゃエポニーヌの思う強欲で謙虚な壺だよ!」

ジークベルト「そうだ、何か……きっと、何か他に方法があるはずなんだ……!」

ミドリコ「……いいのよ」

ミドリコ「エポニーヌ。……ミドリコ、男の子になるわ」

ソレイユ「Σミドリコ!?;」

エポニーヌ「ふふっ、よく決断したわね。褒めてあげる。」


―チャッ・・・!(エポニーヌが銃を構える音)


マーク♀「ちょっと待ったの酸化ケイ素ォォオオオオ!!!」ズシャァァァアアア

アズール「ぜぇ……ッ! ぜぇ……ッ!; い、1年半経っても人力車って……ッ!!; 経費の使い方、おかしいって……ッ!;」ザッザッザッ

マーク♀「ソレイユさーん! 新しい顔、もといベロアさんですよ~! ――――そぉ~れッ!」ブンッ!

ベロア「ぷはっ!; ……私、タルトタタンを食べていたのに……なぜ今、空を舞っているのですか……?」ヒュー

ソレイユ「――――キャーッチッッ!!!」ガシッ!

エポニーヌ「Σッ! フォレオ、目を伏せて耳を塞ぎなさいッ!!」バッ!

フォレオ「えっ、なんd――――キャッ!;」ドサッ!

ジークベルト「いったい何が始まると言うんだい!?;」

ミドリコ「“ねぽりんはぽりん”よ」

マーク♀「あながち間違いではないですね。」

ジークベルト「えぇっ……」



ソレイユ「ベロアの髪……サラサラで綺麗だね。まるで、絹糸のようだ……」サラ…

ベロア「……キヌですか? 私はベロアです。プラッシュ編のパイルをカットして毛足の短いベルベット(ビロード)のようにしたものです……」

ソレイユ「いや、生地じゃなくて人狼でしょ?」

ベロア「はぁ?」

ソレイユ「おっと。――――いい匂い……は、しない……; あ、どうしよ……;」

ベロア「何言ってるんですか?」

ソレイユ「仕方がない! こうなったら……脱げぇぇぇええ! 脱げばドキドキ感を恋と勘違いしてコロッとおちるでしょ、多分っ!」バッ!

ベロア「ソレイユ……(心底見下した目)」



マーク♀「あれ、今回のソレイユさんどうしたんでしょう? 空回りというか……いつもと違いません?」

エポニーヌ「きっと、1年半ぶりで忘れてしまったのよ」

フォレオ「あと、ベロアもソレイユに耐性が付いていますからね。あまり感情の起伏が激しい方でも照れやすい方でもありませんし」

ミドリコ「どうしたの、ジークベルト? 背中を向けていいのは覚悟がある人だけよ?」

ジークベルト「いや……半裸の婦人を見るわけには……///;」

フォレオ「なんだ、しっかり見ているではないですか(憤怒)」

エポニーヌ「嫉妬!? 嫉妬なのね!!? 今晩はお赤飯にしましょう!!!///」キャーッ!

フォレオ「エポニーヌの愛読書はこちらですよね?」

エポニーヌ「アッ!; あたしの【妄想食品館】にナニするつもり!!?;」

フォレオ「いえ、さっき底なし沼があったので本当にブックブックと音を立てながら沈むのか実験してみようと思いまして。」

エポニーヌ「ごめんなさいでした」ドゲザァ

ジークベルト「なんなんだ、このコントは……;」

ソレイユ「ふぅ……; な、なんとか力を分けてもらえたよ……;」A+

マーク♀「バディ(物理)ですね、ふたりも出来るんですね。わースゴ~イデスネー(棒)」

ソレイユ「――――さぁ、エポニーヌ! スズカゼさんを元に戻してもらうよ!」

エポニーヌ「いやよ」

ソレイユ「そういえば、それって効力切れってないの?」

エポニーヌ「ふふっ、このあたしがそんなちんけなモノ作ると思って?」


 「「「うん」」」


エポニーヌ「おかしいわね。あたし、ソレイユだけに言ったつもりだったのに、全員からの返答があった気がしたの」

フォレオ「気のせいでは……ないんですよ……」フッ

エポニーヌ「まぁいいわ。……この光線を浴びたら、元には戻れないわ。ただ一つを除いてね」

ソレイユ「ただ一つ?」

エポニーヌ「えぇ。でも、絶対にもう一度この光線を浴びたら戻っちゃうだなんて言わないんだから」フッ


 「殺してでも奪い取るッッ!!!」ズサァァァアア!!!

 「やれるもんならやってみなッッ!!!」


エポニーヌ「ちょ、いきなりライダーキックはビックリするじゃない!!;」

ソレイユ「そんな単純に出来てるなんて、流石エポニーヌ製だよ!」

エポニーヌ「あら、褒めてるの?」

フォレオ「いえ、貶されているかと……」

エポニーヌ「ファッキュー」

ミドリコ「お父さん! 今、ミドリコが助けるわ!」

スズカゼ「ミドリコ! 無理はしないでください!」

エポニーヌ「おーっほっほっほっ! このWiiFitの腰振り10で鍛えた腰の動き、ついてこれるかしら!?」カクカク

ソレイユ「馬鹿なの?」

フォレオ「馬鹿なんですよ」

ソレイユ「認められちゃったよ」

ミドリコ「ふっ」プッ

エポニーヌ「あうっ!;」プスッ!

ミドリコ「持っていて良かった、ヒキガエル毒の吹き矢」

スズカゼ「ミドリコ……なんと逞しい子に育って……;」



~~~



スズカゼ「……やはり、この姿が一番落ち着きますね」フゥ

ミドリコ「おかえりなさい、お父さん! やっぱりかっこいいお父さんがミドリコのお父さんだわっ!」ダキッ!

スズカゼ「えぇ、えぇ。かっこいい私が良いですよね。」ナデナデ

ソレイユ「なんだこいつら」

ジークベルト「まあまあ……; 無事に解決したことだし、いいじゃないか。」

ソレイユ「そうだけどさぁ……。なーんか腑に落ちないんだよなぁー」

マーク♀「ソレイユさーん! 帰ってダクソして寝る時間ですよー!」

アズール「帰るよ、ソレイユー!」

ソレイユ「あ、うん! 今行くよー!」

ミドリコ「あ、待ってソレイユ!」

ソレイユ「ん? 何?」

ミドリコ「はいこれお礼!」スッ(蝮酒)

ソレイユ「あ……ありがとう……;」

ミドリコ「あ、開ける時には気をつけてね。たまーに生きている時があって飛び出して噛みついてくるから」

ソレイユ「マジかよ」














END…














 困っている人を、“無料(ただし報酬は頂く)”で助ける!



 愛と勇気だけが友達じゃない、あの子がラジオのパーソナリティーに!!






ソレイユ「なにこれ?」

アズール「新番組『ソレイユ!マーシナリー』……?;」

ソレイユ「あ、父さん―――じゃなくって…アズール……」

マーク♀「マークちゃんもいまーす! ちなみに、叔母さんって言ったらはっ倒しますよ」イェイ!

ソレイユ「えっ、叔母……?;」

アズール「こっちの世界の話だから、あんまり気にしないで。全覚醒プレイヤーでも中々微少数だからさ」

ソレイユ「な、なるほど……。…マーク……かぁ……かわいいなぁー…///」ギュウッ

マーク♀「や、やめてくださいっ!; 私は百合の花は得意ではありません!!」バッ

ソレイユ「実はあたしも。」


「「えっ?」」



~~~



マーク♀「…ふんふん……。ピンチになったら、『ソレイユさん!新しい女の子よ~ そぉれ!』って言って、手頃な方を投げて【見せられないよ、ふにふにTime】へと……」パラッ…

ソレイユ「あれだね。ルッツの好きな番組のパクリだね。」ホウホウ

アズール「…そんなの、放送して大丈夫なの……?;」

ソレイユ「大丈夫だよ。こっちが本家だってくらい、面白く飽きさせなく繁盛させるからさ!」パチッ☆

アズール「あれには勝てない。」

マーク♀「……そういえば、この番組にはスタッフはいないんですか?」

アンナ(派遣スタッフ)「えぇ。…FE☆TimeやRの魔道士みたいに、亡くなった方(生き返った人も含む)への転職として、採用したいのだけれど……、募集が多すぎるのよねぇ」

アズール「えっ? スタッフ雇用って、そんな理由だったんですか?;」

アンナ(派遣スタッフ)「そうよ。…例えるなら、50歳副部長の中年男性が亡くなったとする。多額の金を家族はゲットできるわ。でも、ふとしたキッカケで生き返って帰ってきたら、家族は喜ぶでしょうけど……、『詐欺だ』『訴訟だ』と大もめでお金はマイナスに…。…仕事に就くにも、元いた職は違う人で埋められ戻るところ無しに、年齢的に新しい仕事は無謀だわ」

アズール「まさかのリアルの話。ここ、そんな仕事ないんですけど……;」

ソレイユ「お祖母ちゃ……オリヴィエさんで言うところの、踊り子→ペガサスナイトにすると、マスタープルフでファルコンナイトかダークペガサスのどっちかしか選べないってことじゃない?」

アズール「えっ、そういうものなの?;」

アンナ(派遣スタッフ)「―――ってわけで。その人たちを救ってあげましょーってことなのよ。こっちにも仲介料入るしね」チャリーン

マーク♀「うわぁゲスイ」

アンナ(派遣スタッフ)「…そうだわ。送られてきた履歴書のコピーをあなた達にも預けておくから、決めておいてね」スッ


「「「えぇー……;」」」



アズール「…うわ……; なんか、変わった人ばかりだ……」パラッ…

マーク♀「私たちが言えた義理じゃ、ないんですけどね。」

ソレイユ「そうだなぁ……。……あ、じゃあこの人がいいなー。他は野郎ばっかりだし、かわいいもん」スッ

アズール「まさかの顔採用」

マーク♀「現代社会を現す良い例ですね。」

ソレイユ「それだけじゃあないよ。」ッチッチッチ

ソレイユ「ドラゴンに乗ってるから、遠くでも上からのアングルでも録音バッチリでしょ?」

アズール「意外と賢かった!?;」

マーク♀「ドラゴンの羽音が入る可能性は考えないものとするというやつですね。」



~~~



クリムゾン「えっ? まじで?」

アズール「はい。」

ソレイユ「最期まで貫く意志、わりと死にやすい(2/3ルート)、主人公を庇って死ぬ……。ヒロインらしくて素敵だよね! 守ってあげたくなっちゃう!///」

クリムゾン「?。そう? ありがとう(?)」

マーク♀「ストライクゾーン、広いですねぇ……」

アズール「ソワレさんとか、ライミさんとかも好きそうだよね。」

ソレイユ「絶望的に平らじゃなくて、世間一般で整った顔なら、たぶん好みだよ?」

マーク♀「意外とシビアでした。」



~~~



「うぅぅ……っ;」


ソレイユ「おーっと! 困っている人発見ー!」

マーク♀「じゃあ、あちらはあちらで任せて、私たちはあの夢のお城(マイキャッスル)に行きましょうよー」グィッ

アズール「Σやだッ!///;」

クリムゾン「……そういえば、君達どこの子だい?」

アズール「えっ!?; …えーっと……」

マーク♀「異界です。」

クリムゾン「そうか。異界なんだ」ナットク

アズール「Σ納得早ッ!!;」

マーク♀「あ、ちなみに。私たち、夫婦です」

クリムゾン「そうか。夫婦なんだ」ナットク

アズール「 兄 妹 で す 。 」






ソレイユ「どうしたんですかーー?」タタッ

フェリシア「あっ………」メソッ

ソレイユ「フェリシアさん。…今日も、雪のように透き通る白い肌がお綺麗ですね…///」ソッ

フェリシア「そ、そんな……私なんて……っ!;」ブンブン

マーク♀「何かお困りですかー?」

フェリシア「……ど、どちら様ですか……?;」ハタッ

アズール「異界の者でスタッフです。」

フェリシア「そうなんですか。初めまして」ペコッ

ソレイユ「で、何か困ってますね?」

フェリシア「あ、そ、そうなんです……。……実は……」



~~~



ソレイユ「ふむ……。これ以上、お皿を割らずにすみたいと……」

フェリシア「これ以上割ったら、クビにされてしまいます~;;」エーン

マーク♀「今まで何枚割ったんですか?」

フェリシア「えっと……ひー、ふー…3048枚です。」

マーク♀「ぶっ飛んでました。皆さんの優しさ、本当にありがとうございます」

アズール「…いつも、どんな感じに割っているんですか?」

フェリシア「…はい。運ぶ時に、バランスが取れなくなったり、躓いたりして………;」

アズール「なるほど……; ……体幹を鍛えてふらつかなくするとか……バランス力を身につけるとか…?」フム

フェリシア「……1024枚は、洗うときや盛り付けの時に割ってます……;」フィッ

アズール「僕の手には余りますね。ソレイユ、頑張って」

ソレイユ「Σ押し付けられたーーーッ!!?; でもあたしは女の人のためなら頑張れるんだ!」ガッツ!



~~~



ソレイユ「…………。」ムムム…



マーク♀「ソレイユさん、頑張ってますねぇ……」

アズール「そうだね」

マーク♀「本当は兄さんといちゃいt――仲良く野球拳でもしたいのですが……」クッ

アズール「Σ野球拳なんて恥ずかしいことしないよ!!?///;」

マーク♀「…ソレイユさんのための補給を……確保しないといけないので……」

アズール「えっ、そうなの?」

マーク♀「はい。…本家で言うところの【アン●ンマン号】になる、【マーシナリー号】に乗って一緒に行きましょう!」ジャーン

アズール「……馬車っていうか……、なにこれ……?」

マーク♀「人力車っていうやつらしいです。」

アズール「へぇー……。……えっと、つまり………;」

マーク♀「兄さん、Fightです!」オー

アズール「ちゃっかり乗ってるし…; …まぁ、流石にマークに引いて貰うわけにはいかないけど……」ヨイショッ



~~~



「はーっはっはっはー!」


ソレイユ「Σ! その声は……ッ!」バッ

エポニーヌ「女メイドなんか時代遅れよ! 今の時代は男の娘メイドよッ!」ドバーンッ!

ソレイユ「エポニーヌ!」

エポニーヌ「とあるところや婦人の方は【ジョーカー×フェリシア】【ニシキ×フェリシア】【カムイ♂×フェリシア】【ゼロ×フェリシア】【マークス×フェリシア】が人気どころなのだけど…」フッ

フェリシア「えっ?; えぇっ??;」

ソレイユ「君の父さんも入ってるじゃん。」

エポニーヌ「Σこんなのあたしの求める世界じゃないの! わかる!?」バッ

ソレイユ「Σわかんないよッ!!; 女の子がいない世界じゃあつまんないし、そもそもいないと皆産まれなくなっちゃうよ!?」

エポニーヌ「知ってる、ソレイユ? iPS細胞と、手術があるのを…!」

ソレイユ「Σ不完全だよね、それ!?;」

エポニーヌ「とにかく、【ジョーカー×カムイ♂】が志向なのよ!!」ガッツ!!

ソレイユ「ウワァ…(´p`)」

エポニーヌ「なによその顔。」

フェリシア「あ、あの……?;」

エポニーヌ「だからね。フェリシアさん、あなた。男性にならないかしら?」

フェリシア「Σえぇぇ!!?///;」

エポニーヌ「私の住むお城に一式はあるわ。今なら安く済みますよ」

ソレイユ「Σちょっと!!?;」

フェリシア「えっと……、も、もし、男性になったら……。このドジは治るんですか…?」

エポニーヌ「どうでしょうね。まぁ筋肉は付く分、ましになるんじゃないですかね?」

ソレイユ「整形勧誘は良くないよ!!; ダメ、ゼッタイ!」バッ

フェリシア「…………;。」オロオロ

エポニーヌ「残念ね、ソレイユ。こっちには神器シャイニングボウとキラーボウ、そして、風神弓があるわ」スッ

ソレイユ「Σ待って、エポニーヌ使えるの!!?;」

エポニーヌ「アタシは、父さんとタクミさんの娘なのよ。」フフン

ソレイユ「絶対嘘じゃん」

エポニーヌ「まぁ、信じないなら信じなくてもいいわ。……これ、矢筒がいらないし必殺高いし地形効果無視出来るしで便利なのよねー…」ナデ…

ソレイユ「あ、どうしよ。本当っぽい」

マーク♀「ソレイユさ~ん! 新しいお顔、もとい『オフェリア』さんですよ~!」スィッ

オフェリア「Σちょっと! 神聖なる星々の囁きを聴いていたのに、なんで私ここにいるのッ!!?;」プハァッ

アズール「ごめんね、君がいないとソレイユが負けちゃうらしいんだ…;」

オフェリア「はぁ!? ……あれ、あなたラズワ――――」

マーク♀「そぉ~れ!」ヒュッ!

オフェリア「きゃぁぁぁああ!? なにあの怪力!?;」ヒューー

ソレイユ「キャァァァーッチ!!」ガシッ

オフェリア「くっ……!; ……も、もう、なんでも好きにすればいいわ……ッ! 稚児に禁じられた書物のように! 稚児に禁じられた書物のように!」

ソレイユ「言われずとも!!///」ワキワキ

マーク♀「あれ、『稚児に禁じられた書物』=『工□同人誌』って意味らしいです」

アズール「へ、へぇ……; よくわかったね…」

マーク♀「この前、ウードさんも同じこと言ってましたから!」エッヘン!

アズール「…………ウード……(・ω・`)」



ソレイユ「オフェリアって、お肌すべすべだね……」ツツゥ…

オフェリア「毎夜、星々の光を浴びているもの。当ぜ―――なっ、触らないで!;」バッ

ソレイユ「いいじゃん。減るもんじゃないし……、…ほら……、この辺、ずぅっと撫でてると、気持ちよくなってこない…?」

オフェリア「な、なるわけないでしょう!!?; な、なに言って……ッ!」


エポニーヌ「……これ、終わるまでここにいないといけないの…?;」

マーク♀「はい。」

エポニーヌ「……ちょっと……、…新鮮な空気を吸ってくるわ……;」フラァ…

アズール「ぼ、僕も……、もう、恥ずかしすぎて死にそう……っ!///;」タッ

マーク♀「兄さんが行くところ、マークちゃんはいるんです!!」タッ


クリムゾン「(これ、どっちを撮るべきなの?;)」

クリムゾン「(ま、いっか。タイトルに名前が入ってる方で)」スッ



~~~



ソレイユ「すごい力を貰った、気がする!」A+

アズール「一方的なA+だけどね…;」

ソレイユ「さぁ、元気100倍! クラスチェーンジ!」

エポニーヌ「くっ……、なんでいきなりソーサラーになってるのよ!;」

ソレイユ「オフェリア効果だよ!!!」ドヤァ!!

マーク♀「バディ(物理)ですね。」

エポニーヌ「あー、そう。わかった、わかった。深くはツッこまないことにするわ」ハァー…

ソレイユ「オーディンの黒書! ライトニング! なんかの絵!」ドーン! ドーン!

エポニーヌ「…………。」

ソレイユ「あれ、効いてない!?」

エポニーヌ「……ソレイユ、あなた……魔力低めじゃない」

ソレイユ「あ。」

ソレイユ「じゃ、じゃあもっとオフェリアから力を貰うよ!! ねっ!!?」

オフェリア「い、嫌よ!!;」

ソレイユ「だ、ダークナイトなら……ッ!」

オフェリア「Σだったらブレイブヒーローかボウナイトでいいじゃない!! 私、あんなことされなくて済んだじゃない……ッ!」ブワッ

ソレイユ「オフェリア泣かないでぇ!!; せっかくの可愛い顔が台無s オフェリア「ミスt―――」

ソレイユ「あ、うん。いや、はい。ごめんなさい、やりすぎました。反省してます」チョコン

オフェリア「エポニーヌ。ソレイユのこと消し炭にしていいわ。というかやって、本当。」ハッ

エポニーヌ「……いつものアレはどうしたのよ…?;」

オフェリア「貴方のその風の神より与えられし唯一の弓で、天照よりも強い熱量で黒炎の舞い上がるような素体にしてと星々が囁いているの」キラキラ

オフェリア「これでいい?」

エポニーヌ「…え、えぇ……」

マーク♀「!!おおっと!! オフェリアさん、かなり面倒くさくなっております!」

アズール「ウードも、結構言うの面倒だって言ってたからね。長考出来るテキストなら楽だから良いってさ」

マーク♀「メタいこと言う兄さんも素敵ですっ!!///」キャッ

フェリシア「あ、あの……っ!」


「「「あれ、いたんだ。」」」


フェリシア「氷皿は如何ですか?」スッ


「「「ごめんなさいでした」」」


エポニーヌ「……で、…どうするか決めたのかしら?」

フェリシア「あ……。」

フェリシア「…さっき、姉さんにLINKを送ったら返信が……」


【フェリシア】
 私が男の人になったらどうなると思いますか?

【フローラ】
 ジョーカーに消されるわね。


フェリシア「―――って、来て……。…流石に、それは困りますので……ごめんなさい…;」ペコペコ

エポニーヌ「あ、そう…。…まぁ……、…今日はなんかもう疲れたしいいと思ってたから、いいです。お時間、ありがとうございました。」スッ

フェリシア「すみません~~;」

オフェリア「…私も帰るわ。今日の炊事担当だし…」ハァ…

ソレイユ「え~~? なになに?? 今日の晩御飯オフェリアが作るの!!? 本当に!?」バッ キラキラ

オフェリア「貴方。本当に、いっぺんタヒんでみる??」

ソレイユ「…まぁ、この世界はカジュアルだからつぎのひけろりだけどね!」

マーク♀「Σ古ッ!!; 【まめゴマ】【モノクロブー】【アフロ犬】【にゃんにゃんにゃんこ】並みの古さじゃないですか!!
」ビックリ

アズール「ちょっと待って、なんでマーク知ってんの!?;」

マーク♀「企業秘密でーす。」オクチミッフィー

オフェリア「……もういい。金輪際関わらないで」フラ…

ソレイユ「あ。フェリシアさん!」

フェリシア「は、はいっ!」

ソレイユ「あなたが無事で、本当に良かった。」キラリッ

フェリシア「?。はい」ポカン

ソレイユ「ドジを直すのには、焦らず怠けて給与に見合った働きをすることだと思いますよ☆」

ソレイユ「それじゃあ!」タッ

フェリシア「あっ……! お礼を……っ!;」

マーク♀「…彼女は、もう。報酬を貰っていきましたよ」フッ

フェリシア「えっ?」

マーク♀「それは………」フッ


マーク♀「あなたの“心”です。」ドヤァ!


フェリシア「………?」








END…








 リクエストありがとうございました!


 私、フェリシアの氷皿を初めて見たとき、あの、氷を作るマス目状の白いプラケースかと思いましたん……(・ω・`)。


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