清涼祭´2018



ルキナ「――――さて。皆さん、思い思いに楽しみましたね。」

マーク♂「見て下さい、この完璧な肉付きと光沢! これが本場のギラファノコギリクワガタ!」

ブレディ「※外来種を野生に放すのは違法です。生態系を崩すことになるので絶対にやめましょう。」

ルキナ「……マークはあのカサカサした生き物は駄目ですのに、似た生物である甲虫は大丈夫なのですか?」

マーク♂「そういうもんじゃないですか、人間って。」

ウード「いきなり真理を衝かれたな。」

ルキナ「さて……。バードウォッチンググループは……」

シンシア「何? 今デジェルの隠し撮り写真スクラップするのに忙しいんだけど。」

デジェル「ハァ……ハァ……セレナコレクションがまた483枚増えた……(*´Д`)」

ルキナ「おい鳥撮れよ」

セレナ「Σルキナがキレた!!!;」

シャンブレー「――――Σヒィィィイイイ!!?; な、なんだこの絶滅した後に行くような地獄の世界は!!?;」

ノワール「……それ……、ルk」

シャンブレー「なるほど把握」

ルキナ「ふふっ、3時間程かけましたのでなかなかの力作です。帰ったらお城の廊下に飾ろうかと思いまして」

シャンブレー「マジかよ」

ウード「諦めろ、シャンブレー。ルキナが絶対、勝てるやつはいねぇんだ。諦めも時には肝心なんだ。」ポンッ

シャンブレー「お、おう……;」

マーク♂「ジェロームさんは何を描いたんですかー?」

ジェローム「……ふっ」

マーク♂「えっ、なんですかこれは(ドン引き)」

ジェローム「……ふっ」

セレナ「あら、中々に上手いじゃない。よく描けてると思うわ」スッ

ジェローム「……ふっ///」

デジェル「ッカーーーーーーーーーー!!! おどれ緑虫ィーーーーーーーーーーー!!!!」ブンッ!

ジェローム「させるものか」サッ

シンシア「ねぇねぇ、ノワールはー?」

ノワール「わ、私? ……ただの風景画よ……?」スッ

シンシア「へぇー、普通に上手いじゃん。学校で買う障害者の人が描いたハガキレベルには上手いと思うなー」

ノワール「覚悟しろ。貴様の脳髄を引きずり出してグリフォンに抉らせ、じわじわと生きたまま喰わせてやる。」

シンシア「あたし最上級に褒めたのに」

セレナ「だけどそれは大きなミステイク」

ジェローム「言い値で買おう」スッ(財布

シンシア「おい、なあおい」

ノワール「……いくらでも?」

ジェローム「構わん。好きにしろ。私の財布は108まであるぞ。」フッ

ノワール「4,980,000,000,000Gになります」

セレナ「ピカソ超えちゃってるじゃない」

ジェローム「分割払いで」スッ


 「「「Σ買うんかい!!;」」」


アズール「僕たち釣りグループは、そこそこ取れたよー。これだけあればみんなで食べられるんじゃないかなー?」コトッ

ンン「サワガニも採ったですよ。茹でて塩を振るとおいしいとか聞いたことあるです」コトッ

マーク♀「……でも……、180cmのイトウは……。……すみません、にわとりさん。今年の夏では間に合いませんでした……。……諦めて、晩御飯のヒント【明日の朝から少し静かになるかも】からのひなたん誕生日の犠牲になってください……っ!」クッ

アズール「マークは何を言っているんだろう?」

ンン「きっと、マークにしか見えていない世界もあるです。そうしかありえないのです。」

ルキナ「ご苦労様でした。ところでロランはどうされました?」


 「「「…………。」」」


ウード「なんだその最後の希望のところも落ちていた時の親に対する沈黙は」

アズール「ロランは……いいやつだったよ」

マーク♀「惜しいやつをなくしましたね」

ロラン「Σいや、生きていますからね!!?; 勝手に死んだことにしないでください!!!;」

ンン「あぁ……。ロランの声が聞こえるような気がするです……」

ルキナ「……では、皆さん。――――星になったロランに、敬礼」ビッ


 「「「敬礼ー!」」」ビシッ

 「Σそこまでして僕を死んだことにしたいのですか、あなた方は!!!;」

 「「「はエス」」」

 「はいとイエスが混ざってよくわかりま――――すが、わからないまま自分の人生に幕を閉じたいですね。認めたら負けのような気がするので。」



~~~



ルキナ「さて。暑いですし、川遊びでもいたしましょうか」

シンシア「こんなこともあろうかと、水鉄砲と水風船と網は持ってきたよ!」ジャーン!

セレナ「準備良すぎでしょ」

シンシア「だってデジェルの服、濡らしてすけすけにしたいじゃん?」

ルキナ「シンシア、あなた疲れているんです」



ンン「きゃーーーー! 冷たいでーーーーす!」バシャバシャ

アズール「……やっぱり遊びたかったんだ;」

マーク♀「ンンちゃ~ん、あんまり深いところに行っちゃ駄目でちゅからね~!」

ンン「こ、子供あつかいするなですッ!///;」プンッ

マーク♀「これは冗談じゃありませんが、日本だけでも川で年間30人以上は亡くなっているんです。そのうちの一人にならないことを切実に願っていますよ」

ンン「言ってやりたいことはたくさんありますが、とりあえず。日本とか言うなです。」



マーク♂「水風船に血のり水を入れてみました。これでようつべで再生数100万狙えませんかね!?」

ブレディ「事件扱いされそうだな。」

シャンブレー「いい具合に飛沫になるだろうしな。」

ウード「おっ、よきじゃん! よきよきじゃん! やろうぜ!」



シンシア「見よ! あたしのスプラトゥーンのSの実力を!」チャキッ

デジェル「後ろに立っていいのは、殺される覚悟のある奴だけだ。」スッ

シンシア「…………!!!;」

セレナ「……ルキナ。バケツ」

ルキナ「消防車用ホースならあるんですが……」

セレナ「ここはなんで持っているのかを聞くべきかしらね?」

ルキナ「先日、伝説のスタフィー3をやったのでつい……」

セレナ「わかった。わからないけど。」

ノワール「……あ、バケツなら花火用に持ってきたのが……」スッ

セレナ「ん、ありがと。――――せぇーのっ、せっ!」ブンッ!


―バッシャァァアアアアアアアアア!!!


 「「Σ冷たッッ!!?; というか、寒ッッ!!!;」」


セレナ「やったぜ。」

シンシア「Σちょっとちょっとー!!?; 心臓がきゅってしたよ、きゅって!!;」

ルキナ「きちんと準備体操と全身にかけ水をしない方が悪いんですよ。」

シンシア「あれ、これあたしフルボッコ?;」

デジェル「せ、セレナからの愛……そう、愛よデジェル! 悦びよ、デジェル! うっふふふふふ……」ブルブル

ノワール「……風邪ひいちゃうわ。はい、タオル……」スッ

デジェル「シャーーーーーーッ!!!」ビリィッ!!

セレナ「人のモノを故意ではなく破壊することは器物破損罪になるわ。あなたの人生おしまいね」

デジェル「独房の中でも、私はセレナの事を思い続けるわっ!」

シンシア「うん、もう誰もタオルの破片を拾い集めてジップロックに入れてるジェロームにツッコまないんだね。」

ルキナ「それが大人になるということですよ」

シンシア「悲しいね」


―ヒュンッ!


―バシャッ!


ルキナ「Σきゃっ!?;」

ウード「あっ、わりぃ」

ノワール「――――Σヒィィ!?; ち、血!!?;」

ルキナ「わ、私って……、水風船如きで出血するほど脆かったでしたっけ……」ヌルッ

シンシア「なんかさ、ルキナってすごいよね。」

ルキナ「えっ? どこがですか?」

シンシア「全部」

セレナ「……ハァ。ただの血のりでしょ、まったくロランってばろくなことしないんだから」

ロラン「Σ待ってください!!; なぜ僕になるんですか!!?;」

セレナ「その胸に手を当ててよく考えてみなさい」

ロラン「僕は神に誓って、ナーガ様に誓って潔白です!」

デジェル「ふんっ、覚醒での支援会話を全て見た上で同じこと抜かせるのかしら?」

ンン「です。そうなのです。なのなのです。」コクコク

マーク♀「潔白な方なら『変態魔帽眼鏡』だなんて蔑称を付けられることはないんですよ?」

ブレディ「これは良いどストレート。」

マーク♂「まぁ始めたのは僕なんですが」

セレナ「おいちょっと息の根止めろ」グッ

マーク♂「アハハッ、セレナさんってば愛が重いんですね~! ……そこが素敵だと僕は思いますが!」

セレナ「ばっ……バッカじゃないの!!?///;」パッ

マーク♂「ちょろいですよ」

ウード「おい、なあおい」

マーク♀「ンンさん、覚悟ー!」ブンッ

ンン「きゃっ、痛っ; ……私の純白のワンピース、よくも汚してくれましたね。落ちなかったらどうしてくれるんですか?」ユラァ

マーク♀「そしたらハロウィンで使えばいいんですよ」

ンン「なるほど、そういう手もありますね。」

アズール「ンン、しっかり」

シンシア「前から邪魔だと思ってたんだよ、セレナ! アンタがいるからデジェルは……祖国のために死ねアターック!」ブンッ

セレナ「なんなく回避」ヒョイ

デジェル「私がセレナの盾になるわ……」スッ…

セレナ「デジェル……?」

デジェル「……惚れてしまったかしら?」フッ

セレナ「いや、アンタ達の痴話げんかに巻き込まれてウンザリしてるんだけど? どっちも好感度ー80くらいまで下がったんだけど?」

デジェル「――――全部アンタのせいよ、このダメタマゴがーーーーーッ!!!」ブンッ!!

シンシア「Σゆでたまごの次はダメタマゴ!?; どんだけあたしがたまごに見えるの、デジェル!!;」

デジェル「平沢唯と平沢憂の違いくらいかしら?」

シンシア「くそがんも」

ルキナ「皆さん元気でイタッこちらッツに来て良かったとキャッ、思いますnグッ。お前らいい加減にしろよ? よろしいならば、戦争だ」

シャンブレー「Σルキナ!!? おい、ルキナ!!;」

アズール「ファルシオンは駄目だって!!; 血のりじゃなくてマジモンの血が飛び散ることになるから!!;」

マーク♂「……あれ? でも、これ後片付けどうやるんですか?」

ウード「おい主催者」

ンン「ブラシか何かで擦って落とすしかないのでは?」

マーク♂「いや、岩ではなくて川の水が……」


 「「「…………あっ」」」


マーク♂「――――あっと、僕そろそろ帰らないと門が閉まっちゃいますのでこれで!」シュンッ

ブレディ「おい主催者が逃げたぞ!!;」

マーク♀「えぇ、えぇ。マークちゃんはあいつがいつかこういうこと仕出かすって思ってましたよ、えぇ」

シンシア「ど、どうしようルキナ……?;」

アズール「ど、どうする、ルキナ?;」

ルキナ「あなた方はこういう時だけ私に頼りますよね。……頼るなら、一番年上のロランにしてください」

ロラン「Σ何そのキラーパス!!?; と、年上って言ったって、時間時空がアレやコレをしただけで、実際は皆と同じくらいですからね!!?;」

マーク♀「じゃあ、ここはあえて一番年下のンンさんの意見を聞くのはいかがでしょう?」

ンン「マーク。最年少は私じゃない。あなたです。」

マーク♀「マークちゃんなら撤収を取りますよ」

ルキナ「……ま、いいでしょう。……皆さん、撤収の準備を」


 「「「さらばだっ!!!」」」













END…














 第4週目はFE覚醒子世代でした!


 さぁ。これで、今年のお祭りも終わり。


 ……親世代は? って?



 ……ほら……、FE☆Timeがあるから……(震え声)






 じゃあ、また来年!!!




ルキナ「これから皆さんに海に行ってもらいます……。」

アズール「さ、流石に今はクラゲいるし高波で危ないんじゃないかなぁ?;」

ルキナ「では、これから皆さんに川に行ってもらいます……。」

セレナ「今ってゲリラ豪雨で急に増水したりで危ないんじゃない?」

ルキナ「では、これから皆さんに山に行ってもらいます……。」

ウード「そこまでして遠征したいのか?」

ルキナ「はい」

ウード「認めやがった」

ンン「でも前にキャンプしたですよね?;」

デジェル「ふん、黙りなさいチビッ子。セレナと出かけられるならモーマンタイよ」フンスー

シンシア「そうだよ、この似非敬語ぶりっ子が! デジェルと折角一緒にいられるのに邪魔しないでよ!」

ンン「シンシアの大切にしている羽ペンってこれですよね?」スッ

シンシア「Σあれっ、なんで持ってるの!!?; ちゃんと机の錠付き引き出しの箱の中にある錠付きの宝箱の中のペンケースの隠しポケットに入れてたのに!!!; ほら、ちゃんと鍵だってなくさないようにネックレスに通して持ち歩いてるし!」バッ!

ブレディ「隠しすぎだろ」

ンン「……鍵は……いいやつでしたよ……」

シンシア「Σカギィィィイイイイイイイイイ!!!; あたしのプライバシィィィイイイイイ!!!;;」オロローン

ルキナ「茶番は終わりましたか?」


 「「あ、はい」」



~~~



 =山=


ルキナ「山です」

マーク♀「サメいます」

マーク♂「えっ、そんなひといません。あきらめてください」

ノワール「ほ、ほんと……チートバグ動画、好きね……?」

シンシア「これでチートバグ動画ってわかるノワールも同じ穴の狢だよ。」

シャンブレー「誰だ今の」

マーク♂「こんにちはー! 異界の門でひとりかくれんぼしてたら足を踏み外してしまい扉の中に入ってしまって、どうやらここの上空に繋がっていたみたいです! マーク が なかま に なった ! ▼」テッテレー♪

ロラン「これが噂の強引加入ですか……;」

ンン「いや、今のは【異界の門でひとりかくれんぼをしている】もしくは【説明口調である】というところにツッコむところですよ? いい加減分かれです、この眼鏡が」

アズール「あぁ……、そういうところで完全に仲間になり切れないんだろうね。この魔道士の人は……」

ウード「お前、血液型占いとかで盛り上がっているところに『血液型で性格や相性がわかるわけない、信じているのは日本だけだ(ドヤァ』とか言っちゃう奴だよなーw」

ロラン「皆さん聞いてください、僕の名前はロランです。」

ルキナ「はい、では皆さん静かにしてくださいね?」パン

ルキナ「――――今回はキャンプではなく、目当ては観光です。観光」

ブレディ「……夏なのに、か?」

ルキナ「夏だからこそ、ですよ?」

マーク♀「えっ、何がありますか?」

ルキナ「…………。」

ルキナ「……む、虫取り……とか?」

セレナ「考えてなかったのね……;」

シンシア「あたしたちの年齢考えなよ、世間知らず」

ルキナ「覚悟なさい。二度と太鼓の達人のかんたんコースでフルコンボが取れない身体にしてあげます。」チャキッ

シンシア「Killing me softly.」ドゲザァ



~~~



ルキナ「えー……投票の結果、【バードウォッチング】【虫取り】【釣り】【お絵かき】をしていこうと思います。」

ルキナ「流石に14人でそれぞれをやると時間が無くなってしまうので、分かれて行動しようと思います」



 ~結果~


 バードウォッチング:シンシア・セレナ・デジェル

 虫取り:ウード・マーク♂・ブレディ・シャンブレー

 釣り:アズール・マーク♀・ンン・ロラン

 お絵かき:ルキナ・ノワール・ジェローム



シンシア「デジェルー! あたしたち、ずっといっしょよね!」ギュッ

デジェル「あんた誰?」

シンシア「ガッデム」

デジェル「あぁっ、セレナと一緒だなんて……。そんなの……そんなの……!」

デジェル「興奮するじゃないのォォオオオオオオオオ!!!///」バサー

セレナ「しなくていいから、切実に。」



マーク♂「この虫かごをいっぱいにしましょうね!」

ウード「おう! ……ただ、図鑑に載せるには注射器で殺さないといけないんだよな……」

マーク♂「ウードさんはいったいなんの話をしているんでしょう?」

ブレディ「今の時代はぼくのなつやすみではなく怪獣が出る金曜日だとあれほど……」

シャンブレー「ハァ!!? なんで肉の値段がメチャクチャ高くなってんの!!? おい今ミートパイが流行中だぞ、ざけんなッ!!!」ガチャガチャガチャ

ブレディ「シャンブレー。お前はとんがりボウシをやめたほうがいんじゃねぇの?」



マーク♀「さー、頑張って私たちも大きなお魚を釣りましょうねー! 180cmのイトウを釣らないとニワトリさんが一匹減ってしまいますからね~」

アズール「マークはいったい何を言っているんだろう」

ンン「そうですよ、にわとりは一匹ではなくて一羽です。」

アズール「いや、うん、そっちじゃなくて」

ロラン「……僕はなぜ、こちらを選んでしまったのでしょう……?;」


 「「「まったくだよ」」」


ロラン「(´;ω;`)」



ルキナ「はい、こちら水彩絵の具と筆と用紙です」

ノワール「あ、ありがとう……」

ジェローム「……ふっ」

ルキナ「頑張って描きましょうね。私も廊下に飾る用として本気で描きますから」


 「「奴に水彩画を描かせるなーーーー!!!」」

 「いいや、限界だ! 描くね!」



~~~



シンシア「ところで、バードウォッチングって何それおいしいの?」

セレナ「アンタバカァ?」

シンシア「そうだよ、馬鹿だよ(半ギレ)」

セレナ「認めやがった」

デジェル「バードウォッチングって言うのは、【バード(bird):鳥】を【ウォッチング(watching):見る】 つまり、鳥を双眼鏡とかで見るってことよ」

セレナ「デジェルがまともなこと言っているの初めて見る気がするわ。」

シンシア「鳥が全然いないんだけど」

セレナ「猛暑だし夏だからね、仕方がないね。」

デジェル「私は小鳥を視姦――――じっくりねぶるように観察することにするわ」スッ

シンシア「そっか、そうだよね! ……よぉーし」スッ

セレナ「……えっ、なにこれ? アタシがシンシア見なくちゃ駄目ってこと?」

デジェル「ハァハァ……セレナの指毛萌え……///」ジーーー

シンシア「デジェルの服の上からの鎖骨……ぺろぺろ……///」ジーーー

セレナ「アンタらバードウォッチングしろよ」



~~~



マーク♂「――――てぇい!」バサッ!

ウード「おっ、捕まえたか?」

マーク♂「はい! コーカサスオオカブトです!」テッテレー♪

ウード「※外来種をやみくもに逃がすのは生態系を壊すことになるのでやめましょう。」

ブレディ「――――おい、シャンブレー。オメェ、穴掘るの得意だよなァ?」

シャンブレー「えっ、ま、まあ人並みには……?;」

ブレディ「お前人じゃないだろ」

シャンブレー「グサッと来たな、今の一言は」

ウード「穴掘ってどうすんだ? ……あ、あれか。エンマコオロギか。」

ブレディ「マニアック過ぎんだろ」

マーク♂「ちなみに、コオロギって漢字だと“蟋蟀”って書くそうですよ?」

ウード「えっ、なにそれかっこいい」

シャンブレー「ここ掘れわんわん、ここ掘れわんわん!」ザッザッザッ

ブレディ「お前兎だろ」

マーク♂「……でも、どうして穴を?」

ブレディ「あぁ。オオスズメバチは地中に巣を作るからな。」

シャンブレー「Σバックステップ!!!;」ザッ!!!

ウード「お前何考えてんだよ……;」

ブレディ「薬になると言われている蜂蜜が欲しくてつい……」

マーク♂「それなら、ミツバチさんの方がいいんじゃないですか?」

ブレディ「あっ、その手があったか!」ポンッ!

シャンブレー「とりあえず、ブレディ。一発蹴らせろ。」



~~~



マーク♀「きゃー、マークちゃん怖くってエサがつけられませーん! 兄さん、つけてくださーい!///」ダキー

アズール「うん。今回はミミズじゃなくて毛鉤だから自分で、ね?」スッ

マーク♀「……ッチ」

ンン「純度が高い川ですね。……冷たそうですし、遊んだらとっても楽しそうです」

マーク♀「あらら~? ンンちゃん、遊びたいんでちゅか~?」

ンン「殺す」

マーク♀「なんて理不尽な」

ロラン「毛鉤、ですか……。……この川ですし、釣れるのはイワナ・ニジマスなどでしょうか」

マーク♀「せぇーの!」ブンッ

ロラン「――――Σアタタタタッ!!?;」

ンン「えいっ!」ブンッ

ロラン「Σだからなんで僕に引っ掛け――――ちょっ、巻かないで、リール巻かないでくださいってッッ!!!;」

マーク♀「あれー? どっか引っ掛かっちゃいましたー?」グイッ

ンン「気のせいですよ。糸が透明なので見えないだけなのです。」グッ

アズール「……あー……。二人とも、ロランが釣れちゃってるよ……?」


 「「Σゲェーーーーーーーー!!? へ、変態がーーーーーーーーー!!?;」」

 「Σおい待てコラァ!!!;」



~~~



ルキナ「~♪」サラサラ

ノワール「…………;」

ジェローム「…………。」カリカリ…

ノワール「……えっと……、……何を描いたの……?」

ルキナ「? この山と空の風景画ですよ?」

ノワール「どう見ても地獄の風景画です、本当にありがとうございました。」

ルキナ「?」

ノワール「……ルキナって、赤か青しか絵の具を使わないわよね……?」

ルキナ「そうですね……。やはり、影響をうけているからでしょうか? 小林ゆ ノワール「ストップ」

ルキナ「はい」

ルキナ「ジェロームは何を――――」スッ


 ルキナeye → ノワールの横顔と花畑の絵


ルキナ「…………。(優しい眼差し)」フッ

ノワール「?」











Continue…















ヴェロニカ「……ブルーノ。あたし、あれ食べたい」

ブルーノ「……氷、か。……いや、なんでもない」

ヴェロニカ「……フィヨルム……?」

ブルーノ「えっ、誰?」

ヴェロニカ「……そう……。」

フローラ「いらっしゃいませ、お一つ200Gになります。」

ジョーカー「オラッ! とっとと氷作んだよ! あくしろよ!」

フェリシア「は、はいぃぃ~~ッ!;」シュゥゥウ

ヴェロニカ「まるで伝説のスタフィー3の氷のステージのカキ氷を作ってるペンギンみたいね。」

ブルーノ「……どの味にするんだ」

ヴェロニカ「あたし、コーラ……」

フローラ「申し訳ございませんがコーラはちょっと……」

ヴェロニカ「あたし、カルピス……」

フローラ「申し訳ございませんがカルピスはちょっと……」

ヴェロニカ「あたし、カルピス(ぶどう)……」

フローラ「申し訳ございませんがカルピス(ぶどう)はちょっと……」

ヴェロニカ「あたし、カルピス(メロン)……」

フローラ「お前いい加減にしろよ?」

ブルーノ「Σキレた……ッ!?;」

ヴェロニカ「……なんだったらあるの?」

ジョーカー「『ブルーハワイ』『レモン』『とちおとめ』『さがほのか』『きいちご』『へびいちご』だ」

ヴェロニカ「なんでそこまでいちごだけレパートリー多いの? なんでいちごだけひいきするの? いちごに命でも救われたの?」

ジョーカー「いや、そんな愉快な理由はないが。」

ヴェロニカ「…………ッ!」ギリッ!

ブルーノ「……ヴェロニカ……;」

フェリシア「ぜぇ……ぜぇ……お、終わりましたぁ~……;」


―キラキラ・・・ 『5kgの氷塊』


フローラ「……駄目ね。透明度が83%しかないわ」フルフル

ジョーカー「では廃棄処分だ」ボッ!


―ジュワァァアア・・・ (氷が溶けていく音)


 「くたばれぇぇぇえええ!!!」

 「「やれるもんならやってみなッッッ!!!」」


ヴェロニカ「…………。」

ブルーノ「…………。」チラッ

ヴェロニカ「…………。」

ブルーノ「レモンときいちごで」チャリンッ


 「「「あ、はい」」」



~~~



ヴェロニカ「…………♪」シャクシャク

ブルーノ「(……どうやら、機嫌はなおったようだな……;)」

ヴェロニカ「……ブルーノ……、……見て?」スッ

ブルーノ「……あぁ。見事に黄色だな」

ヴェロニカ「……そう……」

ヴェロニカ「…………。」ジッ…

ブルーノ「…………;。」

ブルーノ「……ほら……;」スッ

ヴェロニカ「……赤い……。ブルーノ……ブルーなのに、レッド……ッ!」クスクス

ブルーノ「(なにがそんなに面白いのだろう;)」

ヒノカ「おい、そこのちびっ子。ほら、ヨーヨーはどうだ? 楽しいぞ?」

ヴェロニカ「……それって、あたしのこと?」

セツナ「わー……、……怪しい格好の人ー……」

ヒノカ「アサマ、出番だ」

アサマ「はいはい、言われずともわかってますよ」スクッ

ブルーノ「あ、いや、そんな怪しい者じゃなくて」オロオロ

アサマ「はいはい、不審者は皆同じことを言うんですよー」

ヒノカ「大丈夫か? もう安心だぞ」ガシッ

ヴェロニカ「……うん……。」

ブルーノ「おいヴェロニカ!!;」

ヴェロニカ「……冗談よ」

ヒノカ「なんだ冗談か」

アサマ「冗談なら許さざるを得ませんね」

セツナ「もう許した……」

ブルーノ「なんだコイツら」



~~~



ヴェロニカ「……可愛い……。赤風船……」タシタシ

ブルーノ「そうか、良かったな。私の財布が400g軽くなる程の価値があるとは思えないが」

ヴェロニカ「ブルーノ、うるさい」

ブルーノ「…………。」

ヒナタ「タクミ様見て下さい。あの男、小さい女の子をいじめてますよ」

タクミ「どたまぶち抜いてやるよ」スッ

オボロ「素敵ですタクミ様!!!」


―シュッ!


ブルーノ「――――Σ遅いッ!」サッ!

ヴェロニカ「……よく避けたわね。……ッチ」

ブルーノ「毎晩キルミーダンス踊ってみたを投稿するために練習していた成果だろうな」フッ

ヴェロニカ「えっ、何言ってるの? 頭大丈夫?」

ブルーノ「大丈夫だ、問題ない。……待て、さっき舌打ちしなかったか?」

ヴェロニカ「今日はいい天気ね。あたし、青空は嫌い」

ブルーノ「……いや、濃紺の星空だが?」

ヴェロニカ「黙れ」

ブルーノ「はい」

ヒナタ「おうおうあんちゃん! そんな小さい女の子いじめて恥ずかしくないのか?」ズイッ

ブルーノ「いや、これ私のほうが虐められていないか?」

オボロ「日本では男性よりも少女が優先されるんですよ」

ブルーノ「えっ、日本?;」

タクミ「――――というわけで。ここは射的屋だよ、やっていかないかい? 3本600G頂戴するよ」

ブルーノ「どこがというわけでなのかわからない」

タクミ「黙れ」

ブルーノ「はい」

ヴェロニカ「……ブルーノ……、あたし、やりたい……」クイッ

ブルーノ「駄目だと言ったら?」

ヴェロニカ「ブルーノの仮面コレクションNo.4を魔法で消しさるわ」

ブルーノ「とりあえず3本ずつで」チャリンッ

タクミ「1200G丁度だね、毎度」

ヴェロニカ「…………矢?」

ブルーノ「銃ではないのか……」

タクミ「? 銃って何?」

オボロ「あぁっ! 無知なタクミ様も大変麗しゅう!」カシャーッ

タクミ「無知って言うn――――今、なんか撮らなかった?」

オボロ「そういえば、知っていますかタクミ様。トゲアリトゲナシトゲトゲというトゲハムシ科の昆虫がいるそうですよ?」

タクミ「Σそうなの!?」

ヒナタ「Σマジかよパネェな!!」

オボロ「ふぅ……、なんとか誤魔化せたわ」キラッ

ヴェロニカ「…………。」

ブルーノ「お、落ち着けヴェロニカ、グレネードは駄目だ……!;」



~~~



ブルーノ「……とりあえず、よくわからない人形が取れたな。狙った覚えは全くないが」

ヴェロニカ「……あたし、大事にする。ありがとう、ブルーノ……」

人形「ノロイデミナゴロシ」

ブルーノ「おい待て今なんか喋ったぞこの人形」

ヴェロニカ「えっ……? 人形がしゃべるわけないじゃない。……診てもらう?」

ブルーノ「くそがんも」

ユウギリ「まぁ……。微笑ましい光景ですわー……」

ユキムラ「えっ、目が悪いのではないですか? 眼鏡を作っては?」

ユウギリ「覚悟しろ、二度と茶摘みが出来ない身体にしてやる」

ユキムラ「ごめんなさいでした」ドゲザァ

ヴェロニカ「……筆と、カラフルな……砂?」

ユウギリ「こちらは砂糖ですのよ。……ほら、舐めてみてくださいな」スッ

ヴェロニカ「……甘い……」

ユウギリ「あら。甘いのはお嫌いでしたか?」

ヴェロニカ「……ううん……」フルフル

ユウギリ「それはそれは」ウンウン

ユウギリ「では、砂糖代として100G徴集いたします」

ブルーノ「貴様ふざけんなよ?」

ユウギリ「冗談ですわ。……ほら、こうやってこちらの煎餅にお絵かきするのですよ、楽しそうでしょう?」

ユキムラ「……また眼鏡の絵ですか……;」

ヴェロニカ「…………!」キラキラ

ブルーノ「…………。」

ヴェロニカ「ねぇ、ジャンプしてみて」

ブルーノ「そんな恐喝、どこで覚えたんだ?;」

ユウギリ「こちら1枚400Gになります」

ブルーノ「地味に高いな」

ヴェロニカ「…………。」

ブルーノ「わかった。わかったからそんな怖い顔するな;」

ユウギリ「はい、毎度ありがとうございます。では、2枚で800Gですわ」

ブルーノ「えっ?」

ヴェロニカ「はい」チャリンッ

ユウギリ「ひーふー……丁度ですわね。では、どうぞご自由に」スッ

ブルーノ「なぜ勝手に払った?;」

ヴェロニカ「そういう気分だったの。」

ユキムラ「もうすぐ閉店ですからね、お早目にどうぞ?」

ユウギリ「今年は〆に花火が打ちあがるのですわよ。……是非、見て行ってくださいな」

ヴェロニカ「……花火って、何……?」

ブルーノ「ファイアーフラワーのことだ」

ヴェロニカ「なるほど把握」

ブルーノ「2割嘘だ」

ヴェロニカ「……3ヶ月の減給処分……」

ブルーノ「ごめんなソーリー」ドゲザァ

ユキムラ「(なんですか、この方達は……;)

ユウギリ「この暗い夜空にパッと花のように明るく咲くのですよ。多くの協賛により、派手にするようですわ」

ヴェロニカ「……見たい……」チラッ

ブルーノ「…………;。」

ブルーノ「……少しだけだぞ」

ヴェロニカ「……やったっ……!」ピョンピョン

ユウギリ「まあ可愛らしい」オホホ

ユキムラ「……あと、閉店まで3分ありませんからね? 早くしていただけませんか?;」


 「「あ、はい」」


ヴェロニカ「……出来た……!」

ユウギリ「まぁ……っ! ……よく似ていますね。」クスッ

ブルーノ「? 何を描いた?」スッ

ヴェロニカ「……ブルーノ……」

ブルーノ「えっ」

ヴェロニカ「……あたし、描けるの……。……ブルーノしか思いつかなかった」

ブルーノ「えっ?」

ユウギリ「まぁまぁまぁまぁ……っ!///」

ユキムラ「うるさいですよ、おばさん」

ユウギリ「フンッ!」バキャァ!

ユキムラ「Σあぁっ、眼鏡ッ!!!; 私の眼鏡ェェエエエエエエエエ!!!;」オロローン

ヴェロニカ「ブルーノは、何を描いたn――――」スッ


―『アルフォンスの絵』


ブルーノ「え、あ、いや、これには深いわけがあってだな!!;」

ヴェロニカ「…………。」

ブルーノ「…………;」

ヴェロニカ「・・・・・・。」


 「「(この沈黙は重過ぎる……;)」」



~~~



―ドンッ! ドドンッ!


シャロン「すごーい! 花火、きれいですー!」

アルフォンス「あぁ、とっても綺麗だね。」

アンナ「巻物にも焼いておいて……、……よし!」

シャロン「しかし、こんなきれいな花火にも怯えている人がひとり」

フィヨルム「火……火だけは……ッ!!;」ブルブル

アンナ「あなたのこと、これからはFE界のリディアって呼ぶことにするわ」

フィヨルム「えっ? 誰ですか?;」

アルフォンス「…………ん?」

シャロン「どうしましたか、お兄さま? また靴下裏返しで履いていたんですか?」

アルフォンス「そんな馬鹿なことした覚えはわりとないけど。……今、ザカリアに似た人がいたような気がして。」

シャロン「アハハ、お兄さまってば。夢でも見てたんですよー」

アルフォンス「いや、ずっと起きてるからね?」

アンナ「これがホントの真夏の夜の アルフォンス「ストップ」

アンナ「夢ね。……って、なんでストップかけたの?」

アルフォンス「あ、夢の方だったのか。なんだ……」ホッ

シャロン「お兄さま……;」












END…











 第3週目は“FEH”と“FEif親世代”でした!


 去年のSSのオマージュというか今年版というか……。……覚えてるかな?

 




アンナ「みんな! 今年もお祭りの季節がやってきたわ!」

シャロン「アンナ隊長! まるでゲーム本編みたいな始まり方ですね!」

アンナ「えっ、本編?;」

アルフォンス「……今、新英雄でお祭り姿のフェアがやってますから気まずいですよ……;」

アンナ「すべて秘書のやったことです」

アルフォンス「殺せ、ロキだ」

アンナ「血の気が多いのね、馬鹿王子――――あ、ちょ、ギブギブ;」

シャロン「そ、そうですよお兄さま! 見て下さい、このアンナ隊長のお金で即堕ち4コマしそうな目を! どう見ても本物のアンナ隊長です!!」

アンナ「信じてくれてありがとうシャロン。だけど、どうやらあなたには教育が必要なようね。」



~~~



アンナ(異世界)「いらっしゃ~い! アンナ呉服店へようこそ~!」

シャロン「……隊長。いい歳して何やってるんですか……;」

アンナ「そっちは妹の――――シャロン。あなた今何か余計なこと言わなかった?」ガシッ

シャロン「ブレスレットブレスレット」

アンナ(異世界)「えーっと、姉さんはこれ。シャロン様にはこれかしら?」

シャロン「わぁー、黄緑色の市松模様の布です! 可愛いですね!」

アンナ(異世界)「ふっふっふ……。なんと、これだけではないわ! さらに、ここに飾りとリボンとチュールを付けて……」

シャロン「素敵すぎます!!!」


―キャッキャッ


アルフォンス「…………。」

アンナ「あっ。アルフォンスが飽き始めているわ。……妹、それとこの男物の浴衣も借りるから早く見繕ってくれないかしら?」

アンナ(異世界)「400,000,000Gになります。」

アンナ「覚悟しろ、二度と店が開けない身体にしてやる」

アンナ(異世界)「Killing me Softly.」

フィヨルム「…………。」

シャロン「ほら、アンナ隊長がそんな怖いこと言うからフィヨルムさんが怯えちゃってるじゃないですか」

アンナ「あら、あなたいたの?」

フィヨルム「死のう」

シャロン「Σ隊長! フィヨルムさんは繊細な方なんで、せめてもっとオブラートに包んでください!;」

アンナ「……そんなんじゃ、このラジオじゃ生きていけないわよ?」

アルフォンス「…………ラジオ?;」



~~~



 =お祭り会場=


シャロン「わー! 海老さんがたくさんいますー!」

リョウマ「いらっしゃい、ここは【海老すくい】屋だ。1回400Gで取れたら取れた分だけやろう」

シャロン「やりたい! わたし、やりたいです!」

リョウマ「金」

アンナ「正恩」

リョウマ「いや、別に合言葉とかじゃないから。」

シャロン「ア・ン・ナ・隊長ぉ~?」

アンナ「駄目だと言ったら?」

シャロン「この前記録した巻物をすべて焼き尽くします」

アンナ「はぁ……、仕方ないわね。……1回だけよ?」

シャロン「ちょろいですよ」

アンナ「あ?」

シャロン「やったー! ありがとうございます、さっすが隊長~!」

リョウマ「……隊長、か。……いや、なんでもない」

アンナ「アルフォンスは?」

アルフォンス「えっ……、あ、いや、僕は……」フィッ

アルフォンス「…………。」ウズウズ

フィヨルム「(なんてわかりやすい人なんだろう……;)」

アンナ「――――わかったわ。じゃあ4ポイね」チャリンッ

リョウマ「1600G丁度だな、毎度!」

アンナ「はい。一人一回ね」スッ

アルフォンス「……あ、ありがとう。」

フィヨルム「わ、私もいいんですか!? あ、ありがとうございます!」

アンナ「よしなによしなに」

シャロン「あの、店員さん。この大きい赤いのってなんですか?」

リョウマ「タラバガニだ。……なに、ちょっとした目玉商品よ」フッ

シャロン「えっ、カニ?;」

アンナ「こ、これは……芝海老!?」

リョウマ「いや、それはバナメイエビだ」

フィヨルム「あの……、この動きが素早いのは?」

リョウマ「それは蝦蛄(シャコ)。……その腕で殴られると指の骨をも折ってしまうから気をつけてくれ」フッ

アルフォンス「この水槽、水深が1m程あるように見えるのだが?」

リョウマ「気のせいだ」

アンナ「クーリングオフで」

リョウマ「アーアー、ワタシ、アメリカゴワカラナーイ」

クリムゾン「そっちの店もいいけど、こっちの店も見て行ってよ!」

フィヨルム「……宝石すくい屋……?」

シャロン「すっごいキラキラしていて、きれいですね! 本物ですか?」

アルフォンス「まさか。流石に本物の宝石が1回500Gですくえるとか、そんなデフレーションの世界が クリムゾン「全部本物だけど?」

アルフォンス「Σあったーーーーーー!!?;」

アンナ「どいてろ。全部一発でとっちゃる」

シャロン「隊長の目が一瞬で変わった瞬間でした。」

クリムゾン「えっ、なにこのひとこわい」



~~~



シャロン「ほんと、アンナ隊長ってお金が絡むと強くなりますねー!」

アンナ「……それって褒めてるの?」

シャロン「フィフティーフィフティー」

アルフォンス「フィヨルムは、どこか行きたいところはあるかい?」

フィヨルム「えっ、わ、私ですか!?; ……そ、そんな、恐れ多いです……」

アルフォンス「気にすることはないよ。順番に行きたいところを回る予定だからね」

シャロン「そーそー! お金もアンナ隊長が出してくれますからねっ!」

アンナ「あ?」

フィヨルム「あ、別に、お金は自分で払えますから……;」

サクラ「……あ……あの……っ!」

アンナ「あ、さくらだわ。もしくはキャッチかしら?」

サクラ「えっ、あ、はい。確かに私はサクラですが……」

アンナ「やっぱりね。……さっ、早く行くわよ。高い壺買わされたりマルチの勧誘されるわよ?」

シャロン「それってアンナ隊長のことじゃないですか……;」

アンナ「勧誘と売買は姉がやっているのよ。私じゃないわ」

アルフォンス「……結局、やっているんだね……;」

サクラ「?;」

フィヨルム「あの、ここは何をやっているんですか?」

サクラ「あ、はい……。ここは カザハナ「ここはりんご飴屋よ! 1つ300G、さぁ、買うの? 買わないの?」バンッ

フィヨルム「えっ、あ、買いますっ!;」

カザハナ「はい、毎度ありがとうございますーっと。……ツバキ、早く作ってよ!」

ツバキ「えぇ~? じっくりと完璧に作んなきゃ駄目だって~」

カザハナ「どうせわかんないわよ。さっさとサクラとふたりきりになって雑談を続けたいの、ほら早く!」

ツバキ「おい、なあおい」

サクラ「……カザハナさん……。……すみません、私にはエリーゼさんという方が……」

カザハナ「くそがんも」

フィヨルム「?;」



~~~



アルフォンス「僕が行ってみたかったところはここなんだ」

アンナ「……くじ引き屋? またそんな、いかにも屋台ーって感じのところを……;」

アルフォンス「僕はくじ引きとかそういうのが好きなんだけど、最近エクラが全然召喚をしてくれなくて……」

シャロン「エクラさん、オーブを溜めるのに時間がかかっているみたいですよ?」

アルフォンス「ッチ。だから無課金勢は嫌いなんだよ」

シャロン「Σお兄さま、どうされたんですか!!?; いつもの武器オタクお兄さまに戻ってください!」ドスッ!

フィヨルム「今してはいけない音がした気がしたんですが。」

シャロン「大丈夫です! お兄さまは丈夫ですから!」

アンナ「そういう次元なの?;」

アルフォンス「ハッ!? 僕は今までなにを……?」

ツクヨミ「(なんだこいつら……;)」

オロチ「……えっと……、何回引くんじゃ?」

アルフォンス「全部で」

ツクヨミ「100000Gだ」

アンナ「お前ふざけんなよ」

アルフォンス「10回で」

ツクヨミ「3000Gだ」

アンナ「……アルフォンス。当分は食後のデザートがチューペットのかたきれ(突起無しの方)になるからね。」チャリンッ

アルフォンス「なっ、なんだと!!?; ……くっ……! しかし、この欲求を止められは……しない!」

フィヨルム「チューペット……?;」

シャロン「お兄さま、普段のデザートはシフォンケーキにホイップクリームって決めてるんですよー」

フィヨルム「なにそれかわいい」

アルフォンス「たぁ!」

ツクヨミ「末等、消しゴムだな」

アルフォンス「まだまだ!」

ツクヨミ「末等、消しゴム」

アルフォンス「こいっ!」

ツクヨミ「末等、消しゴム」

アルフォンス「倍プッシュだ!」

ツクヨミ「末等、消し(ry」

アルフォンス「まだ(ry」

ツクヨミ「末(ry」


―てーん 『消しゴムの山』


アルフォンス「おかしいだろこの台ッッ!!!」ダァン!!

ツクヨミ「安心しろ。まだくじは108本あるぞ?」

アルフォンス「キャッシュで」スッ

アンナ「アルフォンスが沼にハマらないうちに引き上げるわよ!」ガシッ!

シャロン「えぇ!」ガシッ!

フィヨルム「え、えっと、はい!;」ガシッ!


―ズルズル・・・


アルフォンス「放せっ……! 放せよっ……! まだ、やれるっ……! やれるんだっ……!」ザワ…ザワ…


 「「…………。」」


ツクヨミ「……なんだったんだろうな。」

オロチ「さぁ?」














Continue…













ジークベルト「えー……。先程、シノノメより封書が届いた。【皆の前で開封するように】とのメッセージが添えられていたので、集まって貰った次第だ」


 「「「さっすがリーダー、説明口調でリスナーの人への配慮も抜群っ!!!」」」


―ビッ


―スッ


―ガササ・・・


ジークベルト「…………。」

ジークベルト「・・・・・・。」

ジークベルト「」ガタガタガタガタ



 「「「Σリーダー!!?;」」」



~~~



ジークベルト「……これから皆に……、……肝試しを……やってもらう……;」

フォレオ「……あぁ……、それで……;」

ソレイユ「で、どうやって分かれるの? グーチョッパー?」

ジークベルト「封書にチーム分けが同封されていた。……どこまで本気なんだ、彼は……;」


【臙脂】ジークベルト:ソレイユ
【翡翠】フォレオ:オフェリア
【山吹】ルッツ:エポニーヌ
【琥珀】ディーア:ベロア
【藤色】イグニス:ゾフィー


 「「「読めません!!!」」」

 「安心してほしい、私もだ」



~~~



 =暗夜王国:墓地=


シノノメ「Annazonって便利だなー。なんでも売ってやがる」

キサラギ「お金はどうしたの?」

ヒサメ「これは……南瓜、ですか?」

シノノメ「あぁ、暗夜の奴らは洋と呼ばれる脅かし道具にしたからな。なんでも、向こうでは南瓜のお化けがいるそうだ」


 「「「へぇー……」」」


キサラギ「ねぇ、シノノメ! お金は!?」

シノノメ「キャリア決済にした」

グレイ「多分、お前のスマファ没収だな」

シノノメ「されたらまた契約するまでだ!」

キヌ「これが永久機関ってやつなんだね!」

マトイ「えっ……、違うんじゃない……?;」



ソレイユ「あーあ、オフェリアとが良かったなー……」

ジークベルト「……怖くない……、全然怖くない……。……私は暗夜王子……怖くなんてない……っ」ガクガク

ソレイユ「――――ワッ!」

ジークベルト「Σひぃーーーッ!!? な、なんだい!!?;」

ソレイユ「ぶっ……アッハッハッハ!! なぁに、そんなに怖いのー?」ケラケラ

ジークベルト「こ、怖くなどない!;」

ソレイユ「まったまたぁ、見栄張っちゃってー」

ジークベルト「見栄など……!」


―ガサッ!


ジークベルト「Σひっ!?;」ダキー

ソレイユ「わぁっ! ちょっと、抱き着かないでよ!;」


―ガサガサッ!


ジークベルト「Σああああああッッ!!!;」ギュゥゥウ

ソレイユ「うわあぁぁあああッッ!!!;」


―ぐらっ (ソレイユがバランスを崩した音)


―ドサッ! (そのままジークベルトが押し倒す音)



シノノメ「っしゃあ! ジークベルト強請り用写真、ゲットだぜ!」ガッツ!

キサラギ「ピッピカチュウ!」

シノノメ「いや、キサラギはファイアローだろ?」

ヒサメ「そんなこと言っている場合ですか?;」

マトイ「裏山」

キヌ「マトイ?」

マトイ「なあに? リア充は爆発しろ」

キヌ「マトイ……(優しい目)」

ミドリコ「グレイも食べる? お父さんからのお弁当よ」スッ

グレイ「おっ、暗くてよく見えねぇが甘い匂いがするから貰うぜ。あんがとよ」パクッ

キサラギ「わー、僕も食べたーい!」

ミドリコ「たっくさんあるから、みんなも食べて食べて。」


 「「「わーい!」」」


 「「「いっただきまーす!」」」


―もぐもぐ・・・


シグレ「……ん?; な、なんか歯の隙間に挟まって――――」スッ


―ぴろっ 『昆虫の足』


シグレ「…………。」

シグレ「・・・・・・。」

しぐれ「」サァァ…

シノノメ「……おい……。……これって……」

ミドリコ「【イナゴの甘露煮】よ?」


 「「「――――ッッ!!!;」」」バッ


―ドタドタドタドタドタドタ


ミドリコ「……みんな、それでも白夜生まれ白夜育ちなの?」

キサラギ「ねー。日本でも普通なのにねー」

ミドリコ「だから日本とか」

キサラギ「ごめん」

キヌ「おいしー! あっ、ベロアも好きかな~、これ……」

ヒサメ「白米が恋しくなりますね……。……あ、粗茶ですが」スッ

グレイ「コイツら肝据わり過ぎだろ」

シノノメ「俺たちはこの日、初めて“まーらいおん”というものを見ることになったんだ。」



~~~



フォレオ「あ、おかえりなさい。……ふふっ……ゆうべは、おたのしみでしたね?」

ソレイユ「…………。」

ジークベルト「……本当に、すまないことをしたと思っている……;」

オフェリア「いい気味だわ。これで成立してくれたら私にしつこくしたりしないでs ソレイユ「あぁぁぁぁああ!!! やっぱオフェリアをギューギューするのが一番だよぉぉおおお!!!」ギュゥゥウウウ

オフェリア「ウッ苦し」

ディーア「ドクターストップだ、ソレイユ。オフェリアが天に召されちまう」

ソレイユ「なにっ!? ディーアもオフェリアを狙うライバルだね!」バッ

ディーア「お前は何を言っているんだ」

ルッツ「バトルしようぜ!」

ゾフィー「それはライバル!」

フォレオ「さ。次は僕たちですね。行きましょう」

オフェリア「えぇ、この宵闇のオフェリア。我が主を護り通して見せるわ」スッ…

エポニーヌ「ヘイッ! 死亡フラーグ!」

ルッツ「エポニーヌどうしちゃったの?」

ソレイユ「なんでも、基本男女ペアで面白くないからヤケになってるんだって」

ルッツ「へ、へぇー……?;」



~~~



フォレオ「……結構真っ暗ですね」

オフェリア「はぐれないように気をつけましょう」

フォレオ「そうですね……。……じゃあ」スッ


―ぎゅっ (手をつなぐ音)


フォレオ「これで、はぐれませんね。」

オフェリア「そうね。でもなんで恋人繋ぎなの?」

フォレオ「僕の趣味です」

オフェリア「えっ?」

フォレオ「冗談ですよ」

オフェリア「そういう冗談はやめてよ……;」

フォレオ「うふふ、ごめんなさいね。オフェリアがあまりにも可愛いものですから」

オフェリア「それ、この間ソレイユにも言ってたよね? だれかれ構わず可愛いって言ってるの?」

フォレオ「……くすっ、嫉妬ですか?」

オフェリア「黙れ」

フォレオ「はい」



キヌ「マトイ、あれはリア充に入る?」

マトイ「……えっ? あれはただの百合じゃない。キヌ、視床下部大丈夫? 良い診療所紹介しましょうか?」

キヌ「くそがんも」

シグレ「ま、まあまあ……;」ドォドォ

キサラギ「フォレオかぁー。……じゃあ、僕が行くよ!」スクッ

シノノメ「おう! どいつを使うんだ?」

キサラギ「うーん……そうだなぁー……」



オフェリア「フォレオって……意外と手、大きいのね……」

フォレオ「男の子ですから。あと、大きいのは手だけではありませんけどね。」

オフェリア「えっ、ごめん。私、そういうの得意な方のオフェリアじゃないから」

フォレオ「えっ、オフェリアって何人もいるんですか?」

オフェリア「世の中わからないことだらけよ」


―もくもくもく・・・


オフェリア「Σな、なにっ!? この白煙は!!;」

フォレオ「お、オフェリア! 吸ってはいけません! すぐにハンカチで口元を覆って!」

オフェリア「私、ハンカチ持ち歩かない系の女子なのよね」

フォレオ「えっ? じゃあ手拭きはどうするんですか?」

オフェリア「フォレオ……ハンドドライヤー知らないの……?」ヒキー

フォレオ「あの、ここ、貧しい国と呼ばれる暗夜王国なんですが」

オフェリア「みんなスマファだのなんだの持ってるんだし、何もおかしいことはないわよ。」

フォレオ「それもそうですね。」

キサラギ「(※蚊取り線香です)」コソッ

オフェリア「な、何も見えないわ……; ……ん、なにフォレオ?」

フォレオ「えっ、どうかしましたか?」

オフェリア「え、だって今、後ろから私の左肩叩いたでしょ?」

フォレオ「えっ……。……僕、オフェリアの右側に居て左手を繋いでいるんですよ? それって無理がありませんか?」

オフェリア「……あ……、確かにそうよね。……って、ことは……」


 「「Σきゃぁぁああああ!!! で、出たーーーーーッ!!!;」」


フォレオ「避難訓練です! あの時のテントに煙を充満させて2・4・6年生だけ体験出来た訓練を思い出して!! さぁ、走りますよ!;」グッ

オフェリア「おはしもの約束!! “は”は走らないーーーーッ!!!;」ギュッ


―ダッダッダッ!



~~~



オフェリア「ハァ……ハァ……; し、死ぬかと思ったわ……;」

フォレオ「はい、行った証のスタンプです」

ジークベルト「あ、あぁ、確かに……;」

エポニーヌ「あたし達の目に映るは恋人繋ぎのフォレオとオフェリア」

ゾフィー「ソレイユ は どうする ?」

ソレイユ「オフェリアの左手とアタシの右手、フォレオの右手とアタシの左手で3人の輪を作るよ」ギュッ ギュッ

ベロア「……ソレイユ……、……大人になりましたね……っ!」グスッ

ルッツ「今日はお赤飯だねっ!」

ソレイユ「ルッツ、意味わかって言ってる?」

ルッツ「ううん、全然?」



~~~



ルッツ「見てー、エポニーヌー! 鈴虫捕まえたよー!」スッ

エポニーヌ「……鈴虫……、……美しく囀るはオスのみ。ただし、それはメスを呼び込む為……。……無しね」ポイッ

ルッツ「Σあぁっ! 僕のグリッドグラーフ!!;」

エポニーヌ「もっとこう……ヒラムシとかいないの、ヒラムシとか!!!」カッ!!

ルッツ「ヒラムシ?;」

エポニーヌ「ヒラムシ(扁虫、平虫)は、磯の石の下にすむ扁形動物渦虫鋼ヒラムシ目(多岐腸目)動物の総称。海産で、岩の表面等を這って生活している。一部には寄生種がある。体は扁平で、表面は粘液で覆われている。頭部背面には触覚のような突起を持つものがある。見かけと違って獰猛な肉食性が多く、体の扁平さを活用して、貝の隙間から侵入し、貝肉を食べる場合も多い。」

ルッツ「磯まで聞いた」

エポニーヌ「で、ここからが重要。例にもれず雌雄同体なんだけど……、アレでアレしてアレがアレに挿してアレを注入するの」

ルッツ「What?」

エポニーヌ「お前がママになるんだよォォオオオオ!!!」

ルッツ「落ち着いてエポニーヌ。クールダウンクールダウン」

エポニーヌ「えぇーっと、つまり、勝った方がオスで負けた方がメスになって子供を産むのよッッ!!!///;」

ルッツ「へー、そうなんだー! ……そうだ、夏休みの自由研究それにしよーっと!」

エポニーヌ「全面的に協力するわ」

ルッツ「え、う、うん、あ、ありがとう……?;」



シノノメ「そういえば、エポニーヌって男が苦手って設定なかったっけか?」

キサラギ「明らかに子供っぽいのは大丈夫らしいよ? ルッツとか、カンナとか……」

シノノメ「カンナ……? ……うっ、頭が……っ!;」

カンナ♂「片親がどちらに配属されるか決まったのに僕たちが出られなかったことに甚だ怒りを感じている」シュタッ!

カンナ♀「上と同じく」シュタッ!

グレイ「出たな、カンナーズ」

キヌ「じゃあ……、こっち側にカンナ♀ってこと?」

シノノメ「でもカンナが入ると奇数になっちまうんだよなぁ~……」

カンナ♀「あっ、じゃあシグレを抜けばぴったりになるよ! ねっ!」


 「「「それだ!!!」」」


シグレ「(´;ω;`)」



ルッツ「エポニーヌ、怖くないの?」

エポニーヌ「怖いよりも知的探求心が勝るのよね~。……ほら、あたしって頭良い設定があるから~」

ルッツ「ごめん、ちょっと一発ぶってもいい?」

エポニーヌ「暴力は駄目よ、うさぎさん」

ルッツ「僕はちょっと怖いかも……; ど、どうしよう……。今日おトイレ行けなさそう……;」

エポニーヌ「(ルッツに同伴する→仕方ないなという眼差しの下男子トイレへ→合法で侵入→禁断の花園へ)」

エポニーヌ「ふふん、いいわ。その時はあたしもついて行ってあげる」

ルッツ「いいの!? わーい! エポニーヌって優しいんだねー! 僕、エポニーヌのこと好きだよ!」

エポニーヌ「よしなによしなに。フィフティーフィフティーと言うやつだから気にしなさんな」ボタボタボタ

ルッツ「エポニーヌ、鼻血出てるよ。大丈夫?」

エポニーヌ「大丈夫だ、問題ない」

お化け1「お化けだぞー、がおー!」ピョンッ

お化け2「上と同じくー!」ピョンッ

ルッツ「うわっ、出たぁーーーッ!!?;」ササッ

エポニーヌ「……あたしの後ろに隠れなくても……。……CVを聞いてわかるでしょ? カンナ達じゃない」

ルッツ「えっ?」

カンナ♂「なぜバレたんだろう」パサッ

カンナ♀「上と同じく」パサッ

ルッツ「えっと……、カンナって誰だっけ?」

カンナ♂「誠に遺憾の意を表す」

カンナ♀「上と同じく」

エポニーヌ「……海で一緒に愉しそうに遊んでいたじゃない……;」



~~~



ルッツ「たっだいまー!」

ジークベルト「おかえり。ちゃんとスタンプを押してきたかい?」

ルッツ「スタンプ? なにそれおいしいの?」

ジークベルト「シベリア送りだ」

ルッツ「じょ、冗談だよ……; ほら」

ジークベルト「あぁ、確かに」

ソレイユ「ねえねえエポニーヌー。……ルッツに応えてあげないの?」ツンツン

エポニーヌ「えっ、なにが……?;」

オフェリア「あんなにストレートに好きって言ってたのに……」

エポニーヌ「そんなこと言ってたかしら?」

ベロア「次は私たちですね……」

ディーア「帰りたーい、帰りたーい、あったかホームが待っている♪」クルッ

フォレオ「どこに行こうとしているのですか? 逃がしはしませんよ?」ブゥン

ディーア「みんな、よく聞いて欲しい。気が付いたら3m位離れたところにいたフォレオが今俺の後ろ手を取っている。何を言っているのかわからないと思うが俺も(ry」

ジークベルト「フォレオは脱ぐと凄いからね」

フォレオ「も、もうっ! ジークベルトったら……///」

エポニーヌ「Σッッ!!? キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! これ、これよ!! あたしが求めていたものはッッ!!!」ズシャァァァアア

ソレイユ「エポニーヌ、うるさい」



~~~



ベロア「ふふっ……ここも、ここにも……お宝がたくさん……///」

ディーア「ったく、かったりぃ……。……おい、ベロア。俺がスタンプを押してくるからお前はここで拾いもんでもして待ってろ」

ベロア「…………えっ」

ベロア「…………。」


―スクッ


―タッタッタ・・・


ベロア「…………。」ピトッ

ディーア「な、なんだよ……?///;」

ベロア「……ディーア……」スッ

ディーア「お、おう……?///;」

ベロア「あなたから甘い匂いがします。」

ディーア「」

ベロア「待っていてもいいので、そのお菓子ください。というか全部ください。」

ディーア「よろしい、ならば戦争だ」



シノノメ「うーん……。なんだ? 【犬】か?」

キサラギ「わかったー! 【笑福亭仁鶴】だー!」

ヒサメ「えっ……。……【山羊】では……?」

キヌ「えー、違うよー! もっと、こう……日常でよく見る光景だよ!」

シグレ「……何やっているんですか?;」


 「「「ピクトイメージ」」」


シグレ「Σ古っ!!?;」

マトイ「日常……。……犬よりも日常……?;」

ミドリコ「わかった! 【毒矢に討たれて苦しんでいるシグレ】だ!」


 「「「それだ!!!」」」


シグレ「Σだからなんで俺が!!?;」

キヌ「あっ正解ー! おめでとー!」

ミドリコ「やったー!」

シグレ「Σしかも正解なんですか!!?; というかミドリコはよくこんな絵で俺だってわかりましたね!!?;」

ミドリコ「わかるよ! だってその毒矢、ミドリコのだもん」

シグレ「ここでまさかの爆弾発言」

グレイ「そりゃそうだろ。なんもねぇところでなんでわざわざシグレだけに集中して毒矢が行くんだよ?」

シャラ「……全員、気づいていたわよ……?」

シグレ「本当、なんで気がつかなかったんだろう。……仲間だと思っていたのが、仲間ではなかったということに」



ベロア「♪」モグモグモグ

ディーア「……ほら、ダージリンティーだ」

ベロア「……タンブラーまで用意して……。……ディーア、本当にお茶会するつもりだったんですね……」ズズ…

ディーア「はぁ? ちげーよ。お前とペアだって聞いて急いで仕込んで来たんだよ」

ベロア「……そんなに私とお茶会がしたかったんですか……?」クスッ

ディーア「いや、菓子のひとつでもくれりゃ静かに大人しくすると思って」

ベロア「デリカシー。この言葉の意味がわかりますか?」

ディーア「delicacy:繊細さ。優美さ」

ベロア「……マジレスされましても……。うち、人狼やし……」

ディーア「はぁ?」


―ガサガサ・・・


 「「!」」


―ガサガサガサッ!!!


カボチャお化け「お化けだぞー!」

ディーア「丁度いい。……これでパンプキンパイが作れるな」グイッ

カボチャお化け「あ、ちょっ」

ベロア「かぼちゃプリンも忘れないでくださいね……!」ジュルリ

カボチャお化け「Σたっ……食べられる……!!? い、いやーーー!! き、狐肉は美味しくないよーーー! 多分ッッ!!;」ジタバタ

ベロア「……キヌ、ですか」

キヌ「ふぅぅ……。……うん、人気投票堂々の1位のキヌだよー!」カポッ

ベロア「殺せ、ロシア人だ」

キヌ「Killing me softly」ドゲザァ

ディーア「……このカボチャ、食えねぇのか?」

キヌ「あ、ううん、本物をくり抜いたやつだから大丈夫だよ! はいっ!」


―うじゃあ・・・ (大量の狐毛)


ディーア「このカボチャは出来損ないだ、食べられないよ」ポイッ

キヌ「Σあぁっ!!; あたしの南野陽子ー!;」

ディーア「んだその名前?;」

ベロア「……キヌも一緒にお茶会、しませんか?」

キヌ「いいの!? するするー!」

ディーア「お前ら肝試ししろよ」



~~~



ベロア「……美味しかったです……♪」

フォレオ「えっ? お食事にでも行かれていたんですか?;」

ディーア「……ほらよ……」スッ

ジークベルト「え、あ、あぁ、スタンプか……; ……あの後、行ったんだね?;」

ディーア「奴らがいつまで経ってもやめねぇから俺だけで押してきた」

ジークベルト「……うん……。……なんというか……、お疲れ様……;」

ソレイユ「ディーアの優しさに全あたしが涙したよ!!!」

ディーア「嘘つけ」

ソレイユ「てへっバレた?」

ゾフィー「」ガタガタ

イグニス「」ガクガク

ジークベルト「……えーっと、次はー……ゾフィーとイグニス……」


 「「Σ!;」」ビクッ!!


ジークベルト「……だね。みんな平等、さぁ、行っておいで?」

ゾフィー「い、いやだと言ったら!?;」

ジークベルト「暗夜の証である文様を剥奪する」


 「「仰せのままに」」



~~~



イグニス「怖い……怖いよぉ……(´;ω;`)」ガクガク

ゾフィー「あ、あたしもこういうのダメ……;」ガクガク


―ガサガサガサ


 「「Σヒィィィイイイッ!!?;」」


猫「なぁーん」

イグニス「……な……、なんだ猫か……;」

ゾフィー「ちょっ、イグニス!?; その発言はいろいろとヤバいって! 死亡フラグだって!;」


『ぁー……ぁぁぁぁーあー』


 「「Σぎゃぁぁぁあああああ!!?;」」


シグレ「……あ、すみません。ちょっとFEH用に歌の練習をしていて……」

イグニス「……な……、なんだシグレか……;」

ゾフィー「丁度良かった! シグレも一緒に来ない? ふたりだけじゃなきゃダメって決まりはないし」

シグレ「え、えぇ……かまいませんが……」


 「「やったぜ。これで万が一の身代わりになる。」」ガッツ


シグレ「すみません、急用が出来ましたのでこれで」スッ

ゾフィー「あー、待って!; ごめんって、アタシが悪かったって!; 行かないで、怖くてふたりじゃ進めないの!!;」ガシッ

イグニス「っ! っ!;」コクコク

シグレ「次はない」


 「「御意」」



グレイ「……ん? いつの間にシグレはあっちに行ったんだ?」

シグレ「呼びましたか?」スッ

シノノメ「うおっ!? びっくりしたぁ!!;」

マトイ「えっ……? シグレならここでずっと独りで人生ゲームやってたわよ?」

シグレ「えぇ。というか、気づいていたのなら一緒にやってほしかったです。切実に」

キヌ「だってシグレだし……」

キサラギ「シグレだしねー」

シグレ「いじめ……?;」

ミドリコ「じゃ、じゃあ、あそこにいるシグレは……っ!;」


 「「「Σきゃぁぁああああ!!! で、出たーーーーーッ!!!;」」」


シグレ「あ。あれは俺の写し身です。この間やっと習得したんですよ」


 「「「死ね」」」

 「ちょ」



ゾフィー「Σ!? い、今出たって聞こえた!!?;」バッ

イグニス「――――Σシグレっ!?; シグレが消え……ッ!!;」

ゾフィー「……シグレ……。……君の雄姿は、忘れないよ……!」ビッ

イグニス「……カジュアル……だけどな……」











END…









 清涼祭、第2週目はFEif(の子世代)で肝試し、でした!

 ドッキドキ吊り橋効果! ただし成立したカップルの8割は即別れるものとする。


 次週は……FEHことファイアーエムブレムヒーローズと……。……お楽しみに!









シノノメ「そうだ、肝試しに行こう」ガタッ

グレイ「肝試しだぁ?」

キサラギ「霊山に行くの? ノスフェラトゥ?」

シノノメ「いんや? せっかくだから墓地に行こうと思う」

ヒサメ「祟られますよ?」

シノノメ「祟りが怖くて白夜王子なんかやってられっか! 俺はこの赤い扉を選ぶぜ!」

キサラギ「でも、どうしていきなり?」

シノノメ「さっき暗夜軍に誘われた」

ヒサメ「あぁ……。」



~~~



 =白夜王国:墓地=


マトイ「さ、流石に雰囲気あるわね……;」

シノノメ「ちなみに、ここの墓地は無縁仏だ」

シグレ「その補足要ります?」

キサラギ「どうやって行くのー?」

シノノメ「男女二人組で行こうと思う」

ミドリコ「どうやって決めるの?」

シノノメ「ここに色紙の入った封筒があるじゃろ?」



 ・・・抽選結果・・・


 【赤】シノノメ:マトイ

 【青】グレイ:ミドリコ

 【黄】キサラギ:キヌ

 【緑】ヒサメ:ミタマ

 【紫】シグレ:シャラ



シノノメ「脅かし役として暗夜の面々+αに協力してもらった。くれぐれも攻撃や妨害はしないように!」


 「「「はーい、隊長ー!」」」


シノノメ「んじゃあまずは俺たちから行くとすっか」スッ

マトイ「え、えぇ……」

キサラギ「お土産買ってきてねー!」

シノノメ「おう! おはぎでも供えてあったら持ってくらぁ!」グッ!

ヒサメ「ダメ、ゼッタイ」



~~~



エポニーヌ「さぁ~て……。屈強な男同士が抱きつくように……、どう脅かしてやろうかしら……?」ペロ…

ベロア「来るのは男女ペアですよ?」

エポニーヌ「帰るわ」

フォレオ「たくさんお洋服を作ってきました。これで直接脅かすことが出来ますよ?」

ディーア「西洋から和まで、凄すぎだろ」

エポニーヌ「やっぱり帰らない。頼まれても帰らない。」

ソレイユ「それでこそエポニーヌだよ」

オフェリア「……あれ、これで全員?」

フォレオ「あ、はい……おそらくは……。ジークベルトとゾフィーとイグニスは怖がってしまって、お留守番です……;」

エポニーヌ「ルッツとカンナ達は寝てたわ。流石お子様ね、そんなんじゃコミケ行くのは先の先の先よ?」

ベロア「エポニーヌは何を言っているのでしょう?」

ソレイユ「世の中知らない方が幸せなこともあるんだよ」



~~~



シノノメ「ふんふふ~ん♪」

マトイ「た、隊長は、怖くないの……?;」

シノノメ「ああ! この方見たこともねぇし体験したこともねぇ! 霊感なんかこれっぽっちもありやしねぇぜ!」グッ!

マトイ「自慢風自虐? 自虐風自慢?」

シノノメ「なんかそう書かれっと中国語みたいだな。」

マトイ「正確には広東語または台湾語よ?」

シノノメ「そうやって世間はすぐ俺を追い詰める」



フォレオ「あら、トップバッターは白夜王子のシノノメですか。見たことがない、でしたら……」ゴソゴソ…

フォレオ「じゃーん! 白夜に合わせた、白装束(+かつら)です!」テッテレー♪


 「「「おぉー!!!」」」


ソレイユ「で、誰が着るの?」

フォレオ「…………。」

フォレオ「……ディーア?」

ディーア「俺は絶対に着ないぞ」

フォレオ「ここにディーアの茶葉缶があります」スッ

ディーア「ばッ……!!?; お、お前、俺の茶葉ちゃんに何する気だ……!!」ジリ

フォレオ「いえ、久しぶりに握力を測りたくなってしまって」グッ


―メキメキメキ


ディーア「やる、なんでもやる、やらせろ」

フォレオ「ちょろいです」

エポニーヌ「いい……いいわ……っ! 尊いわ……っ!///」ハァハァハァ



シノノメ「あ、おはぎめーっけ! キサラギへの土産はこれでいいか」スッ

マトイ「ちょっ!?; だ、駄目よ、ひとのものをとったらドロボウ!」ガシッ!

シノノメ「だって、これどうやって食うってんだ? ここにあったって蟻の餌になるだけだろ?」

マトイ「そ、それはー……;」


『……われの……』


 「「……ん?」」


『われの供物を持っていこうとするのは誰だァァァアアアア!!!』ドロロロ


 「「Σぎゃぁぁぁあああああ!!?;」」



フォレオ「ふふっ……。やっぱりディーアには演劇の才能がありますね」

ソレイユ「あっ、アタシも演劇できるよ! 主役やっててさー、それいゆ!マーシナ オフェリア「ストップ」

ソレイユ「はい」



白装束の女「ア…ァァアアア…」ダッダッダッ

シノノメ「なんだアイツ足はぇぇ!!;」ダダダ

マトイ「シノノメのせいなんだからね、シノノメのせいなんだからねッ!!?;」ダダダ

シノノメ「むしゃくしゃしてやった、反省はしている」

マトイ「そんな犯罪者の常用句を言ったところでその手に持ったおはぎがまったく反省していないことを示しているわ」

マトイ「――――Σって、なんで持ってきたの!!? 絶対にそれが原因でしょ!!?;」

シノノメ「おっ、遅いノリツッコミだな。そんなんじゃR-1グランプリ予選落ちだぞ?」

マトイ「黙れ」

シノノメ「はい」



~~~



シノノメ「あー……ひどい目にあったー……;」

マトイ「被害者の会に訴えようと思う。異論は認めない。」

シノノメ「マトイ、紺髪の既婚者王子を紹介してやる」

マトイ「さっすがー! 持つべきものは馬鹿王子ねっ!」

シノノメ「褒めてんだよな?」

マトイ「フィフティーフィフティー」

グレイ「おい、見せつけてんじゃねぇぞ返り討ち馬鹿王子」

シノノメ「返り……?; んだ、それ」

ミドリコ「ほら、加入MAP……」

シノノメ「あ、あぁ……。そ、そんなこともあったなー、へはは……」

キサラギ「ねー、シノノメ。お土産は?」

シノノメ「おう! ほら、供えてあったおはぎだぜ!」ポンッ

キサラギ「いや……、流石の僕もこれはドン引きだわ……」ヒキー

シノノメ「くそがんも」



~~~



ミドリコ「次はミドリコ達よ。さぁ、行くの」グイッ

グレイ「これよく考えたら別に俺が命令に従う必要はねぇよな」

ミドリコ「ここにグレイのきんつばがあります。左手には毒矢」スッ

グレイ「行くぞ。絶対行くぞ。ほら行くぞ」

ミドリコ「ちょろいもんだよ」

シノノメ「おーい、鶏がらー! お土産買ってこいよなー!」

グレイ「わりぃ。ちょっとアイツ〆てから行くわ」

ミドリコ「グレイ。鶏がらって言われて自分のことだと思ってるところであなたの負けよ」



~~~



フォレオ「次はミドリコとグレイですね?」

ソレイユ「そういえば、アタシこの間確認したらBになっててさー」

エポニーヌ「あたし、やっとDになったのよね……。……何かコツでもあるの?」

ソレイユ「うーん……。やっぱり、いっぱい使うしかないんじゃない?」

ソレイユ「あ。ねえねえ、オフェリアはE?D? それともC?」

オフェリア「えっ、私、そういうのが得意な方のオフェリアじゃないんだけど」

ソレイユ「えっ?」

エポニーヌ「オフェリアは確か……。……Aだったかしら?」

オフェリア「児島だよ!!!」

エポニーヌ「えっ?」

オフェリア「あ、間違えた。Fよ!」


 「「えっ?」」

 「えっ」


ソレイユ「……あちゃー……。武器の熟練度の話だったんだけど……、まぁ、オフェリアノートが埋まったからよしっ!」カキカキ

オフェリア「殺す」

ソレイユ「Killing me softly」ドゲザァ



ミドリコ「グレイー。みてみてー、彼岸花よー!」

グレイ「え、あ、あぁ……。」


 「「…………。」」


ミドリコ「……食べる?」

グレイ「いや、食えねぇだろ」

ミドリコ「戦時中の日本人は根をかじっていたらしいよ?」

グレイ「日本とか言うな」



ソレイユ「よーし、今度はアタシが行こう! フォレオ、なんかいいのない!?」スクッ

フォレオ「そうですねー……。……あ、提灯おばけなんかはいかがでしょう?」

ソレイユ「えっ、なにそれかわいい……」

フォレオ「僕はソレイユの方が可愛いと思いますけどね」

ソレイユ「えっ」

フォレオ「社交辞令ですよ」

ソレイユ「そういうこというとジクフォ派やフォオフ派やフォエポ派にこのブログ潰されるからあんまり言わないで欲しいなぁ」

フォレオ「えっ……。そんなひといません、あきらめてください」

エポニーヌ「えっ? 何言ってるのソレイユ。ジクフォじゃなくてフォジクでしょ?」

フォレオ「僕はもう考えるのをやめました」

オフェリア「それが正解だと思うわ」

ソレイユ「で、このスイッチって何?」

フォレオ「あぁ、そこを押すと――――」



グレイ「そうだ、ミドリコに頼みたいことがあったんだが……」

ミドリコ「なぁに? ミドリコが出来ることならなんでもいいよ!」

グレイ「今なんでもって言ったよな?」

ミドリコ「は?」

グレイ「実は、この課題が終わんなくてな……」スッ…

ミドリコ「……あー……、毎年こうれいのサイゾウおじさんからの挑戦状~夏休み編~かぁー……」

グレイ「その四【女子とふたりで写真を撮る ※ただし双方笑顔で自撮りであること】が進まなくて……」

ミドリコ「おじさんどうしちゃったの」

グレイ「頼む! 俺と自撮りしてくれ! 明後日までに終わんなかったら、20日間砂糖ちゃん没収なんだ!」ドゲザァ

ミドリコ「グレイ」

ミドリコ「知ってる? 砂糖には依存成分が含まれていて合法薬物って言われていることを」

グレイ「なんでそんな諭すように言うんだ?;」

ミドリコ「ミドリコはおじさんの方の優しさを優先する意向を示すよ」

グレイ「ここに麝香がある」スッ

ミドリコ「自撮り棒あるけど使う?」

グレイ「ちょろい、ちょろすぎるぜ」


―カシャッ!


グレイ「よし、課題達s――――」


 グレイeye → 自撮り画像の後ろに写る火の玉


―バッ!!! (グレイが勢いよく振り返る音)


ミドリコ「……何してるの、グレイ……」

グレイ「え、あ、い、いや……;」

グレイ「(見間違え……か?)」

ミドリコ「そういえば、墓地で写真を撮ると魂抜かれるってミドリコのお父さんが言ってたわ」

グレイ「……スズカゼおじさんが、か?」


 「「…………。」」


グレイ「――――ミドリコ、こいつを見て欲しい。……どう思う?」

ミドリコ「すごく……攻撃的な赤色です……」


 「「…………。」」


グレイ「逃げるぞ!!!」

ミドリコ「うん!」



フォレオ「――――火を噴くんですよ」

ソレイユ「うん、もうちょっと早く言ってほしかったかな。」チリチリ…

ディーア「おい水だ、水持って来い!!!;」

エポニーヌ「ワセリンならあるけど……」

ディーア「悪いがこれからお前の話は聞かないことにするし話さないことにする。」

エポニーヌ「は、離さないって……///; あ、あたし、ディーアのことをそういう漫画の相手に見られないから……」

ディーア「いい加減耳鼻科行ってこいよつんぼ野郎」

フォレオ「ディーア! つんぼは放送禁止用語ですから、今後一切の使用を禁止します!」

ディーア「Σなんでそういうところだけ取り締まるんだよクソ王子が!!!;」

オフェリア「……大丈夫?」ザァァ

ソレイユ「うん、やっぱりあたしの親友はオフェリアだけだよ」

オフェリア「え、それはちょっと……」ヒキー

ソレイユ「くそがんも」

ベロア「……その燃えてしまった、故:提灯おばけくれませんか……?」

ソレイユ「え、いいけど……」

ベロア「……ふふっ……あぁ……、またお宝コレクションが増えてしまいました……///」スリスリ

ソレイユ「あ、そ、そう……。よ、ヨカッタネー……?;」



~~~



ミドリコ「ただいまー」

グレイ「……てでーま」

シノノメ「おう、鶏がら! で、土産は?」

グレイ「ほら」バシッ

シノノメ「……え……彼岸花? いや、こんなん貰っても困んだけど……;」

キサラギ「よーし、次は僕たちだね!」

キヌ「行こー行こー!」



~~~



フォレオ「あ、次はキサラギたちですね。……『わっ、出たぁ!』って言うところまでがセットですね」クスッ

エポニーヌ「えっ。で、出たぁ……/// ですって!? ちょっと詳しく聞かせなさい!!!」

フォレオ「オフェリア、次の有害ごみ回収っていつでしたっけ?」

オフェリア「産業廃棄物なら処理場で随時受け付けてるけど……」

ソレイユ「そうだね。一応、獣は可燃でも出せるみたいだけど、人間は燃やすと嫌なにおいがするから駄目だし、不燃は無機物がメインだし、粗大とかでも行けるんじゃない?」

ディーア「なんだこいつらこええ」



キヌ「CASE1、溜息を飲み込んで~♪ ちらちら私気にして~♪」

キサラギ「CASE2、やたら浮足たって~♪ いつもの空回りご愛嬌様♪」


 「「恋の処方箋なんて思い込みで♪ 単純に明解に世界は廻ってくっ♪」」



ソレイユ「アニメで分かる心療内科いいよね。まれいたそがHっていっぱい言ってくれるし、他も勃起とか言ってくれるしさ」

オフェリア「ソレイユ。あなた、疲れているのよ」

フォレオ「僕もマンガの方を読み始めて、最近Hな写真の練習しているんです。たまに毛や穴も写っちゃうって本当だなって思いました」

ディーア「今の発言は原作を知らないと大変な誤解を生むだろうな」

エポニーヌ「えっ? フォレオは穴じゃなくて棒でしょう?」


 「「「えっ?」」」」

 「えっ」


ディーア「ほらな」

ソレイユ「エポニーヌ知らないの? 人生の68%くらい損してるよ」

エポニーヌ「そんな未成年に手を出した精神科医が原作の漫画アニメなんて知らないわ」

ソレイユ「なんだ、知ってるじゃないか(憤怒)」



キヌ「もうすぐみんなのところに戻っちゃうと思うけど……、全然驚かしてこないね?」

キサラギ「気配はなんとなく感じるから、油断したところでやるつもりなんじゃないかな?」

キヌ「あー、そういう系かー」


―ガサッ!


 「「!」」


布おばけ「オロロローン……」

キヌ「わー!」

キサラギ「わっ、出たぁ!」



 「「「(ノルマ達成!!!)」」」ガッツ!!



キヌ「ベーロアベロア! 久しぶりだね、あの時あげた小綬鶏は元気?」

布おばけ「…………。」


―バサッ


ベロア「……なんで、わかったんですか……?」

キヌ「いや、匂いで」

ベロア「……私……、そんなににおいますか……?」スン…

キヌ「うん。カマドウマ並には」

ベロア「死のう……」

キヌ「Σあぁっ! 冗談だって冗談!!; ベロアは森の匂いがするんだって! だから早まらないで!!;」ガシッ

キサラギ「あぁ、中身はベロアだったんだ。トラウマかと思ったよー」

ベロア「……どこまでマンガで分かる心療内科を引っ張るんですか……」

キヌ「で、ベロア。小綬鶏は元気なんだよね?」

ベロア「…………。」

ベロア「……では、また……」スッ

キヌ「Σいや、小綬鶏は!? ねぇ、小綬鶏はどうなったの!!?;」ガシッ

ベロア「コジュケイは……、……いい奴でしたよ……」

キヌ「Σ食べられたぁぁぁああああ!!! あたしの小綬鶏ーーーーッ!!!;;」オロローン

ベロア「骨ばっていて食べるところがほぼなかったので羽根だけ毟ってポイしました。パパも不満気でしたし」フキ…

キサラギ「泣きっ面蹴ったりってこのことを言うんだろうね」



~~~



キサラギ「ただいまー!」

シノノメ「おっす、おかえり!」

キヌ「…………。」フラフラ

ミドリコ「キヌどうしちゃったの」

キヌ「……いや……、……ちょっと……不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまってさ……」

マトイ「はあ・・・」

キサラギ「マトイははまだだったの?」

マトイ「えっ、なにが?」

ヒサメ「次は私たちですね」スッ

ミタマ「…………。」zzZ

グレイ「……見事に寝てんな。」

ヒサメ「ちょっ……、ミタマ! 起きてくださいッ!;」ユサユサ

ミタマ「――――ハッ!」パチッ

ミドリコ「あ、起きた」

ミタマ「私の眠りを邪魔したのは何方ですか? 然るべき待遇を施そうと思っているのですが」バキッ


 「「「刑事さん、こいつです! こいつがやりました!!!」」」

 「Σなっ!!?;」


ミタマ「よろしい。ならば戦争だ」

ヒサメ「これで勘弁してください」スッ(10万G

ミタマ「次はありませんわ」

ヒサメ「御意」



~~~



ミタマ「ふわぁ~……」

ヒサメ「過眠症は心の病とも言われております、一度診察を受けた方がよろしいのでは?」

ミタマ「ご心配なく。興味のあることの時は起きています」

ヒサメ「なるほど。つまり、肝試しに興味がないと言うことですね?」

ミタマ「いえ、ヒサメに……。……なんでもありません」

ヒサメ「そのなんでもありませんは撤退後の春祭並に手遅れだと思いますよ?」



オフェリア「あら、次は【明星の乙女】ミタマと……。……誰だっけ?」

ベロア「……チャルメラですか……?」

エポニーヌ「いえ、若い男達が半裸で戯れている写真集のことだと思うわ」

フォレオ「ジャニーズさん達をそんな言い方をする人、初めて見ました。」

ソレイユ「えーっと……、ほら、……なんだっけ……。……ここまで出かかってるんだけど」

ディーア「……あの、おかっぱ頭……。……間違いない、きっとあいつは……!」


 「塔矢アキラ……!!!」

 「「「それだーーーー!!!」」」



ヒサメ「なんか今ものすごく懐かしい名前が聞こえた気がしました」

ミタマ「貴方こそ一度診察を受けた方が良いのでは?」

ヒサメ「まさかミタマにそこまで言われる日が来るとは思ってもみませんでした。」



ソレイユ「とある消息筋からの情報なんだけど」

ディーア「ディーアって奴だな?」

ソレイユ「あの塔矢アキラは昔、父親のヒナタさんにビビらされてから白い和服を着た人が怖いらしいよ」

フォレオ「あら、偶然! 白装束(+かつら)が丁度手元に!」

ディーア「そして俺は全力で逃げるのだった」ダッ!!

フォレオ「あっ、……ッチ。……なら、オフェリア着てみませんか?」

ソレイユ「今舌打ちしてたよね?」

フォレオ「黙秘権を使用します」

オフェリア「ふっ……ふふふっ……! その命、賜ったわっ! この宵闇のオフェリアの辞書に不可能という文字はないッ!!」バーン!!

ソレイユ「じゃあアタシと付き合うっていうのは!?」

オフェリア「無理無理無理のかたつむりよ」

ソレイユ「随分と虫食いだらけの辞書なんだね」



ミタマ「……少々、刺激が欲しいですわ。このままですと、また寝てしまいますので」

ヒサメ「そういうこと言うと出てくるのでやめてもらえませんか!?;」

ミタマ「……?。……肝試しってそういうものでしょう?」

ヒサメ「えっ?」

ミタマ「えっ」


―ボゴォ! (墓石が壊される音)


―ニョインッ (そこから手がはい出てくる音)


白装束の女「眠りを妨げる者は誰だぁぁ……」ズルズル

ヒサメ「Σキャーーーーーーーーッ!!?;」

ミタマ「あぁ五月蝿い 市来光弘 あぁ五月蝿い」サラサラ

ヒサメ「Σ誰が親子揃って同じ声ですかーーーーーーッ!!!;」

ミタマ「もちつきなさい」

白装束の女「……もち……?」

白装束の女「ぺったんぺったんつるぺったん♪ ぺったんぺったんつるぺったん♪」

ヒサメ「Σヒィィィイイイ!!?; う、ウタッターーーーーーーーー!!?;」


―ガシッ! (ヒサメがミタマを脇に抱える音)


―ダッ!!! (全力疾走する音)


ミタマ「あーれー……」



~~~



ヒサメ「ハァー……ハァー……; ……も、もう、いませんね……っ?;」キョロキョロ

ミタマ「火事場の馬鹿力とは、このことを言うのでしょうね。」

ヒサメ「えっ、あ、あぁ、すみませんっ!;」スッ

シノノメ「見せつけやがって」

キサラギ「ねー」

シグレ「最後は俺たちですね」

シャラ「……そういえば、私の相手は……? ……いないの?」

シグレ「えっ?」

マトイ「最初に抽選した時、丁度に分かれてたわよね……?」


 「「「…………。」」」

 「「「――――ぎゃぁぁああああ!!! で、出たーーーーーッ!!?;」」」

 「おい、なあおい」



~~~



シグレ「ユーラリユールレリー♪」

シャラ「歌うと霊が寄ってくるそうよ?」

シグレ「ファーイアーエムブーレムー♪ はーるかな時をーこえー♪」

シャラ「寄ってきて欲しいなんて……。……やっぱり変な奴だわ」

シグレ「シャラには言われたくありませんが……;」

シャラ「殺すわ」

シグレ「Killing me softly」ドゲザァ



フォレオ「最後はシグレとシャラですね。……さて、どうしましょうか?」

エポニーヌ「じゃあ、今度はあたしがイクわ。それとそれ、借りてもいい?」

フォレオ「あ、はい。どうぞ?」スッ

エポニーヌ「ありがとう。……ふふっ……、……録音機は持ったし、ボイスデータは多いに越したことはないわ……」クスクス

ソレイユ「オフェリア。ベロア。キミたちは目と耳が腐る前に先に帰るんだ」

ベロア「いったい何が始まるんです?」

ソレイユ「真夏の夜だ」



シャラ「……そうだ……。……頭蓋骨は、呪いの道具になる……」スッ


―ザッザッザッ


シグレ「Σいや、駄目ですよ!!?; 流石に墓荒らしはまずいですよ!!?;」ガシッ


―ヒヒーンッ!


―スタッ!


コートの男「お兄さん、ちょっと来てもらってもいいかな?」

シグレ「あ、いや、これは、その……;」

コートの男「ヨツンヴァインになるんだよ! あくしろ!」

シグレ「Σえぇぇぇええ!!?;」

コートの男「ワンと鳴いてみろ、ワンと」

シグレ「ワン(迫真)」

コートの男「よし。次はアイスティーを飲むんだよ! あくしろよ!」

シグレ「はい」


―ゴクゴクゴク・・・


―バタッ!


コートの男「…………。」


―バサッ


エポニーヌ「よーしっ! あたしもやれば出来るものねっ!」



~~~



シャラ「……うふふ……。豊漁だわ……///」

キヌ「あ、おかえりシャラー。……あれ、シグレは?」

シャラ「…………さぁ?」

シノノメ「ま、シグレだし。いてもいなくても同じだろ」


 「「「それもそうだね!」」」


シノノメ「さーて! ……お前たち、これから忙しくなるぞ?」ニヤリ


 「「「御意!」」」











Continue...












―ざざぁん・・・ざざぁん・・・



 「「「海だーーーー!!!」」」



メイ「きゃーっ! 冷たいよー、ほらほらー!」パシャッ!

ボーイ「Σうぉっ!? 冷てッ!!?;」

メイ「キャハハハッ! ボーイの元から変な顔が益々変な顔ー!」ケラケラ

ボーイ「こんの――――お返しだッ!!」バシャッ!!!

メイ「ひゃっ!?; ちょっとー! 顔はなしでしょー!?」


―きゃっきゃ・・・


セリカ「ふふ……。本当に、あのふたりは仲が良いわね」

ジェニー「ですね~。リア充は海藻でも足に絡めて溺れ死ねばいいのに」

セリカ「ジェニー。最近悩みでもあるの? 良ければカウンセラー呼ぶわよ?」

ジェニー「んっん~? カウンセラーってこの時代にいるんですか~?」

セリカ「黙秘権を使用するわ」

コンラート「あぁっ、アンテーゼ! 我が愛しのアンテーゼ! プールの時も良かったが、今回の水着もさいっこうだよ!! 入口でスマファは没収されたから、さっき行商さんから買った記録出来る巻物にやいておこう!!!」ベランッ

セリカ「もしもし、賢者様ですか?」

コンラート「Σだから通報しないでくれるかな!!?; というかなんでスマファ持ってるの!!?;」

ジェニー「えっ……? 私も持っていますが?」スッ

コンラート「えっ?」

セリカ「お兄様の人望が足りないのでは?」

コンラート「死のう」

ノーマ「やっほ^^」

ジェニー「ノーマ様~、この方死にたいそうなので、死刑はいかがですか~?」

コンラート「Σえっ!?;」

ノーマ「いや。死にたいからって死刑にするとか法律はそういう単純なものでも簡素なものでもないから(正論)」

セリカ「の、ノーマ様が……!」


 「「「シャベッターーーーーッ!!?;」」」


メイ「……ノーマ様って、ゲームじゃ普通にしゃべってるのに?」

ボーイ「ゲームとか言うな」



~~~



ジェシー「そういえば、アトラスは?」

セーバー「あぁ、なんでも向こうの方で兄弟たちと遊んでいるそうだ」

ジェシー「ふーん、まあどうでもいいや。……はーい、そこのおねえさーん! 俺とたのしーいひと夏の思い出、つくらなーい?」

ソニア「……何?」

ジェシー「あ、すんません。間違えました」

ジェシー「いやー、まいったまいった。サングラスかけて髪型も変えてたから気づかなかったよ。同じ軍の、しかも一番BBAに声かけちゃうとはさー!」HAHAHA!

セーバー「お前の後ろに……、いや、なんでもない」

ジェシー「なんだよ、勿体ぶらずに教えろよ」

セーバー「お前の後ろにスイカ割り用の棒を持ったソニアが立って ジェシー「ごめんなソーリー」ドゲザァ

ソニア「次はない」

ジェシー「御意」



~~~



エスト「そこそこー!」

カムイ「おぉ、いっけー!」

レオ「――――ここね!? えーいっ!」ブンッ

ガルボ「おいやめろまじで」

レオ「Σ兄貴!!?;」カランッ

ガルボ「……死ぬかと思った……;」ホッ…

レオ「アンタ達、覚悟はいいかしら?」

カムイ「いや、だってスイカ割りってそういうもんだろ!!?;」

エスト「そーそー!!;」

レオ「3秒あげる。神に祈りをすませなさい」

エスト「あ、だめぽっぽい」

カムイ「天に召します我らが神よ……」スッ

エスト「――――って、言えってカチュア姉様が!」

カチュア「あ?」

エスト「――――って、言えってパオラ姉様が!」

パオラ「死ぬか殺されるか選びなさい」

エスト「もう(生き残る道)ないじゃん」

レオ「普段から軽率な発言ばかりしているからその身に降りかかってくるのに、まるで自分は悪くないって思っているようね。慎重に発言すれば最悪の自体は避けられるのに、馬鹿ね。」

エスト「こんな奴に正論言われたんだけど」



~~~



セリカ「……もう、夕方ね……」ザァァ…

メイ「セリカ様~!」トタタタッ

セリカ「馬鹿メイッ!!!」

メイ「ごめんなさぁあい――――って、トトロパロディじゃなくって!;」

セリカ「で、メイ。どこに行っていたの? もうみんな帰る支度し始めているわよ?」

ジェニー「セリカ様、リア充+水着+海+影になる岩場=もうアレしかないですよー」

セリカ「あっ……(察し) ご、ごめんなさい……、プライベートに踏み込むようなこと聞いて……」フィッ

メイ「Σ違いますからね!!?///; ちょっと呼ばれていただけですから!!!;」 

ジェニー「ボーイに?」

メイ「ジェニーって中々食いついて離れて来ないよね。まるでピラニアみたい」

ジェニー「んー、褒め言葉として受け取るねー。」

メイ「――――で、セリカ様を呼ぶように言われて、来たわけなんです! ほら、行ってください、早く!!」ズイッ!

セリカ「? わ、わかったわ……」



メイ「はぁぁ……、私、いつもこんな役回りな気がする……;」

ルカ「……すみませんね。あなたが一番話が通ると言いますか、理解が早いといいますか……」

メイ「まー、確かにボーイは乙女心と空気がわからないし、ジェニーはー……最近あんなんだし……;」

ボーイ「おーい、メイ! なにしてんだよ、サンダルでも捜してんのかー?」ブンブン

メイ「なんなの? そこまで私をとなりのトトロのめいにしたいの?」

ルカ「――――では。また、今度……」スッ

メイ「あっ、はい」



~~~



セリカ「……誰もいないのかしら?」キョロキョロ

セリカ「! あの影は……!」タッ!

セリカ「アルムーーーー!」

アルム「――――えっ、セリカ!?///」バッ


 セリカeye→アダムと同じ姿のアルムfor葉っぱオンリー


セリカ「」

アルム「セーーーーリカーーーー!!!」タッタッ

セリカ「STOP」

アルム「はい」



セリカ「……そういうことだったの……。私、てっきりアルムとアダム、名前が似ているから体を張ってネタにしているのかと……」

アルム「なにそれひどい」

セリカ「はぁ?」

アルム「あぁ……っ! その蔑まれる目……いい……っ!!///」ゾクゾク

セリカ「もしもし、賢者様ですか?」

アルム「セリカ、しばらく会わないうちに結構ドライになったよね。」

セリカ「アルムはその方が嬉しいのでしょう?」

アルム「うん」

セリカ「そう……(無関心)」

アルム「――――っと、暗くなる前に遊ぼう! ねっ!?」ガシッ!!

セリカ「え、あ、そうね」



セリカ「うふふ、アルム~! 捕まえてごらんなさ~い!」キラキラ

アルム「あはは、待ってよセリカ~! バギー相手に僕の足じゃ追いつけないよ~!」キラキラ

セリカ「うふふ、まだ50キロも出してないわよ~!」ブロロロロ

アルム「って、待って、なんでバギー乗ってるの、そもそもなんで運転出来るの?;」

セリカ「えっ? ほら、名前名前」

アルム「いや、セリカはバギーじゃないし、ただの乗用車だし……;」



アルム「――――よし、お城完成!」フゥー

セリカ「ソフィア城?」

アルム「ううん、テンカイ」

セリカ「流石に伝説のスタフィーはわかる人は少ないんじゃないかしら……;」

アルム「スタフィーはスターフィッシュ(ヒトデ)の略だからね。ここは……海、だしねっ!!!」ドヤァ!!

セリカ「えっ? スタフィーは星の王子様よ? アルム、大脳大丈夫? 私、心配だわ」

アルム「くそがんも」



アルム「――――せっかくだし、泳ごうと思ったけど……」


―うじゃあ・・・ (クラゲの大群)


セリカ「まあ8月はそうよね」

アルム「浅いところならまだいないかな……。……セリカ!」

セリカ「なぁに――――キャッ! 冷た!;」

アルム「あはは」

セリカ「もう、やったわねー。この――――」ハッ

セリカ「…………///」フイッ

アルム「? あれ、セリカ? どうしたの?」

セリカ「…………。」クイッ

アルム「下? ――――Σ!!?///;」バッ

セリカ「……海は危険だわ。……先に上がってるわね」ザバァ



ルカ「――――あ、おかえりなさい、アルムくん。いかがでしたか?」

アルム「ルカ……」

ルカ「(まあアルムくんのことですから、『ありがとうルカ! セリカからご褒美貰えたし!』と喜ぶでしょうね)」クスッ

アルム「僕の、こんなに腫れちゃったんだよ!!! どうしてくれるの!!?;」バッ

ルカ「ふふふ、どういたしまし――――えっ?」

アルム「海に入ったらあの水着(?)取れちゃって、捜していたらクラゲに刺されちゃったんだよ!;」

ルカ「なんだ、そんなことでしたか。セリカさんに見られて大きくなってしまったのかと」フゥ…

アルム「黙れ」

ルカ「はい」

アルム「ど、どうしようルカ……; せ、責任取ってよね!?」

ルカ「そう言われましても……、私では手に余るかと……」

アルム「えっ? 手から余る程大きいって?」

ルカ「なんだ、元気じゃないですか」

アルム「ふたつの意味で?」

ルカ「アルムくん、しっかり」



エフィ「Σ!?」ガーン

グレイ「おぉ……おぉぉ……;」

ロビン「アルルカ……;」

エフィ「ロビン、ちょっと気道潰してもいいかな?」

ロビン「ごめんなさいでした」ドゲザァ

クリフ「僕たちが喉元まで出かかってたことをあえて言ったその雄姿は忘れないよ」

シルク「まあ、大変……ッ! 今、治療をしに――――」スッ

エフィ「ん? 行かせると思ったの?」

シルク「エフィさん! 安心してください、私が好きなのはエフィさんだけですから!!」

ロビン「いきなりの衝撃発言」

エフィ「信じると思ったの?」

シルク「エフィさん……。……私は、ずっとあなたを……」スッ…

エフィ「私、アルム以外の人に触らせる身体の部位はないから」パシィ

シルク「くそがんも」

グレイ「えー……、でもあとはティータくらいだろ? 治療出来るの」

エフィ「ちょっとミラの加護受けてくる」ダッ!













END…












 清涼祭2018、1週目はFEエコーズでした!


 私のエフィは魔道士でグレイとロビンが剣士、クリフがアーチャーでした。魔剣士グレイ強いんだって! まけんしグレイ、絶対に負けんしっ!!

 はい。


 次週はFEifです、お楽しみに! Good,summer!









ルカ「アルムくん。良いお話ととても良いお話、どちらから聞きたいですか?」

アルム「あれこれデジャブ?; じゃあ……良い話で」

ルカ「ふふふ……。こちらを」スッ

アルム「これは……? また何かのチケット……?」

ルカ「はい。軍の経費から下ろしましたので私の財布事情はお気になさらないでください」

アルム「うん、そのことについてはまた前みたいな会議になるだろうけど。たまには休息もいいかもね」

ルカ「いつも休息を取ってばかりな気もしますがね」

アルム「奇遇だね。言ってみた僕もわりとそんな感じだよ。」

ルカ「……では、そちらのチケットを切 アルム「このチケットを切ればいいんだよね?」ビリッ

ルカ「アルムくん。先を読み過ぎるのがいつも正解とは限りませんよ。」

アルム「え、ごめん(?)」


―シュンッ


ルカ「……さて……。……また、とても良いお話はあちらでするとしましょうか。」クスッ



~~~



―ざざぁん・・・ざざぁん・・・



 「「「海だーーーー!!!」」」


エフィ『あ、アルム! 新しい水着にしたんだけど……どう、かな……?///』ハラリ

アルム『え、えっと……すごく、いいと思うよ』

アルム『――――可愛いエフィが、もっと可愛くなった。』クイッ

エフィ『あ、アルム……っ!///』



エフィ「Σなんてねなんてね、エヒヒヒ!!! 見たかセリカ!!! エフィちゃん大勝利ィィイイイイ!!!」

シルク「……また、いつものアレですか……;」

エフィ「黙れデキ婚声優」

シルク「そうだわ、エフィさん。一緒にスイカ割りをしませんか? エフィさんはスイカ役をお願いしますね。」スッ



クリフ「あいつら仲悪いの?」

ロビン「学会ではそういう説もあるようだな。」

アルム「クリフ、ロビン。せっかく海に来たんだし、泳いできなよ。グレイも行ったみたいだしね」

ロビン「アルムは泳がないのか?」

アルム「ははは……それが、よく確認しないでチケット切っちゃって……;」

クリフ「だからいつもの鎧を着て……Σいや、脱ぎなよ!! 暑いだろ!!?;」

アルム「それが外そうと思ったんだけど、熱すぎて触れなくって……」

ロビン「Σうわっ、あっつ!!; これ目玉焼き出来るんじゃねぇか!!?;」

アルム「はは……は……。あ……、セリカだ……。セリカがいる……」クラッ


―バタンッ!


 「「アルムーーーー!!!」」」



エフィ「えっ、アルムが倒れた!? 人工呼吸しなくっちゃ!!!」ダッ!!!

シルク「熱射病ですね。薄着にして、急いで風通しの良いところへ」スッ

クリフ「わかった!」ガシッ!


―ジュッ!


クリフ「熱い!!;」

ロビン「クリフってちょっとアホの子の気があるよな。」

クリフ「それキミが言える立場なの?;」


―ズルズルズル・・・


シルク「……ミラ様……どうか、アルム様をお助け下さい……。」スッ…

エフィ「祈るよりまずは自分の身を心配したらどうかな?」

シルク「……ミラ様……どうか、私もお救い下さい……。切実に」スッ…



~~~



クレア「ま、マチルダさm マチルダ「お姉様」

クレア「お、お姉様……; こ、この水着はちょっと……露出が多いのでは……?///;」

マチルダ「そうか? よく似合っているよ。」スッ

クレア「あっ、ちょっと……、ど、どこ触って……っ!///;」


―ザッザッザッ!!!


―ズサァァァアアア!!!


グレイ「Σクレアァァァアアアアアアアアアアア!!!」

クレア「ほらやっぱり来た」

マチルダ「あぁ」

グレイ「おうおうおうおう! クレアに触れていいのは俺だけだぜ、オバサンよぉ!!」

マチルダ「ほう」

クレア「お、お姉様!! グレイは元から大脳皮質に難があったのですが、この日射によりシナプスに異常が発生してこのような発言をしているだけですのよ!!! どうか許してあげてくださいましッ!!;」ガシッ

グレイ「クレアが……、俺の味方をして……ッ!?」ブワッ!

ロビン「別にそういう訳じゃないだろうけどな。」

グレイ「出たなKYクックロビン」

クレア「あらロビンじゃないですの。いつもは影からどのタイミングで出ようかとずっと見張っていますのに、今更来るなんて珍しいですわね?」

グレイ「お前そんなことしてんのかよ(ドン引き)」

ロビン「き、気づかれていたのか……;」

マチルダ「気づかないのはそこのクロンボだけだがな」

クレア「お姉様! クロンボは放送禁止用語ですわよ!!;」

ロビン「いや、それが……アルムの看病をしていて……」

クレア「Σまぁっ!! あ、アルムに何かあったんですの!!?;」

ロビン「ただの熱射病だって、いま休ませてるよ。」

クレア「こうしてはいられませんわ! アルム、今行きますわっ!!」ダッ!!

グレイ「クレアが行くなら俺も!」タッ!

ロビン「お前はアルムのなんなんだ?」

グレイ「アルム……? 誰だ、それ?」

ロビン「たった今、幼馴染同盟というものが脆くも崩れ去った。」

マチルダ「そういえば、クレーベはどこにいるのだろう?」

フェルナン「クレーベならこの暑さに耐えきれず、冷房の効いた部屋に閉じこもっているそうだ」ニョインッ

マチルダ「そうか。……1クレーベ(笑)……だから、魔防を鍛えろと言ったのに……」

ロビン「フェルナンが砂中から生えてきたということにもう誰もツッコまないという恐怖に打ちひしがれている。っと」ツイート

マチルダ「お前は何を言っているんだ」



~~~



―ジュージュー・・・


ベルクト「らっしゃいらっしゃい! 美味しい焼きそばー! 美味しい焼きそばー! 1つ500Gー!」

リネア「そこの方……。焼きそばはいかがですか? ベルクト様が初めてのことでそのお手に火傷をつけながらも直々にお焼きになった焼きそばです……」

ベルクト「んなこと言うんじゃねぇ!!」

リネア「も、申し訳ございません」

ベルクト「あ、いや……、そ、そんな謝んねぇでも……。あ゛あ゛ぁ゛もうっ!!!」ワシャワシャ!

リネア「ちょろいぜ」

ティータ「な、なんなのこの人達……;」

ジーク「丁度いい。……1つ貰おうか」

リネア「あ……ありがとうございます」

ベルクト「マジで買うんかよ。ありやとやしたァアアアアアア!!!」

ティータ「1つなの?」

ジーク「あぁ。……あ、割り箸は2つで頼む」

リネア「あ、はい」

ジーク「こうすれば、2人で食べられるだろう?」

ティータ「ジーク……ッ!///」キュンッ


―イチャイチャ


ベルクト「んだコイツらぶっ潰していいか? ララァならわかってくれるよな?」カチャンッ

リネア「先程の支払いの際に見えたのですが、あの方の財布には604Gしか入っていませんでした。彼女の建前上買わない訳にもいかず、どうにか言い訳を捻りだした結果でしょうね。」

ベルクト「お前の観察力が怖い」



~~~



デューテ「見てー、馬鹿兄貴の為にタコとイカとヤドカリとクラゲとカクレクマノミとナンヨウハギ捕まえてきたよー!」チャプチャプ

リュート「なんなの? デューテは移動水族館なの?」

デューテ「はぁ?」

リュート「ふっ……、まあいい。では、早速ファイアーで焼くとするか」スッ

デューテ「はぁ?」

リュート「えっ?」

デューテ「友達を焼くなんてどうかしてるよ……」ヒキー

リュート「そんなにドン引きされる程のことしたのか、俺は? というか、友達だと?;」

デューテ「うん。友達が出来ないお兄ちゃんの為に犠牲――――友達になってもらおうと思ってね! ボクって優しい妹だなぁ~!」

リュート「今、犠牲って言わなかったか?」

デューテ「黙秘権を使用します」

デューテ「はい、トップバッターのタコ!」

タコ「ねぇわ~、こいつはねぇわ~」

リュート「死のう」

デューテ「ま、まあまあ! タコはたこ焼きになれるし、次だよ次! イカちゃんだよ!」

イカ「ん、断固拒否するぅ」

リュート「死のう」

デューテ「このすっとこどっこいがっ!! いか焼きにするぞ!!!」ゲシッ!


―ぎゃいぎゃい


フォルス「……なぜ、タコやイカの話していることがわかるのだろうか……?;」

パイソン「さあな」



~~~



アルム「…………ん……?」パチッ

ルカ「あ、気づきましたか。お身体の具合はいかがですか?」パタパタ

アルム「うん……、もう大丈夫。ありがとう、ルカ」

アルム「ところで今の僕の姿について話があるんだけど。」

ルカ「熱射病ということで、冷ます為にも鎧は取らせていただきましたよ。」

アルム「うん、それはありがとうだけどさ。熱射病なら薄着にするのも常識だけどさ。」

アルム「――――なんで禁断の木の実を食べたアダムと同じ、葉っぱ一枚なの?」

ルカ「私の趣味です。」

アルム「えっ」

ルカ「冗談ですよ。」

アルム「そ、そういう冗談はやめてよ……;」

ルカ「ふふ……。折角ですのでこちらで水着を借りようと思ったのですが、すべて貸し出し中でそれしか在庫がなかったので」

アルム「Σなにそれ!!? これって水着なの!!? というかどんなラインナップなの、この海の家は!!? 流石にこの水着は駄目だって、捕まるよ!!!;」

ルカ「アルム君」

ルカ「公道だとどんな水着でも捕まりますよ?」

アルム「Σいや、それくらい知ってるから!! 何そのドヤ顔!!?;」

ルカ「……お気に召しませんでしたか?」

アルム「ルカだったら気に入るの?」

ルカ「えっ……。そんなもの着るくらいなら公で全裸を選びます。」

アルム「くそがんも」

ルカ「アルムくん、しっかり」

アルム「うん、ルカの方がしっかりするべきだと思うな?」











Continue…











      8月です。


      そう、あの熱い夏が今年もやってくる・・・!



      昨年好評だった、あのSS祭りが帰ってくる!
      その名も、【清涼祭'2018】!!




 今年は、土日PM7:00に更新! 計8話分!

 去年(10話)より減ったって?

 ……ほら……、去年はニートだったから……。今はバイトと学生やってるから……(震え声)




 なんのSSかはお楽しみに!


 さあ、このあつーい夏も楽しんじゃいましょー!

 土曜日日曜日が待ち遠しいねっ! ねっ?



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