彩令祭´2020



ドロテア「さぁ、パスカルくん。今度こそ海よ、海! 一緒に泳ぎましょう?」

パスカル「誰が空気圧だ!; っておい待て名前欄!!;」

ドロテア「じゃあラスカルくん」

ラスカル「誰がアライグマだ!; だから名前欄戻せぇ!!;」

ドロテア「アライさんにお任せなのだ~!」

カスパル「は?」

ドロテア「――――くらい、言ってみたほうがみんな弄ってくれるわよ。どことは言わないけど」フフフ

カスパル「そんないきなり言うとk――――えっ!? セクハラ!?;」

ドロテア「さー行きましょうかー」グイッ

カスパル「さぁイキましょうかだって!!?; 同人音声かよ!!!;」

ドロテア「そうよ」

カスパル「そこは否定してほしかったなぁ」

カスパル「おいリンハルト! お前も来い!; 俺だけじゃあイヤな予感ビンビンだ!!;」

リンハルト「何? 今、のののパズルちゃいりあんに忙しいんだけど?」ピコピコ

カスパル「リンハルトにとって俺とのののパズルちゃいりあん、どっちが大切なんだ?」

リンハルト「のののパズルちゃいりあん」

カスパル「これが友情、か……。」

ドロテア「儚い友情だったわね……。」

フェルディナント「エーデルガルト! 遊泳で勝負と行こう!」

エーデルガルト「しないわ」ペラ…

ヒューベルト「エーデルガルト様はお忙しい身ですから。邪魔すんな愚息」

フェルディナント「忙しいって……ただ雑誌を読んでいるだけではないか」

エーデルガルト「これは読書というのよ、落ちぼれ貴族」

ヒューベルト「普段忙しいからこその休息ですな。そのくらい理解できる頭もない、と」

フェルディナント「なんでふたりしてそんなにキツイ言い方なんだ?;」

エーデルガルト「あなただからよ」

フェルディナント「Σうわぁぁああああああ!! PTAに訴えてやるぅぅぅぅぅぅ!!!;;(泣)」ダッ!!

エーデルガルト「あなただからきつく言わないと誘うのをやめな――――あら、いない?」

ヒューベルト「泣きながら走って行きましたよ」

エーデルガルト「そう」

エーデルガルト「…………。」ペラ…

ヒューベルト「しかし、先生からのナンパ待ちとはいえ、読む本がゼクシィとは……重い女性ですな。本来はプロポーズされてから読む本ですのに、結婚をゴールと勘違いする女がわざとちらつかせるものに……いやはや、情けない話です」

エーデルガルト「ヒューベルト、あなたクビだわ」



シルヴァン「あっ、そこのおねえさーん! 一緒に冷やしキュウリ食べなーい?」タッ!

フェリクス「馬鹿が。喰わん。」キッ

シルヴァン「……あっ……;」スタスタ

イングリット「馬鹿ね」

ディミトリ「……まあ、髪をいつもと違う風に結ったフェリクスなら見間違えてもおかしくは……ある。」

シルヴァン「ハァー……; なんでよりにもよってアレなんかに……あっ、ねえねえおねえさん! 一緒にフランクフルト食べようよー!」

アッシュ「えっ ぼくぅ?」クルッ

シルヴァン「もう、いいか。」ガシッ

アッシュ「えっ? えっ?;」

ディミトリ「シルヴァンって目、悪いのか?」

イングリット「悪いのは目じゃなくて頭だと思う」

フェリクス「あと手癖もな」

アネット「もう少し……! もう少しで開通するよ……っ!」グググ…

メルセデス「開通、ね……。……アンはまだ、よね?」

アネット「はあ・・・」

メルセデス「はまだそんな…」

アネット「あたしが開通って……ピアス、とか?」

メルセデス「うふふ。そう思うのならそうなのね、アンの心の中では。」

アネット「???」

メルセデス「思えば……大体の漫画アニメでは砂浜で山作ってトンネルや砂のお城を作るのだけれど、いったい何の意味があるのかしらね?」

アネット「うん、メーチェ。それ言うと今あたし達がやっていることに意味を求めなくちゃいけなくなるよ。」

メルセデス「……あら、何か指に触れたわ」

アネット「やっと繋がったみたいだね」

メルセデス「引っ張りましょうか、もげるまで。」

アネット「じゃああたしは思いっきり、剥がしてみようかな? 爪。」

メルセデス「うふふふふ……」ゴゴゴゴ

アネット「あはははは……」ゴゴゴゴ

ディミトリ「あのふたりって仲良しじゃなかったのか?;」

フェリクス「支援Bのまま維持しているんだろうな」

ドゥドゥー「……喧嘩するほど仲が良いとも……」

イングリット「おどれダスカー人ッ!!!」キシャーッ!!

ドゥドゥー「…………。」

フェリクス「……これも、か?」

ディミトリ「…………;。」



ヒルダ「キャーッ! 水、冷たーい!」パシャパシャ

リシテア「それはそうでしょう。もう夏も終わりに等しいんですから。」

ヒルダ「そういうこと言っちゃう子は海に引きずりの刑だーーーッ!」ガシッ!!

リシテア「Σちょっ、洒落にならな――――」ドッバーンッ!!

レオニー「あっはっは!」ケラケラ

マリアンヌ「……あ……クラゲ……」

ヒルダ「ゲッ!?; さ、刺されたら麻痺起こして死んじゃうよっ!;」ザッザッ!

リシテア「――――プハァッ!; 今度はあんたも落ちる番ですッ!」ガシッ!

ヒルダ「ちょっ、ゴメンって!; やめ――――きゃあぁああ!;」ドボッシャーンッ!

レオニー「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!(CVカビキング)」ケラケラ

マリアンヌ「なにこれ」

イグナーツ「マリアンヌさん! お困りですね、マリアンヌさん!」ザッバザッバ…

マリアンヌ「…………。」

イグナーツ「どうしてそんな怪訝そうな顔するんですか」

レオニー「おっ、FE界ののび太だ!」

ヒルダ「悪いね、この海は4人乗りなんだ」

イグナーツ「Σ少なすぎるッ! こんなに広いのに!!;」

リシテア「今の情勢考えてみてくださいよ、密ですよ、密」

ヒルダ「マスクもフェイスガードもしてないしねぇ」

クロード「なんだかんだで、イグナーツはハーレムしてるんだな」

ラファエル「よかったなぁ」

クロード「ラファエル、お前の優しさに全俺が泣いているぜ」ポン

ラファエル「? そうかぁ」

ローレンツ「……ら、ラファエルくん……; その、砂は……;」

ラファエル「さっき、みんなでオデを埋めてくれたんだぁ」

クロード「砂風呂だな。面積が広いから盛るの楽しいと思ってだな」

ローレンツ「……なぜ、ソコだけを高く盛ってしまったんだい?;」

クロード「奴らがワイワイキャッキャして盛っててつい」

ローレンツ「仮にも女性がそのようなことを……;」

ラファエル「みんな、気を使ってくれてたんだぁ。オデのが身体に対してあまり大きくはないから……」ションボリ

ローレンツ「あぁっ、ラファエルくん! 落ち込まないでくれ! 今の世には整形外科というものがあるではないか!;」

クロード「……ラファエルより、ローレンツの水着の方がどうかと思うがなぁ」



セテス「フレーーーーーーーーン! 待ってくれーーーーーーー!」キラキラ

フレン「うふふ、捕まえられるものなら捕まえてごらんなさーーーーい!」キラキラ

セテス「よぉーし、言ったなー!? ――――それっ、捕まえたー!」

フレン「もしもし、警察ですか?」

セテス「Σ通報はやめろッッ!!; いや、民事不介入だけども!!;」

フレン「わたくしとは2mの間隔をあけて、素手で触らないでくださいませんこと?」

セテス「な、なんだと!!? それだとフレンの柔肌が楽しめないじゃないか!!」

フレン「警察」

セテス「陳謝」

フレン「まったく……」

セテス「は……ははっ……。これこそ、フレンに触(ふ)れん、だな……」ハハハ

フレン「…………。」

セテス「そんな顔されてもどうしたらいいものだろうか。」

アロイス「ふっ……ふふっ……! フレンに触れん、か……プッ、ククク……」

カトリーヌ「まーったやってる。ホント、あいつは兄バカだなー」

シャミア「親バカだろう?」

カトリーヌ「えっ?」

シャミア「えっ?」

マヌエラ「見なさいッ! 男どもよッ! このプロポーションを!!」

ハンネマン「やれやれ……いい歳したババアが何をしているんだか……」

マヌエラ「ちょっとこっちこい」

ハンネマン「ちょっ、右手はッ!; 右手だけは勘弁して貰えないかッ!; 指紋認証が合わなくなるだろうッ!?;」

ツィリル「それだけですか……?;」

レア「ああお母様、なんと素晴らしいお姿。誰にも見せたくないのでテントに閉じ込めましょうか、異論は認めない。」

ベレス「…………;。」

ソティス「こやつ……目の焦点が合ってはおらぬぞ……;」

レア「お母様!お母様!お母様!お母様ぁぁあああうわぁああああああああああああああん!!!あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁあああああああ!!お母様お母様お母様ぁぁあああうわぁあああ!!! あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!///」

ベレス「(うわ。」

ソティス「懐かしいとともに、狂気を感じる……いや、こやつはもう存在自体が狂気、か……;」












END…











 彩令祭、ラスト!

 微妙に間に合わなかったけど許して!
 灰狼組編もそのうちに書きたいと思います。


ドロテア「海! 海よ! 一緒に遊びましょうカスパルくん!」グイッ!

カスパル「おいやめろ!; 制服のまま入ったら溺れちまう!!;」

ドロテア「なんで制服なの?」

カスパル「水着実装されてないから」

ドロテア「あぁ、だからみんな水着じゃなかったのね……」

エーデルガルト「別に水着なんて着ずとも」

ヒューベルト「まったくですな」

フェルディナント「さっき先生が『溺れたら大変だからみんな水着に着替えてくれ』と――――」

エーデルガルト「師をおとす水着を見つけるわよ」

ヒューベルト「物理的にですな?」

エーデルガルト「ヒューベルト。あなたクビだわ。」

ペトラ「レンタル……貸出、ですか?」

リンハルト「らしいよ。どれ選んでもいいってさ。料金は旅行積立金から払われるって」

ペトラ「りょ、リョコウツミタテ……?;」

ベルナデッタ「あ、あたしは……海には入らないから水着はいらないですぅ!;」

リンハルト「上と同じく」

エーデルガルト「師がそう言っているのだもの。従わなくば全員反帝国、すなわち処刑対象よ。」

リンハルト「なにこの暴君」

ヒューベルト「エーデルガルト様は女性ですぞ」

エーデルガルト「ヒューベルト、あなたは何を言っているの?」

ベルナデッタ「い、いやだぁぁあああ!! あたしはまだ死にたくない~~~!!;」


 「「「はあ・・・」」」


ベルナデッタ「そこは必ず一致するんですね」



アネット「メーチェはスタイル良いからなんでも似合うだろうな~! この黒ビキニとパレオとかいいんじゃないかな!?」

メルセデス「あらあら~。アンがそういうなら、それにしましょうね~」

メルセデス「アンはこれが良いんじゃないかしら? 子ども用水着」

アネット「メーチェはあたしを子どもだと思ってるの?」

メルセデス「思っていないわ、子どもに失礼だもの」


 「ロシアンブルーフラァァァァアッシュッッッッッ!!!」

 「ウルトラブルカノ砲ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


アッシュ「ま、また喧嘩ですか……?;」

ディミトリ「別にいつものことだろう。」

アッシュ「それもそうでしたね。」

フェリクス「……で。何故ふたりだけ着ているんだ?」

イングリット「なんでかしらね。」

シルヴァン「真面目にやってきたからよ♪ ねっ?」


 「「「…………。」」」

 「その沈黙と目はやめろ。やめて。」


イングリット「シルヴァンが……真面目……?」

フェリクス「真面目に……やってきた……?」

シルヴァン「言わんとしていることは大体わかった。やめてくれ、俺が悪かった。」



ラファエル「オデのサイズあるかなぁ?」

イグナーツ「10Lサイズまで取り揃えているみたいですからきっとありますよ」

ラファエル「Σ誰がデブかぁ!!!」

イグナーツ「Σ言っていませんし何故そこでキレるんです!!?;」

レオニー「イグナーツサイズはあっちだぞ?」スッ

イグナーツ「そんな専用サイズみたいに――――僕、そんなに小さいですか?」

レオニー「ドイツ平均値で言ったらなぁー……」

イグナーツ「わかりました。はいはい、小さい小さい。」

マリアンヌ「……強くなりましたね」

イグナーツ「あぁっ、マリアンヌさん! マリアンヌさんにはバイオレットカラー、いえ、ターコイズブルーのワンピースタイプが似合いますよ! さぁ、着てみてください! 僕の見立ては間違いありませんから!」メガネクイッ

マリアンヌ「…………。」

マリアンヌ「とりあえず、通報するべき……?」

レオニー「だな。言質は録ったから証拠になる」

イグナーツ「調子に乗ってごめんなさいでした。」

ヒルダ「ヒルダちゃんはこーれっ♪ ピンクと黒の、リボン付きビキニー♪」

リシテア「きっと、いえ絶対似合いますね」

クロード「これあれだな。石川県での砂浜転落事故で手を合わせた友達の下着特定で出てたやつだな。」

ヒルダ「クロードくん。ちょっと魂、空に飛ばしてみようか?」ギリギリ

クロード「あっ、ギブギブ……;」



マヌエラ「ふふん。このナイスバディを生かすために、脇肉収納・ダブルパッド入り・ホルター式のタイプを探すわ。そしてイケメン金持ち男ゲットよー!!」ホホホホ!!

ハンネマン「女は胸ではなく顔なのに……無駄なことを……」

マヌエラ「は?(威圧)」

シャミア「紋章にしか興味のないオッサンだからな……」

マヌエラ「あぁ……そうだったわね……。タトゥーとか、碌な奴じゃないのに……馬鹿な男……」

ハンネマン「は?(威圧)」

カトリーヌ「シャミアの奴……いつの間にかあのふたりと仲良くなったのか?;」

アロイス「はっはっ! 良いことだ! みな、仲良し! これに尽きる!」

カトリーヌ「お前それ風花雪月本編に対しても同じこと言えるのかよ」

セテス「うぉぉんフレンんんんん!! そんなフレンの柔肌を晒すような服、お兄ちゃん許さん! 許さんぞぉぉぉぉ!!! ほら、こっちのマリンスーツにしなさい! かのどうぶつが住人で森と言いつつ島のゲームの主人公も着ているぞ!!」バッ!!

フレン「ま! そんなダサいのイヤですわ! わたくしも皆さんと同じような水着にしたいのに――――……柔肌って言い方の方がどうかと思いますが」

セテス「失礼、噛みました。」

フレン「すごく流暢に叫んでいらしたのに?」

レア「あぁ、お母様……! Hだけではなく、ここでも一緒になれるなんて……///」スリスリ


 「「「(うわ。」」」

 「あ?」

 「「「ごめんなさい」」」


ソティス「こやつ……ヒーローズの話をする時はFEHと言わぬのか?;」

ベレス「…………。」

ソティス「そうか……沈黙は肯定と言うことか……;」

ベレス「…………;。」

ソティス「……おぬしも大変よのぉ……;」













END…










 次でラストなんですね……。

 最後は……うん。水着選びのあとは……そうだね、プロテインだね。




アミティ「これから皆さんに

アルル「通報」

アミティ「動じぬ」

りんご「いや、いくら何でもそれはマズイっすよ!;」

アルル「それというか、これ自体がもうアレだけどね。訴訟起こされても文句言えないヤツだね」

ラフィーナ「無謀が過ぎますわよ!?;」

アミティ「うるせー! 知らねー! やるったらやるんだよ、それが女ってもんでしょ!?」

シェゾ「えっ、お前女だったの!?」

アミティ「Σだからそれやめてって!; 地味に傷つくんだって!!;(泣)」



アミティ「これからみなさんに粘土細工をしてもらいます……」

アルル「えっ、なにその微妙すぎるチョイス」

ラフィーナ「……今度は何に影響されたんですの?;」

アミティ「昨日YouTubeで粘土の王国観たんだよ」

クルーク「ΣSMAP×SMAPとか古ッ!!; 1996~2006とか今の子たち知らないよ、きっと!!;」

アミティ「えっ? あたし達って今の子じゃないの?」

りんご「少なくとも、アルルは違いますね」

アルル「ねえりんご。今朝りんごのかつらむきが1度も切れずに出来るようになったんだ、試してみるよ」チャキッ

りんご「ここは比喩表現であるのかというところと了承を取らずに実行しようとしてい――――Σあなたがサイコパスッッ!!;」ッザ!

ラフィーナ「いいから早くやりませんと……尺は有限ですのよ?;」

りんご「えっ? はやくヤリませんとですって?」

ラフィーナ「りんごさんのUSBメモリーはこちらよね?」

りんご「ごめんなさいでした」ドゲザァ



~~~



アミティ「さーて、みんなは何作ってるのかなー?」ガタッ

アルル「いいから自分の分作ってろよ頭靴下」

アミティ「Σきさまは長く生きすぎた、アミバァァァア!!!;」

アルル「いい意味で、だよ」

アミティ「なんだ、いい意味か」

アルル「ちゃんと作らないとアコール先生にお仕置きされるよ?」

アミティ「あれ、じゃあハンマーで壊す役はアコール先生なんだ。へー、初耳だったよ」

アルル「企画者のくせに知らなかったのか……;(困惑)」

アミティ「えーっと、アルルのはー……カーバンクル?」

アルル「うん。いやー、カーくんのこと叩き伸ばして虐 ムニムニして遊んでたんだけどよく伸びるからなんか粘土みたいだなーって思ってさー」

アミティ「うん、前半の発言は聴かなかったことにしよう。それがあたしの健康寿命を延ばすことにつながるんだ。粘土だけに。」

アルル「…………。」

アミティ「Σ黙らないでよそこで!!; まるであたしが半月かけて練ってたネタがスベったみたいじゃん!!;」

アルル「……アミティ……」

アミティ「うん?」

アルル「沈黙は肯定って言葉、知ってる?」

アミティ「知らない」

アルル「Σ知らないのかよ!!; そこは知ってて『くやピッピ』くらい言うところだよ!?;」

アミティ「ちなみにさっきの『半月かけて練ってた』も粘土とかけてるよ」

アルル「なんなの? 今日のキミはペケポン川柳投稿者にでもなるつもりなの?;」



アミティ「りんご――――は、駄目だ。次、ラフィーn

りんご「Σ“いいや”ではなく“駄目だ”と!!?; 流石にあのティーチャーに見られるのに禁法なものは作りませんッて!!!;」ガタッ!!

アミティ「そこで禁止級なやつを作るのがりんごだったのに……、丸くなっちまったな……お前も……」ポン

りんご「なん……だと……」ガクンッ

アミティ「――――りんごだけにねッ!」ドヤッ!

りんご「は?」

アミティ「えっ、いや、りんごって丸いから丸くなっちまったなっていう……」

りんご「知っていますかアミティ。ポンポン洒落や掛けが出来る方は賢いと思われているようですが、知能の低い人がやったところで余計馬鹿にみられるだけなんですよ。」

アミティ「もう二度とやらないと誓うよ」

りんご「賢い選択と言いたいところですが、自分で知能が低いのを認めてしまうんですね……;」

アミティ「――――えっと、りんご。これ、なに?;」

りんご「えっ、見てわかりませんか? フィギュアですけど?」

アミティ「うん、下半身とスカートしかないけどね。……あっ、そっかぁ! まだ作り途中だったんだね、土台から作らなきゃ倒れちゃうもんね!」

りんご「いえ、これで完成ですけど?」

アミティ「??ww????www????w??www」

りんご「フィギュアを入手後、みんなどこから見ますか? 表情? 着色? いいえ、スカートの中でしょう!! つまり下半身とスカートがあれば全購入者の欲求を満たせるということです! 他は要らないということだったんですよ!!! これぞ最大のエコロジー!!!」バァン!!

アミティ「Σなに熱弁してるの!!?; 世の中に要らないものはないんだよ!! というか全購入者に失礼でしょ!!?;」

りんご「しかも『土台から作っていたら粘土が足りなくなってしまったので…』とティーチャー避け対策もバッチリです」

アミティ「うん。この近視感、幸せならOKですの人だ。クソが。」



アミティ「えーっと、ラフィーナのはー……建物?」

ラフィーナ「なんてざっくりな……; ティラカリ・マドラサですわよ、ちゃんと社会の勉強しないといつまでも赤点から脱せませんわよ?」

アミティ「そんなマニアックな建物は教科書に載れない敗北者じゃけぇ……」

ラフィーナ「サマルカンドを馬鹿にしているんですの?;」

アミティ「えっ、ザナルカンド?」

ラフィーナ「破骨……」

アミティ「Σ待った!; そんなチートバグに囚われた先生みたいな技はダメだ!;」

ラフィーナ「……まあ、諸説ありますがモデルになったとも言われていましたわね」

アミティ「それを知ってて、あたしに技を出そうとしたのか……」

ラフィーナ「アミティさんなら良いと思って……」

アミティ「Σどういうこと!!?; サンドバッグくんと同格ってこと!!?;」

ラフィーナ「良い意味で、ですわよ」

アミティ「なんだ、いい意味か」

ラフィーナ「……わたくしが言うのもなんですが……アミティさん、本当にそれでいいんですの?;」

アミティ「えっ、なにが?」



アミティ「ヘンタイのは、ヘンタイだね。じゃあ」スッ

ヘンタイ「Σ見る前から決めつけるなッ!; あとヘンタイって言うな!!; おい待て名前欄!!;」ガタッ!

アミティ「忙しい人だなぁ」

シェゾ「ハァ、ハァ……; ……あ、戻った……;」

アミティ「……アルル?」

アルル「うん? 呼んだ? アミティ」

アミティ「あ、ううん。こっちの話。」

シェゾ「どうだすごいだろう、キャラグミンにも2019年3/20発売のフィギュアにも劣らぬ出来栄えだ」フフン

アミティ「どうしよう。すごいはずなのに素直に褒めてしまっていいか迷っているあたしがいる。」

りんご「おぉっ、流石ヘンタイさん、ヘンタイなクオリティーで来ましたね!」

アミティ「ごめんりんご、ヘンタイなクオリティーって何?」

りんご「気持ち悪いほどよく出来ているってやつです」

アミティ「なるほど把握」

シェゾ「ふふん、そうだろうそうだろう」

りんご「ちなみに、これ……。スカートの中はどうなっているんですか? キャラグミン式でスパッツですか?」

シェゾ「……プロはな、細部まで手を抜かないもんだ。」キリッ!

りんご「ま、まさかッ!?」

アミティ「シェゾはいつ、粘土細工のプロになったの?;」

シェゾ「こう見えて俺は6歳の時に粘土細工で賞を取っている。確かあの時は、ティラカリ・マドラサを作ったな。」ウンウン

アミティ「なんなの? なんでみんなティラカリ・マドラサにそんな入れ込んでるの? サマルカンド国信者なの?」

シェゾ「サマルカンドは国じゃないが」

アミティ「マ?」

りんご「ウズベキスタン国サマルカンド州ですね」

アミティ「Σだから、なんでみんなそんなにサマルカンドに詳しいの!!?; 近所にサマルカンド出身の人でも住んでるの!?;」

りんご「世の中、わからないことだらけですよ。だから面白い! F・U・N・N・Yー! 面白い世の中だよ~♪」

アミティ「OMOSHIROIじゃないんだ」

アルル「へぇー。ちなみに、どんな風になってるのかなー?」

シェゾ「あぁ、白地に水色の花――――あっ」

アルル「うふふ。かわいいね、このぞうきん^^」

シェゾ「あっ、あのっ、あ、アルルさんっ?;」


 「たたきつぶす!!」ドゴォ!

 「それ いいすg――――Σうわぁぁあああグーで!! グーで潰しやがったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!;」



アミティ「シグはー……」

シグ「できた。」テッテレー

アミティ「うん、やっぱり安定のカブトムシだね」

シグ「クワガタもいるー」スッ

アミティ「よくもまあその手でこんなに細かいところまで作れたね……;」

シグ「ムシー♪ わーい♪」

アミティ「ところでシグ、選ばれなかった作品はハンマーで潰されるけど?」

シグ「潰される前に潰してやる」

アミティ「Σ何を!!?; ていうかアコール先生だよ!?; ハンマーで潰すの!;」

シグ「うーん……、そのときは……あきらめるかも……。ほんものじゃないし……」

アミティ「懸命な判断だよ」



アミティ「やっほークルーク! キミはどんなつまらないものを作ってるー!?」

クルーク「Σなんで僕のはつまらない前提なの!!?;」ガタッ!!

アミティ「真っ先に潰されてorzになるのはクルークの役目だってアリジゴクですら予想済みだよ!?」

クルーク「うん、いろんなところに。本当、いろんなところにツッコんでやりたいけどキリがないからスルー安定だね。」

りんご「Σい、いろんなところに突っ込んでヤリたいですってぇぇえええええええええええええ!!?///;」ズサァァァ!!!

クルーク「Σなんなんだキミは!?; ちょっと思春期過ぎやしないかい!!?;」

アミティ「馬鹿だなクルークは。そこは(うわ。の一言で済むのに。」

クルーク「うわぁぁぁぁぁぁぁん! アミティに馬鹿って言われたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!;;(泣)」エーン!!

アミティ「Σなんでそこで泣くの!!?;」

りんご「わかりますよ……アミティに……あのアミティに馬鹿って言われてしまうなんてね……」ポンポン

アルル「辛かったね……こればかりはいくらクルークでも可哀想だよ」ポンポン

アミティ「くそがんも」



~~~



アコール「みなさんの作品が完成したみたいですね♪ どうぞ、こちらに並べてください」ガラガラ…


 「「「はーい」」」


アコール「作品の匿名性・公平さを保つため、みなさんにはあちら側で順不同に並んでいただきます」

アコール「……これからお客様がいらっしゃられます。お客様はひとつ、好きな作品を選ぶことが出来ます」

ポポイ「選ばれなかったのはぜーんぶハンマーでグチャグチャのポイだニャー!」

アコール「うふふ……♪ ――――では、どうぞお入りください。」


アリィ「あ、あの……あっ、お久しぶりですっ! アリィです!」


アルル「うん、知ってる知ってる。あれでしょ? あれだけ散々ボクのことを勇者様勇者様持ち上げといて角川つばさ文庫版ではアミティを勇者扱いして褒めまくってた調子のいいクソ女だよね?」

アリィ「Σいや、確かにそれはわたしですけれども!; 脚本家さんにそうしろって言われて――――」

アミティ「じゃあ、その脚本家とやらが『まわりの人全員殺して自分も死ね』って言ってきたらやるんだ?」

クルーク「そんな小学生が『じゃあ先生が言ったら―』みたいなこと言っ

アリィ「はいっ!」

りんご「なんて固い決意なんでしょう……;;(泣)」

クルーク「Σ怖っ! 脚本家怖っ!!;」

アミティ「そうだよ、脚本家に気に入られないと怖いことになるよ?」

アルル「まあプロデューサーでも可だけどね、んほぉ~ってメアリー・スーしてくれるから」

クルーク「Σそれはもう許してやれよ!;」

ラフィーナ「あの、もうそのへんで……;。アコール先生の額に青筋が


 「「「さあ、見て選んでください!!!」」」バッ!!

 「Σえぇぇえええええええ!!?;」


アリィ「あ、これは……カーバンクル、ですね?」

アコール「はい」

アリィ「……アルルの、ですよね?;」

アコール「秘匿です♪」

アリィ「この作品は……カーバンクルへの愛を感じますっ!」

アルル「愛と憎悪は紙一重とも言うけどね」

アリィ「やっぱりアルルのではないですか……;」

アコール「うふふ、さあ次の作品を見てください」

アリィ「あ、はい。……あの……これは……?;」

アコール「『タイトル:赤ぷよ帽(フィーバー仕様)』だそうです♪」

アリィ「Σこれが!!?; どうみても飛び降り自殺したトマトの妖怪じゃないですか!!!;」

アミティ「Σあたしの赤ぷよ帽を潰れたトマト扱いッ!!?; しかも妖怪!?; おのれ母親より年上の娘風情が!!」

アリィ「やはりアミティの作品だったんですね!?; あと、私たちに中の人なんていません!;」

アミティ「でも、愛はたっくさん込めたんだよ!? あたしの赤ぷよ帽愛は無限大だからね!!!」

アリィ「あっ、はい……愛が……愛を……アイヲ、カンジマスネ……?;」

アコール「……なんだか、匿名の意味があまりないわね」

ポポイ「お題がニャいから各々が好きニャものを作ったからニャリ」

アリィ「えっと……これは、制作途中だったんですか?」

りんご「いいえ、これで完成なんですって!!!」

アリィ「えっ?」

アコール「えっ?」

りんご「えっ?」

アコール「……りんごさん。こちらに『材料が足りなくて途中までしか作れませんでした。』って書いてありますが」

りんご「誰かが街のどこかでひとり、泣いてる」

アコール「精肉」

りんご「ごめんなさいでした」

アリィ「えっと……りんごからの、作品愛は多いに感じました……。痛すぎるほどに……」

りんご「Σえぇっ!? 痛すぎて感じるんですか!!?; アルファベットのMに似ているですか!!? えーと まぞ…ですか!? それとも(い い

アコール「旋削加工」

りんご「すみませんでした」

アリィ「……これは猫さんですか? ちょっと尻尾が長いですが……」

シェゾ「それはリュンクスだ」

アリィ「……大山猫さん?;」

アルル「リュンクスはねー魔導物語2の序盤に出てくる敵でー……これはGG版のほうだね、結構デフォルメが効いてて首に尻尾巻いてる」

アリィ「へ、へぇー……そうなんですね。でも、なんでこの子を選んだんですか?」

シェゾ「いや、最初はアルル――――」

アルル「ん?」

シェゾ「いや……こいつらは俺の地下牢に住み着いていたんだが、その時尻尾を踏んじまって……邪魔だからと首に尻尾を巻いたら気に入って「シェゾ様、ボクもー!(裏声)」なんて――――Σあぁ可愛いッッ!!! 可愛いすぎるッッッ!!!///」ジタバタ

アリィ「Σえぇっ!? そこで愛が爆発するんですか!!?;」

シェゾ「――――と、俺の正式な部下だからな。たまにはいいかと思って。」

アリィ「リュンクスは可愛いということとシェゾの愛はヘンタイ的だということがわかりました。」

アルル「ちなみに、これはGG版魔導物語2取扱説明書に載っている漫画だよ」

アリィ「そ、そうなんですか……; ところでアルル……」

アルル「うん、なに?」

アリィ「さっき、シェゾが『俺の地下牢』って言っていたんですが……」

アルル「あぁ。シェゾはヘンタイ、ヘンタイはシェゾだからね。」

シェゾ「Σおいコラァァアアアア!!?; なに誤解されそうなこと言ってやがる!!?;」

アリィ「あぁ、なるほど! 確かにそうですねっ!」

シェゾ「Σそしてお前もなに納得してるんだ!!?;」

アリィ「えーっと、これはー……」

シェゾ「Σ無視するなぁぁぁぁぁあああ!!;」

アリィ「えっ……ムシ……?」

シグ「たしかに、カブトとクワガタはムシだー」

シェゾ「Σそういう意味じゃなぁぁぁぁぁぁぁああいい!!!;」

アルル「はいはい、シェゾ。そろそろ黙ろうね。黙らないと粉にするよ。」

シェゾ「」

アリィ「カブトとクワガタ……?」

シグ「カブトムシ(甲虫,兜虫)とは、コウチュウ目・コガネムシ科・カブトムシ亜科・真性カブトムシ族に分類される甲虫の種の標準和名。より広義にはカブトムシ亜科(Dynastinae)に分類される昆虫の総

アリィ「シグからカブトムシとクワガタからの並々ならぬ愛を感じましたっ!! 次いきます!;」バッ

クルーク「賢い判断だね」

アリィ「…………。」

クルーク「…………?」

アリィ「……えっと……はじめましての方ですか……?」

クルーク「Σなまらひどい!!!; ぷよクロで僕ずっといたよね!!?;」

アリィ「えっ……いましたっけ……?」

アミティ「いや、いなかったよね?」

りんご「RPGモードではサブクエストをクリアしないと仲間になりませんので、普通に加入なしでエンディングを迎える方も多いですよ」

ラフィーナ「eスポーツにもいませんしね」

クルーク「Σeスポーツなんて嫌いだッ!! 大っ嫌いだッッ!!;;(泣)」

アミティ「あらら、トラウマ抉っちゃったよ。もっとやろう。」

クルーク「いま、もっとやろうって言わなかったかい?;」

アリィ「えっと……クルーク?でしたか……? ……この作品は、どなたをモチーフにしたんですか?」

クルーク「フッフッフッ……見てわからないのかい?」

アリィ「はい」

アルル「なんか、なろう小説の主人公(笑)みたいだよね」

アミティ「そういうのってイジメ内容だけ滅茶苦茶細かいって噂あるよね」

りんご「イジメってした方は忘れているけれど、された方はいつまでも覚えているものだそうですよ」


 「「「あぁー……。」」」

 「Σあぁーって何!!?;」


クルーク「――――コホン。これは、【ダークヒーローでんせつ!】の主人公、クルゥ~ク様だッ!!!」ドヤァ!!

アリィ「そうですか」

クルーク「あっ寂しい」

アリィ「これで最後ですね、あっ! こ、これは……ティラカリ・マドラサ……!!? あのウズベキスタン国サマルカンド州にあるという!!?」

アミティ「Σ待った!!!; なんで本の世界のアリィですら知ってるの!!?;」

アルル「馬鹿だなアミティは。今時ティラカリ・マドラサを知らないとかヤマビル以下だよ」

りんご「義務も義務、義務教育以下ですよね」

ラフィーナ「今や世界の常識ですわよ」

アミティ「え、えぇー……; あたし、いつの間に別世界に来たのかなー……寝れば元の世界に帰れるのかなー……;」

アコール「さて、アリィさん。作品をひとつ、お選びください。」

アリィ「ひ、ひとつ、ですか……; どの作品にも愛があって選べません……; あとみんなの視線が怖い」

ポポイ「今、マイク止めるニャ。好きに言うといいニャ」

アリィ「          」

アコール「はい♪ ティラカリ・マドラサですね。確かに、先生も一番よく出来ていると思いました。」

アリィ「えぇっ!? 言っちゃうんですかぁ!!?;」

りんご「今、イっちゃうんですかっt はい、ごめんなさい」

アミティ「りんご……;」

アルル「せめて、アコール先生の前ではやめたほうがいいよ……;」

アコール「では、他の作品はハンマーで潰しますね。」



~~~



アルル「いやー、やっぱりラフィーナのかー! 精巧に出来てたもんなー!」

りんご「せいこうしたいだってぇ~~~~~~!?」

アルル「キミは どうやら…… せっかちなひと みたいだね。……というか、アコール先生が帰ったら早速これか……もはやいつものりんごだなぁ……;」

ラフィーナ「おーっほっほっほ! 当然ですわー! ――――ところでアルルさん。先程粘土のカーバンクルさんが潰された時、笑っていませんでした?」

アルル「うん。はー……あの光景は傑作だったなぁー! だってアレ、潰されるためだけに作ったんだよ!? それ通りになるとか……あっははっ!!」ケラケラ

ラフィーナ「Σカーバンクルさんに恨みでもあるんですの!?;」

アルル「あるよ、日本にある自動販売機の数ほど。」

りんご「食品、たばこ、券類などを含めれば2,848,800台あるそうですよ」

ラフィーナ「多ッ! 恨み多ッ!!; あと日本とか言うな!;」

アミティ「シグ……; まさか、振り被るハンマーの下に手を入れるなんて……;」

シグ「あの瞳が『助けて』『生きたい』と言っていた。しかし、結果的に自分の手で殺めることになってしまった……」ズーン…

アルル「シグより落ち込んでいる人がふたりいるんだけど。」

シェゾ「」

クルーク「」

りんご「放っておきましょう、ここもじき腐海に沈む」

アルル「それもそうだね」














終われ











 やっちまった、とうとう。

 あれから9年、どれくらい腕が上がっているのか確かめたかった。そしてどれだけパク――――似せることが出来るのか試したかった、むしゃくしゃしてやった、反省はしている。



 あー、うん……なんというか……、癖っていうのは消せないし真似しきれないってことはわかったよ……。
 人って個性があるからね、千差万別ってやつ。それもひとつの才能。真似ばかりせず自分を伸ばせということですね、あっ無理。



メイ「セリカ様っ! セリカ様~っ! 今日は花をあげ合って日頃の気持ちを伝えあいませんかっ!?」

セリカ「花の日は8月7日だからとっくの昔に過ぎているけど……」

ボーイ「同じツッコミ方をするなんて、流石ですね」

セリカ「えっ?」

コンラート「あああアンテーゼ!! あああああアンテーゼェー!!」バッ!!

セリカ「もしもしノーマ様ですか?」

コンラート「Σだから即通報とかやめてって!!;」

ボーイ「ただの通話で通報だと思うところが、もう、アレですよ」

コンラート「えっ……じゃあ、それはただの通話?」

セリカ「いえ、通報ですけど」

コンラート「だろうね」

ジェニー「このパターン、何回目でしょうね~」

コンラート「アンテーゼ! 今日は花で日頃の気持ちを伝えあうと聞いた!」

メイ「盗聴されてたんですかね」

セリカ「いいえ……頭の中を盗まれたのよ……!! あ、アルミホイル……! アルミホイルを巻かなくては……!!」

メイ「セリカ様」

セリカ「冗談よ」

コンラート「受け取れ ブーゲンビリアだ…!」

セリカ「アバンストラッシュ」バシィ!!

コンラート「おい」

ボーイ「……金属探知機、反応なし」

メイ「麻薬探知犬にも反応ないよ」

ジェニー「化学反応もありません~」

セリカ「なら大丈夫かしらね」

コンラート「キミ達頭だいじょうぶ?」

ノーマ「やっほ^^」

コンラート「くっ……! 今までのはただの時間稼ぎだったのか……!!;」ダッ!!

ジェニー「学習しませんね~」アハハ

セリカ「……で、なんだったかしら? これ」

ボーイ「ブースターモフリアス?」

メイ「違うわ、ブートキャンプよ」

セリカ「確かにそんな感じだった気がするわね」

ジェニー「ブーゲンビリア……」

メイ「……っ、は、はい!! 一応、ボーイにもあげておくわ!! 仏花にしないでよね!///;」ズイッ!!

ボーイ「な、なんでそんなぶっきらぼうにすんだよ!!; しかもクローバーとか、復讐だぞ!!? 俺に恨みでもあるのか!?;」

メイ「なっ!!? 違うもん!! トトロいたもん!! ホントにいたんだもん!!」

ボーイ「お前は何を言っているんだ」

メイ「でも四つ葉よ?」

ボーイ「だからなんだ」

セリカ「(……仏花にしないで……つまり、死なないでってことね? メイ……)」クスクス

ジェニー「ふっふー、仏花にしてやろっかなー♪」

セリカ「――――さっき、買っておいたの。はい、みんな。いつもありがとう」

メイ「わぁ~! 綺麗ですね~!」

ボーイ「ありがとうございます。……えっと、鉢植えごとですか……?;」

セリカ「その方が日持ちするでしょう? ……あぁ、この花はローダンセと言って……」

ジェニー「『変わらぬ思い』『終わりのない友情』……」

メイ「変われる強さ、変わらぬ想い――」


 「「「テイルズオブエターニア――――!」」」


セリカ「何を言っているの?」



~~~



レオ「あぁん、兄貴ィ~/// あたしからの愛、受け取ってぇぇん!」

バルボ「なんだこれ?」

レオ「ホトトギス」

バルボ「鳥じゃねぇか」

レオ「んもう! 兄貴、んもう! 見てわかるでしょー! 鳥じゃなくてお花よ、お花ーっ!」プンスコ

カムイ「文字だけのSSでわかるもんかねぇ」

レオ「やだッ! なにこいつ!?; ちょっ、賢者! 誰か賢者呼んでー!!;」

カムイ「Σなんでだよっ!!;」

ノーマ「今日も大忙しじゃのう^^」

カムイ「お前ら人間じゃねぇ!!」ダッ!!

バルボ「……可哀想に、カムイ……」

レオ「それとも……、違う花の方がいいかしら? 薔薇? それとも……菊の花?///」

バルボ「そんな隠語、ここの年齢層でわかるものだろうか。というかやめろ。」



セーバー「俺たちに花とか縁がないな」

ジェシー「何言ってんの? 勝手に俺も含むのやめてくれない? 薔薇は俺の専売特許でしょ!」フッ…

セーバー「薔薇……薔薇、ねぇ……。確かに、ジェシーが口に咥えたら似合いそうだな」

ジェシー「ヘヘン、やっぱりー?」スッ

ジェシー「トゲで唇が切れて血塗れになったんだけど」ドクドク

セーバー「計画通り」

ジェシー「鳳凰天駆――――」

セーバー「Σ待てッ! おい待てッ!!; せめてFEの技使え!!;」

アトラス「花……花、か……。……アブラナなら、食えるか……?」

ジェシー「やっぱり君は食用にするんだね?;」

アトラス「万が一、口に含んだら大変だからな。スズランだと漬けた水だけでも猛毒だそうだし。」

ジェシー「君の兄弟愛に涙が止まらないよ」



カチュア「…………。」

エスト「まあ、お姉さま見てください。あのおかっぱ、リンドウなんて手紙に入れていますよ」ヒソヒソ

パオラ「同じ色の青から選んだのでしょうね。『悲しんでいるあなたを愛する』とか、別れさせようとしているのかしら」クスクス

エスト「ま! なんて陰湿で大胆~!」


 「ロシアンブルーフラァァァァアッシュッッッッッ!!!」

 「「ンゴエャッヨ砲ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」



ルカ「こんにちは」

セリカ「あぁ……やはりあなたなのね、ルカ……;」

ルカ「ストーリーテラーですからね」

セリカ「タモさん……」

ルカ「さあ……どうぞ、こちらに……」

セリカ「いつも思うのだけれど、アルム編SSと比べると短くて適当じゃない?」

ルカ「それは私に言われても……」

セリカ「ストーリーテラーなのでしょう?」

ルカ「ストーリーテラーは辞職しました。」

セリカ「ゴールドバックラー並の早さね。」



~~~



アルム「あぁっ! セリカ! セリカじゃないか! こんなところで逢えるなんて素晴らしい運命だね!!」

セリカ「アルム……あなたはとても幸せな人ね……。」

アルム「やったぁー! セリカに褒められたー!///」

セリカ「そう……(無関心)」

アルム「あっ、あのね! セリカに逢えたら渡そうと思って――――」

セリカ「あぁ、私もアルムに渡したいものが――――」

アルム「はい!」→ヤドリギ

セリカ「はい」→シロツメクサ


 「「あ、ちょっとカメラ止めて」」



アルム「はい!」→ワスレナグサ

セリカ「はい」→ワスレナグサ

アルム「Σえぇぇっ!!?;」

セリカ「……8回目で、やっと合ったわね……;」

アルム「せ、セリカも僕と同じ……花を選んだんだ!?」パァァ…!

セリカ「えぇ……、そうだったみたいね」

アルム「――――真実の愛」

セリカ「――――私を忘れないで」


 「「えっ?」」


セリカ「気持ちは同じではなかったようね。」

アルム「わっ、忘れるわけないよ!! だっていつもセリカのことしか考えてないもの!! 脳内メーカーでセリカとHしか出なかったってグレイが言ってたし!!」

セリカ「それは 考えすぎです。」

アルム「僕たち、付き合っているんだよね?」

セリカ「アルムがそっちの台詞なの?;」

アルム「…………。」

セリカ「…………。」

アルム「…………?」

セリカ「…………???」

アルム「――――バーロー。付き合ってるに決まってんだろ。」

セリカ「自主完結した」











END…











 前回のつづき。
 あと3回で彩令祭もおしまいなんだね……。


 一応の花言葉(諸説あり)
・ブーゲンビリア:情熱、あなたは魅力に満ちている、あなたしか見えない
・四つ葉のクローバー:私のものになって(復讐)、幸運
・ホトトギス:永遠にあなたのもの、秘めた意志
・アブラナ:小さな幸せ、豊かな財力、料理
・リンドウ:悲しんでいるあなたを愛する、正義、誠実
・ヤドリギ:私にキスして
・シロツメクサ:私を思って、約束




ルカ「アルムくん」

アルム「もうトマティーナはやらないからね」

ルカ「フフフ、わかっておりますよ」

アルム「――――で、今日は何?」

ルカ「たまには、フラワーギフトと言うものも良いかと思いまして」

アルム「フラワーギフト……? 花の日は8月7日だから過ぎているよ?」

ルカ「細かいことは気にしないでください」

アルム「うん、わかった」



~~~



グレイ「ハーッ、花ねぇー。……ぜんっぜんわっかんねぇ」

ロビン「そんなんじゃクレアを口説くのは先のまた先だな」

グレイ「ならロビンはわかるのかよ?」

ロビン「初手紅薔薇安定」

グレイ「なんかそう書くと中国語みたいだな」

ロビン「えっ、中国?」

グレイ「薔薇……薔薇、ねぇ……。確かに、ロビンが口に咥えたら似合いそうだな」

ロビン「おっ、そうか! じゃあやってみるかな!」スッ

ロビン「トゲで唇が切れて血塗れになったんだが」ドクドク

グレイ「計画通り」

ロビン「魔神剣双g――――」

グレイ「Σ待てッ! おい待てッ!!; せめてFEの技にしろ!!;」

クリフ「馬鹿でしょ」

エフィ「はい、アルム♪ 私から、たくさん愛を込めたよ♪」


―ドサッ・・・(紫のアネモネの花束)


アルム「わぁ、ありがとうエフィ!」

シルク「(……紫のアネモネの花言葉は『あなたを信じて待つ』……。……エフィさん……)」

アルム「アネモネ? だっけ? えーっと、花言葉はー……」

エフィ「あなたを信じt ルカ「紫のアネモネ、ですか。アニメポケットモンスターXY14話『ぶきみな雨宿り!ニャスパーは見ていた!!』を視聴すれば分かりますよ?」

アルム「あ、あのこわいやつ……っ!!?; タイトルから死の描写まである……!?;」ブルブル

ルカ「怖くなどありませんよ。どちらかというと感動路線ですから。」

アルム「あっ、そうなんだ……。――――いや、ルカのことだからいつもの冗談かもしれない……;」

ルカ「私も怪しまれたものですね。……では、一緒に見ましょうか。嘘ではないということを証明しましょう。」

アルム「うん、わかった!」

シルク「あ、あの、エフィさん……っ!」

エフィ「ルカ殺す」チャキッ

シルク「Σえ、エフィさん!?; あ、あの、えっと、落ち着いてくださいっ! 今ではアルム様の近くにいらっしゃいますからアルム様に見られてしまいますよっ!」

エフィ「それもそうだね」スッ…

シルク「ふぅ……、ひとつの命を救えました、ミラ様……。」ホッ

ロビン「あれは救えたに入るのか?」

クリフ「寿命は確かに延びたから入るんじゃないの?」

グレイ「シルクもすっかり染まったなぁ……」

シルク「え、エフィさん……。こちら、私からエフィさんに……ミモザです」スッ

エフィ「えっ、いらない」

シルク「えっ?」

エフィ「アルム以外からは受け取らないって決めてるから」スッ

シルク「…………。」

シルク「っ……グスッ……っ!;;(泣)」シクシク

ロビン「あーあ、かわいそーに」

グレイ「クリフ受け取ってやれよ、弟だろ?」ツンツン

クリフ「だからそれは小説版の方で――――……っ、……もう、仕方ないなぁ……」スクッ

クリフ「ねえ」

シルク「……クリフさん……?」

クリフ「それ、僕がもらうよ。いいでしょ?」

シルク「えっ、あ、はい……?」スッ…

クリフ「ん。あと、仮にもシスターが面前で泣くのはどうかと思うよ。じゃあね。」

シルク「あっ、も、申し訳ございません……!」ゴシッ…

クリフ「――――これで文句ないでしょ?」

グレイ「すげぇ、花を回収しつつ泣きやませた! やーい、クリフ! このこのぉ~!」ツンツン

クリフ「なんなの? そのキミのテンションは?」



~~~



クレア「アルムには何が良いのかしら、真っ赤な薔薇? それともカーネーション? うふふっ///」

マチルダ「クレア」

クレア「ここで小足踏み、狙うは首元!」ザッ!!

マチルダ「どうした、ナイフなんか使って。怪我をしたら危ないではないか。……クレアが。」スッ…カランッ

クレア「なんだこいつ」

マチルダ「これを受け取れ 聖剣ティルフィングだ…」スッ

クレア「……ティルフィングではなくてハナミズキではないですか……;」

マチルダ「Am I indifferent to you?」

クレア「You are→Are youやIt is→Is itは見たことありますがI amをAm Iにするのって本当にありますのね、記憶喪失の方しか使わないと思っていました。」

マチルダ「は?」

クレア「……いいでしょう、受け取りますわ」

マチルダ「えっ……」

クレア「……言っておきますが、受け取るのは花だけですわよ?;」

マチルダ「…………。」

クレア「それと、この一輪以上は受け取りませんからね」

マチルダ「なっ!? エスパー開眼だと……っ!?;」

クレア「本当に追加するつもりでしたの……; ……はい、わたくしから。……マチルダ“お姉さま”に」スッ…

マチルダ「白い……薔薇か……?」

クレア「お姉さまはあまり花を嗜みませんでしたわね。白い薔薇の花言葉は……深い尊敬……」

グレイ「と、純潔だっけな」

ロビン「私はあなたにふさわしいという意味もあるぞ」

マチルダ「なんだと!?」

クレア「んもう! あえて言いませんでしたのに!!; 馬鹿! ロビンの馬鹿! バカロビン! 誰が殺したクックロビンっ! ですわッ!!;」

ロビン「んんー……、そんなにクレアに罵倒されるのも乙なもんだな……///」

グレイ「ちなみに、殺したのは俺だ」

マチルダ「いいや、私だ」

ロビン「Σぎゃぁぁぁぁああああ!!?; きっ、切っ先が俺のノドと腹部をかすめたぞッッ!!?;」


 「「殺せぇぇぇぇぇぇぇええええええええ!!!」」

 「Killing me softly!!!」


クレア「人気者で良かったですわねーロビン(棒読み)」

グレイ「そだ、クレア! 俺からだぜっ☆」ポイッ!

クレア「トスからのアタック」バシィィンッ!!

グレイ「ちょっとマイク止めろ」



グレイ「そだ、クレア! 俺からだぜっ☆」ポイッ!

クレア「ちょっ、花は投げるものではないですわよっ!;」

グレイ「それブーケトスする花嫁にも同じこと言えるの?」

ロビン「どけどけぇー!! クレア! 俺からはリナリアだ! リナリアの花言葉は――――」

グレイ「どけロビン、まだ会話の途中だぞ! なあクレア、俺のナズナも綺麗なもんだろ?」

ロビン「俺のナズナ(意味深)」

クレア「(うわ。」

グレイ「あっ、そういういみじゃないからね!」

クレア「……って、グレイ。……ナズナの花言葉、知っていますの?;」

グレイ「いやまったく」

ロビン「ナズナの花言葉「あなたに私のすべてを捧げます」 リナリアの花言葉「この恋に気づいて」」

マチルダ「なんだ? ロビンは歩く花言葉事典なのか?」

ロビン「黙秘権を使用する」

グレイ「こいつ、モテたいがために花言葉を頭に詰め込んだだけだぜ?」

ロビン「Σちょっ!? 言うなよグレイ!!;」



~~~



ジーク「今日はフラワーギフトの日だそうだ。……ティータ、いつもありがとう。君に支えられているおかげで毎日を生きている」スッ

ティータ「わぁ~! 薔薇の花束……! 素敵……っ!//」ボフッ

ジーク「本数はちゃんと歳の数にしたんだ」

ティータ「ジーク。長生きしたいならそういうこと言っちゃダメでしょ?」

ジーク「あぁ、すまなかった。たったこの一瞬で大腿骨顆上が骨折して驚きだ。というか、どうやったんだ?」

ティータ「じゃあ……私からは、花弁見せちゃおうかな///」

ジーク「こんな昼間からかい?; というか、どうやって骨折させたんだ?」

ティータ「気功よ」

ジーク「こわい、気功こわい」



パイソン「なんだあいつら」

フォルス「しかし……まったく、こんな昼間からとは……お盛んなものだ///;」コホン

パイソン「パイパイパイ、パイソンのパイパ~イ♪」フンフーン

フォルス「懐かしいな、それ」

デューテ「ねえ、こんな日に男ふたりきりって虚しくない?」

リュート「こらデューテ、失礼だろう? 昨今はLGBTに配慮してだな……」

フォルス「いや、そういう関係ではないからね?;」

パイソン「そうだ。こいつは知らんが、俺は女が好きだからな? 一緒にすんな。」

フォルス「パイソン。何ひとりだけ逃げようとしている?;」

パイソン「LGBTへのプライバシー配慮だ」

デューテ「あー……そっかぁー……」

リュート「うむ、それなら仕方があるまい」

フォルス「何が仕方がないのだろうか」



~~~



ベルクト「アァァァァアアアアアアルムくぅぅぅぅぅぅんんん!!! あっそびましょぉぉぉぉぉおお!!!」ズシャァァァアアア!!

アルム「Σキャーッ!!;(花江ボイス)」ダキーッ!

ルカ「もう、アルムくんは怖がりですね。前までは骸骨がうろつく地下道とかを淡々と探索していましたのに。」

アルム「いやー、慣れってこわいよねー。最近探索しないでホラーゲームの実況ばかり……あれ、ベルクト? あっ、抱きついちゃってごめんね。暑かったよね。」パッ

ベルクト「んもう、アルム!! アルム、んもう!!///」

ルカ「堕ちましたね」

エフィ「ベルクト殺す」

シルク「良いと思いますよ」

クリフ「いやダメでしょ;」














END…













 正確にはENDじゃないんだけどね。

 うん。この流れ、次に何が来るかわかっちゃうよね。べ、別に回数稼ぎをしているわけじゃないんだからねっ!勘違いしないでよねっ!



 はい。




 ずっと前のブログ内人気投票(if兄姉弟妹)で、なんかアレ的なやつを書くと言って放置していたやつです。今の私なら、出来る。きっと出来る! やるしかない!
 投票したアナタが、カムイ。という設定で、投票してくれてありがとう的なやつ……なのかな? なあおい4年前の私。



リョウマ「俺を選んでくれたのか……?」

リョウマ「ありがとう。……お前に選ばれるのが、俺にとって一番嬉しいぞ」

リョウマ「なんだ? ……屈め、と?」

リョウマ「ほら、屈んだぞ?」

リョウマ「――――っ!///」

リョウマ「……ま、まさか……お前がそんなに……積極的になってるとは……思わなかった……」

リョウマ「……負けてはいられないな」

リョウマ「あ、いや、独り言だ。気にしないでくれ。」



マークス「私を、選ぶとは……」

マークス「…………。」

マークス「いや……涙で目が霞むだけだ……」

マークス「あ、あぁ。そうだ、礼だったな。」

マークス「……そうだ、そのまま――――」

マークス「……鎧が……邪魔だな……?」



ヒノカ「え、選んでくれて、あ、あり、ありがとう!」

ヒノカ「な、なに!? 緊張しているって!? ……ありがとうなんて久しぶりに言ったからな、なんだか落ち着かないな……」

ヒノカ「な、なんだ!?」

ヒノカ「――――っ……!!?///」

ヒノカ「……ぁ……、……あ、あぁ、確かに緊張は……ほぐれた、かもしれない……」

ヒノカ「が……、なんだ……脈拍数が異常なほど高いんだ……」

ヒノカ「だから……もう少し……もう少しだけ、このままでいさせてくれ……」



カミラ「うふふ………。可愛い子……」ナデナデ

カミラ「お姉ちゃん、ご褒美いっぱいあげちゃうわ……。」

カミラ「――――んっ……///」

カミラ「……続き? ……また、夜に……ね……?」

カミラ「さぁ、一緒にお風呂に入りましょう。背中、流してあげるわね」

カミラ「……愛してるわ。今も……これからも、ずっと……。」



タクミ「なんで、僕を選んだんだか……。」

タクミ「で? 見返りに期待してるんでしょ?」

タクミ「ほら、握手で良い?」

タクミ「…………。」

タクミ「何? そんな不満気な顔して」

タクミ「――――……っ。……ほら、これで満足?」

タクミ「…………。」

タクミ「へぇ……これでもまだ足りないんだ? じゃあ……」

タクミ「今日の夜、楽しみにしていてよ……。……明日に響くかもしれないけどね」



サクラ「えっ、えっと、私を選んでくださり、ありがとうございますっ! ありがとうございますっ!」

サクラ「あ、えっと、その……お、お礼になるかはわかりませんが……えっと……」

サクラ「…………。」

サクラ「め、目を閉じていてくださいっ! お願いしますからっ!」

サクラ「…………。」

サクラ「……――――っ///」

サクラ「……その……、私には……頬で限界で……。もう、恥ずかし過ぎてこれ以上は無理ですっ!! ごめんなさい!///」



エリーゼ「えっへっへー♪ あたしを選んでくれてありがとー! もう、大好きーっ! ギューッ!」

エリーゼ「ねっ、ねっ! あとで一緒に遊ぼうよー! えーっとね、チェスとかトランプとかー」

エリーゼ「あとー……」

エリーゼ「――――んん……///」

エリーゼ「……はぁ……///。……あたしね、もう……思ってるほど子どもじゃないんだからね……? わかってる……?」

エリーゼ「んっ、……ふふっ! やっぱり、だーいすきーっ!!」



レオン「……何?」

レオン「はぁ……? 別に、結果とか気にしてないんだけど?」

レオン「――――だってさ」

レオン「僕を選んだんでしょ? ……それだけで十分なんだよ。」

レオン「だから、まぁ、その……」

レオン「……あ、ありがとう……///;」






 =おまけ=


リョウマ「俺を選んでくれたんだな……。……礼を言おう」

マークス「同数だがな」

リョウマ「だが、俺の方が顔も整っているぞ?」

マークス「男は顔ではない」

リョウマ「珍しく対抗するんだな。だが、俳優は顔も整っているぞ?」

マークス「ヒント:星●源」

リョウマ「……あれ、俳優か?; というか★野源に失礼だろ;」

マークス「私には星野●と高橋●の違いがわからないのだが……どう、見分けている?」

リョウマ「だれだよっ!(あせりながら)」



ヒノカ「え、選んでくりぇっ!」

ヒノカ「…………///」カァァ

カミラ「まあまあまあまあ、なんてかわいらしいのかしら~///」

ヒノカ「う、うるさいっ! 黙れッ!!;」キッ

カミラ「わかったわ。黙って今の映像をリピート再生しているわね」ピッ

ヒノカ「何勝手に録画をしているんだ」

カミラ「私のカメラは108まであるぞ」

ヒノカ「なにそれこわい」



タクミ「負け犬の気分はどうだい? ブログ投票でも負け、ニンドリ投票でも負けた気分は?」

レオン「うるさいな、風神弓と弓聖外したら大したことないくせに」

タクミ「僕は今人気ある声なんだ。……なのに、君は結婚妊娠騒動で人気落ちたじゃないか」

レオン「何を言っているのかわからないな。これだから白夜人は……」

レオン「『負けて悔しいけど、みんなありがとう。しくメソプンおこフェイス~ #レオン好きはいいねする #いいねrtした人フォローする #レオニストはrt #人気投票』っと」ツイート

タクミ「いいかげん 病院 いきましょう」



エリーゼ「どうしてみんな争うの?」

サクラ「ぼうやだからさ」

エリーゼ「えっ?」

サクラ「人間は……不適合な知力というものを入手してしまいました。その過ちから目を背ける為に争いが起こるのです」

エリーゼ「ごめんサクラ、何言ってるのか全然わかんない。」

サクラ「それはエリーゼさんの想像力が足りないからですよ……」

エリーゼ「ガッデム」











END…










 彩令祭5回目。折り返しだね。

 すんごく小っ恥ずかしかったです……。だから4年もかかってるんですよ。いや……ホント……ごめんなさいでした。
 こういう甘々は恥ずかしくて書きづらいの……成人指定に振り切っちゃえばノリノリになるんだけどね……。あれだね、下着姿を見て興奮するけどビキニ姿を見て冷静な少年漫画の主人公だね。あれほぼ同じ布面積やん。見た目も似とるやん。なんでや。

 レオン以外それぞれ部門で同数だったんですよね、たしか。覚えてないよ! 覚えてるわけないよ! 過去記事とか、恥ずかしすぎて見れないんだよ!!

 ギャグパートはいつも通り淡々とサクサクっと書けるのになぁ……。所要時間10分だぜ?



キヌ「ねーねー、これってなんて読むのー?」

シノノメ「あぁ? えっと……『ねつあい』だな」

キヌ「へー。アタシ、『ホットペッパーランデブー』って読んでたよ」

シノノメ「おい白夜人」

キヌ「えへへ! ねつあいね、ねつあい! シノノメから熱愛を教わった!」テッテレー

キサラギ「よく読めたね、シノノメなのに」

シノノメ「おう! 俺の愛読書『文春』のおかげだな!」

グレイ「王子とあろうものがなんつーもん読んでんだ」

シノノメ「黙れ鶏がら。やーい、お前の愛読書対魔忍ア●ギー!」

グレイ「覚悟しろ。毛穴という毛穴にミシン針を刺し込んでやる」

シノノメ「逃げろ! 地平線の彼方まで!」ダッ!!

キサラギ「グレイ。毛穴はミシン針よりも細いから無理だと思うよ?」

グレイ「そして従弟のお前は賢くなりすぎだろ」



マトイ「」カタカタカタカタ


ミドリコ「見て。マトイがこきざみにふるえてるよ」

ミタマ「震える牛」

シャラ「かってに震えてろ」

ミドリコ「いや、そうじゃなくって」

シャラ「おかしいわ……まだ、術は効いていないはず……」

ミタマ「武者震いというものでは?」

マトイ「キヌ……! 許すまじ!!!」(脳内BGM:高橋邦子のテーマ♪)

ミドリコ「た、大変! だれか男の人よんでくる!」タッ!

ミタマ「いえ、アメリカ合衆国の大統領を呼ぶべきかと」ササッ

シャラ「……いるの、この世界に……?;」



〜〜〜



ミドリコ「つれてきた!」

イザナ「連れて来られたよ〜☆」

シャラ「えっ……なんでそれにしたの……?」

ミドリコ「平日だし“普通の男の人”はみんなシゴトで手があいてなかったから……」

イザナ「まあ神様みたいなものだからね、ボクぅ〜☆」キラッ

シャラ「なにこいつ」

ミドリコ「ミドリコわかるよ、暗夜語で“ぽじてぃぶしんきんぐ”っていうのよね」

イザナ「で、この子の震えを止めればいいんだよね?」

ミタマ「は

イザナ「はい、止まったよ〜☆」


 「「「Σ早ッ!!?;」」」


イザナ「まあこれでも王様で神様の使いだからね〜」

シャラ「いったい……どんな呪いをかけたというの……!?」

イザナ「強さ最大のEMSパッドを全身に貼り付けた」

ミタマ「えっ、なにその物理?」

ミドリコ「たしかに……、ぜんしんの筋肉に負荷をかけたらふるえられなくなる……」

イザナ「では代金上納金合わせて600,000G頂きます。」

ミドリコ「マトイ名義の口座でいいよね?」スッ

シャラ「えぇ」

ミタマ「はい」

マトイ「いいえ」

ミドリコ「2:1の多数決で賛成ってことね」

マトイ「多くの意見を採用なんてするから賄賂贈賄不正が無くならないのよッッ!!!;」バァン!

マトイ「というか、なんでミドリコはアタシの通帳持ってるの?」

ミドリコ「忘れないでね。……ミドリコの家系は、忍びであることを……」フッ

マトイ「僧侶さぁぁぁああああああああああん!!!」

イザナ「いいから払え」


 「「「ちょ」」」



〜〜〜



ジークベルト「ふむ……。今年は祭りは中止、か……」

フォレオ「仕方がありませんね、このご時世では」

ソレイユ「旅行、海、花火……本当、いろいろあったよねー」

フォレオ「そうですね……。…………旅行?」

ジークベルト「ま、まさか……あの、無料旅館に宿泊(?)のことか……?;」

ソレイユ「そーそー! 今思い出したんだけど、確か放送は前編で終わってた気がしてて。気になって昼寝も出来なかったんだよ」

フォレオ「ソレイユ。過剰な昼寝は自律神経を乱しますよ。」

ジークベルト「そうだったのか……。では、皆で観賞でもしようか。もちろん、白夜の面々も呼んでね」



〜〜〜



 =前回のあらすじ=

 大人数で行くと無料という怪しい旅行に向けて旅立つ子世代たち。
 いろいろあって、旅館に着いたけど・・・。


キラサギ「わぁー! 広いなぁー」ドバーン

フォレオ「ちゃんとかけ湯してから、入ってくださいね。」

ディーア「……露天で、竹壁に洗い場セットって……難くね?; どうやってつけてんだ…?」

ルッツ「すごーい! シャンプーとかコンディショナーもあるー!」

キサラギ「しゃんぷー?; こんでぃしょなー?;」

ディーア「……洗髪剤・復旧剤のことだとよ。」

キサラギ「へー!」キラキラ

ヒサメ「キサラギ。背中流しますよ」

キサラギ「え、ごめん、ディーアにやってもらうから」

ディーア「あ?」

ヒサメ「…………。」

キサラギ「…………。」

ヒサメ「…………っ!;;(泣)」ジワッ

キサラギ「あー、ごめん。ごめんねー、僕が悪かったねー。ヒサメに流してもらおうかなー、僕の臣下のヒサメにねー?」

ヒサメ「キサラギ……ッ!///」

ルッツ「(うわ。」

フォレオ「ルッツ……あなたまでチートバグに……;」



キヌ「わー! お風呂だ、おっきいお風呂だー!」

ベロア「……ふふ……。……垣根に、何かの獣の毛束が転がっています……///」スッ

シャラ「……なんであるの……?;」

ソレイユ「いやー……ここがガンダーラだったんだねッ!///」バッ

エポニーヌ「(ここの竹壁の裏は男湯……。……聞き逃さないようにしなくちゃ……っ!)」ピタッ!

キヌ「エポニーヌは何やってるの?」

ベロア「さあ? いつもの盗聴ではないですか?」

エポニーヌ「失礼ねっ! 傍聴といいなさい!」カッ!

ソレイユ「怒るとこそこなんだ」



フォレオ「……キサラギって、結構筋肉付いてますね?」

キサラギ「?。そう? ……フォレオも……」チラッ

フォレオ「?」ムキッ

キサラギ「あるほうだと……思うけどなぁ……;」フィッ

ディーア「……弓を引くのは、筋肉がないと出来ないんだとよ。」

フォレオ・キサラギ「「Σ!!」」バッ!!

ディーア「な……なんだ……?;」

キサラギ「シノノメよりも……、太い……っ!?;」

フォレオ「じ、ジークベルトよりも、とても……立派です……っ!」

ディーア「?;」

ルッツ「(ミシェル、元気かなぁ……)」チャポーン



エポニーヌ「Σッ!! ッッ!!!!///」グッ! グッ!

ソレイユ「ハハハ……何してるんだろうねぇ、エポニーヌは……」

ベロア「触らないでください……、その変な手つき、やめて下さい……」ペシッ!

ソレイユ「はは…ベロアちゃんらしい」

キヌ「ベーロアベロア! アタシと尻尾、洗いっこしようよっ!!」

ベロア「…………は?;」

キヌ「この前、尻尾に蝉の抜け殻とかダンゴ虫とか入れてるの見たんだもん。……美しくなくっちゃね!!」ヘヘン!

ベロア「私の宝物が、美しくないというんですか……?」

キヌ「そぉれー! もしゃもしゃ〜!」モコモコモコ…

ベロア「Σひッ……!?;」ビクッ

ソレイユ「美味しい展開キタコレ!!? ナイス、キヌ!///」

シャラ「馬鹿ね」



キサラギ「……どうしたら、こんなに太くなるの?; しかも、硬い……」グニグニ

ディーア「あぁ?; ……毎日、1Lティーポットを静かに動かしたり、クッキーやマフィンをこねていたら、こうなった……?」

フォレオ「……お洋服、きつくありません?」

ディーア「きついぜ? ……ただ、執事はあまり肌を見せちゃならないんだとよ……」

フォレオ「なんと。……では、メイド。でしたら良いのですね? うふ、うふふふふ。楽しみにしていてくださいね、ディーア?」ニコニコ

ディーア「その笑顔の理由を聞くのが心底怖い」



・・・・・・・・・・



オフェリア「貴方も宵闇に煌めく星、なのね……。そう……私と同じだわ……」

グレイ「見知った顔が店で商品にブツブツと話しかけている。こういう時は無視だな。」

オフェリア「そういうことは心の中で呟くだけにしてくれない?;」

グレイ「(知人が糖質なう)」

オフェリア「Σいや、呟くってそういう意味じゃなくてッ!!;」

グレイ「こいつ……俺の頭を覗いたのか……!? あ、アルミホイルをまかなくては!;」

オフェリア「そっちのほうが糖質ってやつなんじゃない?」

グレイ「ふっ……、今のはそっちのイグニスという奴の真似をしただけだ。忍び、だからな」フッ

オフェリア「イグニス……」

グレイ「————って、こ、これは……!? ま、幻の金平糖ちゃんじゃないか!! まさかこんなところで逢えるとは!!」ガバッ!!!

オフェリア「なんだこいつ」

ミドリコ「ごめんねオフェリア、グレイはお菓子狂、略して菓子キチなのよ」

オフェリア「あら、ミドリコも来ていたの? お土産はもう買えたの?」

ミドリコ「うん。お父さんに蛇の抜け殻とお母さんに玉虫の羽、サイゾウ伯父さんに金粉を買ったわ」

オフェリア「私が言うのもなんだけれど、開運風水グッズ過ぎでしょ」

グレイ「あぁ……! 金平糖は普通、砂糖と水で作られるがこの幻の金平糖は三温糖と粉糖、それに温泉水で出来ている……!!」

オフェリア「どうしよう、違いが全く分からない」

ミドリコ「奇遇ね、ミドリコもよ」



イグニス「ウサちゃんのぬいぐるみ……かわいい……」

ゾフィー「ガストしかりしまむらしかり、ぬいぐるみとかガムとか、おしゃべりペンちゃんとかおいてるよねー」

イグニス「Σアッチョンプリケェェェェェェェェエエエエエエエエエ!!?;」バッ!!

ゾフィー「Σゲレンデマジックゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!;」

イグニス「な、なんだゾフィーか……っ;」フゥフゥ

ゾフィー「それ、ゾンビ映画なら死亡フラグだったよ……?;」

ジークベルト「おしゃべりペンちゃんって……『ボク、ペンちゃん! おなまえはぁ!?(威圧)』ってやつか……懐かしいね。」

ゾフィー「ジークベルトも知ってるんだ……;」

シノノメ「おーっす、人生の敗者共ー。もうすぐ入浴時間終了だとよー」

ジークベルト「歴史に残るのは暗夜側で白夜の方が人生の敗者 なんでもない」

シノノメ「そのなんでもないは轢き逃げ後の減速並に手遅れだぞ」

ゾフィー「“白夜”は所詮……先の時代の敗北者じゃけェ…!!」

シノノメ「ハァ…ハァ…敗北者……?」

ジークベルト「乗るなシノノメ!戻れ!」

イグニス「えぇ……」ヒキー



・・・・・・・・・・



 〜男子部屋〜

シノノメ「ふう……飯もうまかったし……」

キサラギ「あとは寝るだけだねっ!」

シノノメ「ふっ……キサラギよ……。この俺が、寝るだけですむと思うのか……?」

キサラギ「えっ? うん。」

シノノメ「おい」

キサラギ「おぉっ! じゃあ、アレをやるんだね!?」

シノノメ「へっ、あたぼーよ! ————くらえ、ジークベルト!」ブンッ!

ジークベルト「では、ルッツはそのあたりに敷い————Σウーバーイーツァァ!!?;」ボフッ!

シノノメ「ウーバーイーツって……」

ジークベルト「いきなりぶつけられたら誰だってうまく言葉に出来ないものだろう?」

シノノメ「いやー、それでもないわー、ウーバーイーツはないわー」

ジークベルト「……フォレオ、お盆を枕に詰めてくれ」

フォレオ「……ほどほどにしてくださいね」スッ…

シノノメ「Σ硬い物入れるとか反則だろ!?; おい馬鹿やめ————」



 〜女子部屋〜

エポニーヌ「か、硬いモノを入れる……っ!!?///; ブッハァーーーッ!!///;」ブシャー!

ミドリコ「エポニーヌが鼻血ふいてたおれたんだけど」

ソレイユ「ん、大丈夫でしょ。エポニーヌだし」

ミドリコ「それもそうだね」

マトイ「よし、寝る前に恋バナしましょう。恋の話。」

ミタマ「わたくしは興味がございませんので、おやすみなさい」スッ…

マトイ「寝させない」

ミタマ「※睡眠姿勢を取っている方にアームロックはやめましょう。」

マトイ「好きor気になる男子を言うまで寝させないわよ」

ミタマ「芭蕉さん」


 「「「Σだれだよっ!(あせりながら)」」」


ミタマ「詩人、松尾芭蕉さんですわよ。では、おやすみなさい」

マトイ「いや、そういうんじゃなくて。実在の人で」

ミタマ「芭蕉さんは実在の方ですわよ」

マトイ「ミタマ、ファイアーエムブレムifって知ってる?」

キヌ「そういうマトイは誰が好きなのさー?」

マトイ「えっ!?;」


 「「「そうだそうだ! 貧乳は人にあらず!!」」」

 「殺す」

 「「「Killing me Softly.」」」ドゲザァ



〜〜〜



マトイ「Σちょっとぉぉぉおおお!!?///; な、なんでこんなところまで録音しているのよ!!?;」ガタッ!!

ミドリコ「マトイ、飛沫飛沫」

マトイ「うっさい!!;」

シノノメ「確か、このあとは……」

ジークベルト「静かにしろと怒られて寝たのだよな……;」

フォレオ「次の日は帰宅するために早く出て……」

キサラギ「途中で偶然父上たちに会っちゃってたんまり叱られて連れて帰られたんだよねー……;」

シグレ「Σ待ってください、なんで俺だけ音声が入っていないんですか!!?;」


 「「「だれだよっ!(あせりながら)」」」

 「えっ!?おれ!?」


ディーア「そういえば……なんで無料だったんだろうな……?」

ゾフィー「さぁ? 録音して放送するからじゃない?」

シグレ「あの」

シノノメ「しっかし、楽しかったなー! また行きてぇなー!」

グレイ「あれだけこってりしぼられてまだ懲りてねぇのかよ」

ジークベルト「まあ……、早く流行が終わらなくてはな」

フォレオ「えぇ……僕たち王族が手本とならないと……」

キサラギ「だってさ、シノノメ」

シノノメ「なんでキサラギもそっちにいんの?;」

シグレ「聞いて」













END…












 彩令祭4回目!!

 ま、前々からやらなきゃなって思ってたんだよ、忘れてた訳じゃないんだ! わかってるのか、おい!

 はあ・・・。



 ……あと、if兄姉弟妹の投票SSか、ハハ……。



シンシア「あたし、考えたんだよ」

セレナ「はい、これあげるわ」スッ(ホウネンエビ培養セット)

シンシア「なんなの? セレナはあたしのことを小学2年生の男子だと思ってるの?」

セレナ「1gも思ってないわよ、小学2年生に失礼だから」

シンシア「その一言がいらないんだよぉぉぉ!!!」ブンッ!

デジェル「Σセレナァァァアアアアアアアアアアア!!!」タッタッタッタッ!!!

デジェル「 盾 変 形 ( シールドモード ) ! ! ! 」ガシャン!

セレナ「へぇー。その盾、鎧に装着できるのね。」

シンシア「ねぇ。あたしの手、カイオーガも真っ青な青色になってるんだけど。」

デジェル「ハッ。セレナに触れようとした罰が当たったのよ」ペッ

セレナ「……むしろ、グラードンもビックリの真っ赤さよ」



ルキナ「あれで仲が良いというのですから驚きですよね。」

ウード「本当に仲が良いのか、あれ?;」

ルキナ「…………。」

ルキナ「ウード」

ウード「従弟の勘というやつかな、これから良くないことが起こる気がする。」

ルキナ「私たちもああいうことをすればもっと距離が縮まると思うのですが」

ウード「Σ逃げろデリンジャー!!!」ダッ!!

ルキナ「知っていますか、ウード。……王女のまわりにはたくさんのトラップが仕掛けられている、と。」

ウード「あぁ。いま身をもって知ったからな。」プラーン



ルキナ「と、いうわけで。これから決闘を行いたいと思います。」

ブレディ「どういうわけだよ」

ルキナ「……最近、戦闘がないからか弛みが見受けられます」

シンシア「そんなこと言われてもあたし達スマブラ参戦してないし」

ノワール「へ、平和ってことでいいじゃない……っ! ね……っ?」

ルキナ「……もしものお話をしましょう。ここにペレジアが新型のウイルスを搬入したとします」

アズール「ルキナ、その例えはダメ。ダメゼッタイ。」

マーク♀「ペレジアは中国だったんですね……」

ルキナ「では……ここにペレジアが攻め入ったとしましょう。――――応戦できますか?」


 「「「え、うん」」」

 「は?」

 「「「えっ?」」」


セレナ「だって、ペレジアよ? ペレジア(笑)」

ルキナ「兵力の大部分は屍兵ですから、怯むことなく何度倒しても蘇生してきますよ?」

シンシア「それ、カジュアルのあたし達が言えることなの?」

ジェローム「……昨今のペレジアは、ファウダーとギムレーが統括しているが……共産主義で平民や貧民の移民が増幅しているそうだ」

マーク♀「中国じゃなくて北朝鮮だったんですね」

シャンブレー「えっ、そこか?」

ウード「……イーリスは資本主義だもんな……」

ルキナ「…………。」

シンシア「えっ? そうなの?;」

ジェローム「しかし上層部が私腹を肥やすことはなく、満足度97%を達成している。さらに武力は放棄に近い。」

ノワール「そこが現代のシルバニアファミリーだったのね……」

ロラン「いつの間にペレジアはそのようなことに……;」

アズール「元敵国も平和、か……。よきじゃん」

シャンブレー「まったくだよ」

ウード「――――だ、そうだがルキナ……?」

ルキナ「…………。」


 「これから決闘を行いたいと思います」

 「「「ブレなかったか」」」



~~~



ルキナ「トーナメント方式にしましょうか。バトルロイヤルですとマイクが拾いきれませんし」

ウード「放送するのか……」

ルキナ「羞恥に曝されたくなければ全力をもって勝利を掴め、ということです」

シンシア「いまさら羞恥にさらされたくないのはルキナくらいなもんでしょ」

ルキナ「ここにシンシアからデジェルへの封書があります」

シンシア「さー、さっさと倒して優勝しますかー!」

アズール「そういえば優勝賞品とかはないの?」

ルキナ「そうですね……。お肉券……いえ、ここは100,000Gでいかがでしょうか」


 「「「うぉぉおおおおおおお!!! 絶対勝つぞぉぉぉおおおおおおお!!!」」」


マーク♀「とことん時期ネタ放り込んでくるんですね」

マーク♂「こんにちはー! また遊びに来ちゃいましたー!」

マーク♀「――――直角で固めた肘をそのまま後ろに!」ブンッ!

マーク♂「そういえば戦術書、胸元にいれたままでした」ボスッ

セレナ「なんでそんなところに……;」

マーク♂「いえ、ちょっとアヴァロンコードをやり直していて、つい」

ノワール「……あれ、横から出してない……?」

ルキナ「――――はい、では……抽選機を用いて対戦相手を決めますね。少々お待ちください」スッ


 1:ノワール―シャンブレー
 2:マーク♀―シンシア
 3:デジェル―ブレディ
 4:アズール―ンン
 5:マーク♂―セレナ
 6:ルキナ―ジェローム
 7:ウード―ロラン


マーク♂「わーい、セレナさんと一緒です!」

セレナ「その抽選機、忖度してない?」

ルキナ「ブラウザですがちゃんとしたランダム抽選ですよ」

ンン「な、なんでアズールと……っ!;」

マーク♀「あーあー、よかったでちゅねー? ンンちゅわ~ん?」

ンン「あたま かちわってやる!」

マーク♀「なんてこと ユーノ!」



~~~


 1:ノワール―シャンブレー


ノワール「あっ、あっ、みんなが見てるっ……! ゆ、ゆみ、久しぶりで手が震えるわ……っ、ちゃんと……ちゃんと射って……討ち取らなくちゃっ……!;」ガクガク

シャンブレー(ウサギモード)「いまあいつ討ち取るとか言わなかった?」

ノワール「――――あっ」ポロッ


―テーン、テーンテン・・・ (落としたお守りがバウンドする音)


ノワール「…………。」

ノワール「Σふははははっ!!! すべて狩りつくしてくれるわっ!!!」キシャーッ!

シャンブレー「あっ おわったみたいね」


 勝者:ノワール



・・・・・・・・・・



 2:マーク♀―シンシア


マーク♀「そういえば、シンシアさんと戦うのは初めてかもしれません!」

シンシア「あ、たしかにそうかもね! よぉーし、花の天馬騎士シンシア、参りますっ!」

マーク♀「じゃあ……天才軍師マークちゃん、いざ勝負ですっ!」

シンシア「こっちは槍持ちペガサスで魔法に強い! そしてマークは剣持ち魔道書使い! 大いに有利なはずっ!」バサッバサッ

マーク♀「ふっ……天才軍師な私が、なにも対策しないとでも……?」スッ…

シンシア「あっ、あの緑の本は……エルウィンド!? スマブラじゃジャンプ復帰で使われるくらいなレベルの!?」

マーク♀「切り刻めぇぇぇええええええ!!!」ブゥン!

シンシア「ちょっ、よけて! よけてって!」グイグイ

ペガサス『そんなアニポケのむちゃぶり技とか』


―チッ! (シンシアの毛先が切れた音)


シンシア「あっ、危なぁぁああッ!!; いま髪の毛チッって言ったよ、チッって!!;」

マーク♀「シンシアさんの負けですよ」

シンシア「えっなんで!?」

マーク♀「だって――――」


見るも無残なペガサスだったもの「」


シンシア「あっ」

マーク♀「……か、カジュアルですから……きっとなんとかなりますよ、たぶんおそらく」フイッ

シンシア「えっ、人間以外にも適用されるの?」

マーク♀「ペガサスって生息数少ないですし気が難しくてホイホイ乗れる訳じゃないですから同じ個体なのでは?」

シンシア「なにそれこわい」

マーク♀「とりあえず、私の勝ちでいいですか?」

シンシア「くっ、くそーっ! 仇は討つからね、過去作のように降りてあたしひとりで戦って見せる! ぶっさしたらぁよ!」バッ!


―ピィーッ!


ルキナ「シンシア、あなたの負けです」

シンシア「るきなぁ……なんでぇ!?」

ルキナ「騎馬系は一心同体。ダメージを受けたら乗っている人もダメージを受けなくてはなりません」

シンシア「覚醒のグラフィックが乗っている人に当たっているように見えないからって当てつけ?」

ルキナ「は???(威圧)」

シンシア「わ、わかったよ……あたしの負けだよ……;」

マーク♀「やったっ! やりましたよーっ!」ピョンピョン


 勝者:マーク♀



・・・・・・・・・・



 3:デジェル―ブレディ


ブレディ「考えたらよぉ、デフォルト兵種だと僧侶で回復しか出来ねぇじゃねぇか」

デジェル「そうだったわね」

ブレディ「…………。」

デジェル「…………。」

ブレディ「――――ルキナ、棄権すんぜ」

ルキナ「あ、はい」


 勝者:デジェル



・・・・・・・・・・



 4:アズール―ンン


ンン「竜石……なんだか久しぶりですね……」スッ…

アズール「僕も……剣を持つなんて久しぶりだよ……」チャッ(ドラゴンキラー)

ンン「アズール。あなたなんてものを持っているのですか。」

アズール「ん、あ、ごめんごめん。これは使わないよ。ンンにそんな酷いこと出来ないからね」スッ

ンン「なっ……!? と、当然ですよっ! 私に酷いことしたら叩かれますからねッ!」プンッ!

アズール「叩かれる……?; ――――僕と言えば、鋼の剣だよね。」スッ

ンン「あるいは銀の剣ですね」

アズール「じゃあ……。行くよッ!」ザザッ!!

ンン「かかってこいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

アズール「え、エマさん!!?; って、どれだけンンは高橋邦子に影響うけてるの?;」

ンン「この台詞でエマさんだとわかるアズールも十分、高橋邦子に染まってるですよ」

アズール「――――はぁッ!」

ンン「ふぎゅぅっ!;」

アズール「え、あ、ごめん」

ンン「フッ……! 大したことはないのです……! 次はこっちの番ですよっ!」ゴォッ!!

アズール「あっ、痛い。思ったよりも。」

ンン「…………。」

アズール「…………。」

ンン「……あのですね……なんといいますか……;」

アズール「……うん、わかってるよ……;」


 「「(なんて音声映えのしない戦い……!!!;)」」


 勝者:ンン



・・・・・・・・・・



 5:マーク♂―セレナ


マーク♂「いやぁー、セレナさんのこと傷つけるなんて僕にはできませんよー」

セレナ「そっ、そんな甘っちょろいこと言ってんじゃないわよッ!! 死ぬわよ!?」

マーク♂「うーん……セレナさんに殺されるなら本望ですね!」

セレナ「ばっ、バッカじゃない!?///;」

セレナ「マクシン派やマクンン派、マクルキ派にアンチコメント打たれるわよ」

マーク♂「その一瞬で冷静に分析するところも流石ですね! ……マクノワ派とマクデジ派も忘れないであげてください」

デジェル「セレデジ派が圧倒的有力候補ということに気がつきなさいよ、この細谷!!」

シンシア「シンデジは!? ねぇ、シンデジは!!?; 絆シリーズやったのなら外せないよね!!?;」

デジェル「あんただれ?」

シンシア「サノバビッチ」

ルキナ「外野、静かにしなさい」


 勝者:セレナ



・・・・・・・・・・



 6:ルキナ―ジェローム


ルキナ「よろしくお願いしますね、ジェローム?」ニコッ

ジェローム「おい棄権させろ」

シンシア(審判代理)「どしたの仮面マイスター(笑)」

ジェローム「ンゴェ……

シンシア「Σ待って!!; こんな煽りごときで最強魔法撃たないでよ!!;」

ジェローム「ブレディの時には認めるのに、私には認めんと言うのか。」

ルキナ「ブレディは勝てない兵種でしたからね……」

シンシア「15字以内で考えを述べよ。」

ジェローム「私がルキナに勝てると思うのか。」


 「「「思わない」」」


ジェローム「貴様らに問いた覚えはないのだがな」

ルキナ「裏剣ファルシオン……」

ジェローム「待て、おい待て、ミネルヴァにはやめ


 勝者:ルキナ



・・・・・・・・・・



 7:ウード―ロラン


ロラン「今回は……僕、勝ち目があるのでは!?」

ウード「ミストルティン! 我に力をぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

ロラン「それ、偽物のミステルトィンですけれども」

ウード「なっ……!? Σグッハァッ!」ブシャァ!

ロラン「Σなぜ吐血を!!?;」

ウード「ぐっ……!; さすが変態魔帽眼鏡汚い、汚いはロラン、か……」ガクンッ!


 「「「Σウードォォォォォォオオオオオ!!!;」」」

 「Σえぇぇぇぇええええええええええ!!?;」


ルキナ「ただいまのレート、ウードイエヤス1.0倍、アイグラスロラン420倍でした」

ロラン「Σなに人で掛けをしているのですか!!?; 賭博禁止法って知ってます!!?; いや、その前に皆さん未成年でしょう!!?;」

シャンブレー「てか、なんだ?; その、ウードイエヤスとかアイグラスロランとか……」

マーク♀「馬名ですよ、大体二つ名なんですよね。……ウサギさんでしたら、チキンシャンブレーってところでしょうか」

シャンブレー「チキンじゃなくてラビットじゃねぇの?;」

アズール「うわ、ハリボテエレジーより配当高いんだ……;」

ンン「くぅぅ……っ!; 安定性と妥当性を考慮した結果がこれとは……!;」ガク…

ノワール「あの駄馬、桜にして良いか?」キリ…

シンシア「うん、やっちゃって。あたしの1000Gの痛み、味わわせてやる。」

ブレディ「1000Gくらいで済んでよかったな……、俺は256,000,000Gだ」ポン

シンシア「そんな桁、人生ゲームでしか見たことないよ」

セレナ「…………。」

マーク♂「セレナさんは……えっ、ロランさんに賭けてたんですか!?; 賭博の才能ありますね!」

セレナ「それって喜んでいいの?;」

デジェル「私はもちろん、セレナビーナスに賭けていたわ。」フンスー

セレナ「なによ、セレナビーナスって」

マーク♂「女神セレナさんってことじゃないですか? 実際、月の女神ですし」

セレナ「そういうことじゃなくて」



 勝者:ロラン



~~~



ルキナ「一度、結果をまとめてみましょうか」


 1:ノワール
 2:マーク♀
 3:デジェル
 4:ンン
 5:セレナ
 6:ルキナ
 7:ロラン


アズール「うちの女性陣強すぎでしょ」

シャンブレー「ロランの場違い感よ」

シンシア「よかったねー、ロランー。ハーレムじゃーん(棒)」

ロラン「これが戦闘でなければどれほど良かったことか」

ンン「あれ、奇数ですよ?」

マーク♀「バトルロイヤルの開幕ですか?」

ルキナ「どうしましょうか……。1人、シードにしようかと思っていたのですが……」

ブレディ「――――ほらよ。治療終了だ」

ウード「助かったぞ、盟友よ。……もう、徳川家康と呼ばれるのにも慣れてきた。いっそのこと第二の名にしてしまおうか……!」フッ…

マーク♂「家康さーん!」

ウード「ふっ……」

ジェローム「狸オヤジ」

ウード「そういうの、なんだかへこむな……;」ズーン…

ルキナ「……お時間もあまりないようですし、バトルロイヤルにしましょうか」


 「「「Yes!!! It is!!!」」」


シンシア「あ、じゃああたし達は巻き込まれないように柵を越えた向こう側、観客席に行こう」

マーク♂「ここってただの広場か何かだと思ってたんですけれど、闘技場だったんですね。」

ルキナ「――――では。皆さん、武器は持ちましたか?」


 「「「I am a pen!!!」」」

 「よろしい。ならば戦闘だ」

 「「「くたばれロランーーーーーーーーーーーーッ!!!」」」

 「Σえぇぇぇぇええええええええええ!!?;」



~~~



ノワール「か……勝ったわ……っ!;」

シンシア「っつっても、狙われないように隅っこでオロオロしてただけなんだけどね」

デジェル「卑怯者ッ! 徳川家康公ッ!!」

ウード「やめろデジェル、それは俺にもクるものがある」

ルキナ「ハァ……; もっと鍛錬を積むべきでした……」スッ…

マーク♂「影で隠れて討たせるのも、策のうちなんですよっ!」

ルキナ「なるほど、一理ありますね。……隠密行動も鍛錬に入れましょう」カキカキ

ノワール「あの(小声)」

ルキナ「そうでした、優勝賞品ですね。はい、100,000Gです」ドサッ

ノワール「はッ、あッ! 大金だわッ! 大金っ! 何に使おうかしらッ! あぁっ、お金ッ! お金ーーーーッ!!///」スリスリ

アズール「……ノワールって、こんなにお金お金って感じだったっけ……?;」

マーク♀「作中会話でも、まあ、それっぽい感じありましたよね。」

シンシア「だってさ。よかったね、ジェローム。大金積めば一発くらいやらせてくれるんじゃない?」

ジェローム「何を言っているのだ。馬鹿か、蛙の卵風情が。」

シンシア「そう言いつつ通帳と印鑑を鞄から出したとこ、しかとこの目に焼き付けたよチクチョウ」
















END…












シャロン「あぁ……暑くてたまりません……;」

フィヨルム「あ、では、私の手をどうぞ」スッ…

シャロン「手を差し伸べるではなく、まさかの手を取り外すとは。」

フィヨルム「ふふ、マジックです。どうでしょうか、少しは涼しく感じましたか?」

シャロン「そうですね、冷えましたね。肝が」

アンナ「よくそんなおふざけが出来るわね、こんなクソ暑いなか……;」

アルフォンス「――――だから、脱ぐんだよ!」

エクラ「っ!;」ブンブン


 「「「やぁ、変態」」」

 「まさかフィヨルムにまで言われるとは思わなかった」


シャロン「って、エクラさん。こんなに暑いのに、そんなフードかぶって厚いローブを着ていたら熱中症になっちゃいますって。……あついだけに」

アンナ「一気に冷え込んだわね」

フィヨルム「ニフルよりも寒いですね」


 「フェンサリルゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

 「「なめるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」


アルフォンス「ほら、シャロンの言う通り熱中症になってしまったら大変だ。だから脱ごう。脱ぐんだ。ほら。今すぐに。」

エクラ「…………。」フルフル

ヴェロニカ「……ヘンタイ」

ブルーノ「まったくだ」カメンクイッ

アルフォンス「そんな恰好している奴に言われたくない」

ブルーノ「死のう……」

アルフォンス「って、ザカリア!? ヴェロニカ皇女も!」

ヴェロニカ「えっ!?オレ!?」

アルフォンス「えっ」

ヴェロニカ「……ブルーノが『おい、肩車させろ。そしてその太ももを堪能させろ』って言って運んできたから……」

アルフォンス「ザカリア……(心底蔑んだ目)」

ブルーノ「いつわりにしてくださいよね!」

アルフォンス「えっ」

ブルーノ「……嘘に決まっているだろう。そんなこともわからないのか。」

アルフォンス「えっ」

ヴェロニカ「…………てへ。」

エクラ「」クラッ

アルフォンス「え、エクラ……? エクラーーーーーーー!!?;」



~~~



 =ニフル=


スリーズ「……だいぶ、落ち着いたみたいですよ。」ガラッ

アルフォンス「はぁぁ……よかった……;」ホッ…

シャロン「よかったですね、これでまた野球拳遊びが出来ますね!」

アンナ「あなた達は四コマひーろーず!から来たの?;」

フィヨルム「休んでいる間、どうぞゆっくりしていってください」

ユルグ「ゆっくりしていってね!」

スリーズ「確かにその髪型といい輪郭といい、お饅頭みたいだと思っていましたねぇ……」ホゥ…

フィヨルム「ユルグそんな……」

ユルグ「はあ・・・」

アンナ「なんでニフルにまでチートバグの海に浸かっているの?;」

フリーズ「ニフルでも流行の兆しが見受けられるからな」

シャロン「あれ、そういえば今年はあの氷祭りはやらないんですか?」

スリーズ「……新型肺炎で……」

シャロン「あっ(察し」

アルフォンス「そうか……;」

アンナ「ッチ。儲けなし、かー……ハァー」

フィヨルム「あの」

シャロン「――――そうだっ! いい場所、思いつきました! 天才まシャロンです!^^」


 「「「は???」」」



~~~



 =死の王国ヘル=


アンナ「今更だけど、死でヘルって安直すぎる名前よね。緑の国でグリーンランドみたいだわ。」

シャロン「アンナ隊長、グリーンランドって緑はほとんどなく氷に覆われた国ですよ」

アルフォンス「というか、シャロン。なぜヘルに……?; 僕がヘルアレルギーを持っていることを知ったうえでなのか……?;」

シャロン「なら付いてこなければよかったのに。」

アルフォンス「えっ?」

シャロン「いえ……夢の国に行こうとしたら間違えて……」

ユルグ「夢の国って……あの、ネズミの……っ!!?」キラキラ

スリーズ「あらあら……。では、現地で耳付きカチューシャ、お揃いでつけましょうか」

フリーズ「今は人数制限で待ち時間が数分だそうだ。……あのウミガメと話ができるアトラクション施設に、ずっと行ってみたかったんだ……ッ!」グッ!

フィヨルム「えぇ……;」ヒキー

アンナ「なんだこいつら」

アルフォンス「付いてきていたのか……;」

エクラ「っ!」

アルフォンス「助けてもらった礼に共に行動したい、と……!? なんだとエクラ! んもぅ、エクラんもぅ!」


 「「「(うわ。」」」

 「二度とやらないと誓う」


シャロン「――――って、そのハハッの方じゃなくって!; アルフの方です!」

アンナ「なぜかしらね、悪夢ばかりだった記憶が……;」

シャロン「ピアニーさんに頼んで夢の世界で遊ぶんです! 夢ならソーシャルディスタンスも密も、岩手県でも関係ありません!」

フィヨルム「今は岩手県だけ特別ではないんですよ……;」

ユルグ「愛知もだよねー?」

アンナ「あなた達はいったい何を言っているの?」

アルフォンス「なるほど……。確かに、夢なら感染しない……シャロン、いつの間にそんな賢くなったんだ!?」

シャロン「へっへーん! わたしはいつまでも奪われる側じゃないってことですよ!」エッヘン!

スリーズ「では……あなたも一緒に、行かれますか?」

エイル「えっ……」


 「「「えっ? いつからそこに???」」」

 「『なんだとエクラ! んもぅ、エクラんもぅ!』あたりからですね……」


アルフォンス「なんて最悪なタイミングで来てしまったんだ;」

シャロン「お兄様、また誤解されてしまいますね!」

アルフォンス「なんでシャロンはそんな嬉しそうにしているんだ?;」

アンナ「性格が悪いからでしょ。」

シャロン「あぁー、手が滑ってフェンサリルがー」ブンッ!!

アンナ「手が滑っているのに確実に肝臓を狙うなんて出来るのかしらねー?」ガキンッ!

アルフォンス「シャロン、斧に槍は相性が悪い。」ポン

ヘル「随分と楽しそうだな、愚民共」ユラァ

フィヨルム「本気でそう思えるのなら、ここでもやっていけますね。」

エイル「あ、お母様……」

ヘル「どこに行くつもりかね?」

エイル「……夢の国……」

ヘル「ほう……夢の国、とな……?」

ユルグ「あっ、夢の国って言っても黒いネズミがハハッの方じゃないって言ってたよー?」

ヘル「…………。」

アルフォンス「Σあっ! あああーーーーーーーーーーっ! ヘルアレルギーがーーーーーーーーーーー!!! あ゛ぁ゛ぁ゛ーーーーーーーーーーーッ!!;」ダダダッ!!

シャロン「ちょっ、お兄様!?; アレルギー物質って、国じゃなくて個人だったんですか!?;」

アンナ「そこじゃないでしょ」

ヘル「……そうか……。ホーンテッドマンションとやらに行ってみたかったのにな……」ショボーン…


 「「「なにこのヘル可愛い」」」


エイル「……そう言って、結婚した人がひとり……」

シャロン「え、あっ、エイルさんのお父様ですか?」

エイル「はい……」

ユルグ「あっ、でも夢の中だから、もしかしたら黒いネズミの国にも行けるんじゃないかなー? おばちゃん!」

スリーズ「こっ、こらっ、ユルグ!!; おばちゃんはないでしょう、おばちゃんは! 申し訳ございません、えっと……ご年配の方……?」

ヘル「殺す」


 「「Killing me softly.」」ドゲザァ


フリーズ「スリーズ……ユルグ……;」

フィヨルム「あの方々と話していると、いずれこうなりますよ。」

フリーズ「他国の奴とは深入りしないようにしよう、絶対に」



~~~



 =夢の国アルフ=


ピアニー「えーっと……あー、まあ、出来なくはー……ない、かもしれない……かな……?;」

エイル「あの……、結局、母も連れてきてしまったのですが……よかったのですか?」

エクラ「…………。」

アルフォンス「『キャラ実装されたから大丈夫。』? エクラ、キミはいったい何を言っているんだ……?;」

シャロン「では、大人8枚小人1枚、シルバー1枚でお願いしまーす!」

ピアニー「いやうちそういうんじゃないんだけど。」

ヘル「殺す」

シャロン「Σ客観的事実を述べただけで殺害予告とかッ!!;」

エイル「……『殺す』は、犯罪……『死ね』は、無罪……」

ヘル「死ね」

シャロン「Σそんな死は優しい、生は眩しいみたいに言わなくてもッ!! しかも言い換えていますし!!;」

アンナ「あなたは楽しそうでいいわねぇ……」

シャロン「人生、楽しんだもの勝ちってよくお母様が仰っていましたから」

ヘンリエッテ「そうよ! そうよ! そうなのよ!」ババーン!

シャロン「あっ、お母様ーーーーーーー!?; いったいどこから!?」

ヘンリエッテ「えっ? 裏口が開いていたから……」

ピアニー「えっ、裏口? ……そんなところ、あったかしら……?;」

ユルグ「いいから早く入れろよ」

フリーズ「ユルグ!? ユルグーーーーーー!!;」

アルフォンス「あ、あぁ、じゃあシルバーもう1枚追加で……」

ピアニー「いやだから」

シャロン「嫌だから……? そんな個人の感情で……」

ピアニー「そうじゃなくて」

ヘンリエッテ「アルフォンス。今日から1週間、晩御飯は塩昆布のみよ。」

アルフォンス「Σな、なんだって!?; ナトリウムの過剰摂取で血圧が上がってしまうじゃないか!!」

アンナ「言うとこはそこなの?;」













END…












 突然のエンド。


 このあと滅茶苦茶、夢の世界でワイワイした。




ソレイユ「知ってる? 最後のソレイユ!マーシナリーは2018年10月28日だったんだ」モグモグ

アズール「うわ……、もう1年半経ったんだ……;」

マーク♀「Rの魔道士より全然マシじゃないですか」

ソレイユ「な、ナニソレ……?; ……うぅん、1年半かぁ……」

ソレイユ「――――まぁーた、エポニーヌがなんか良からぬ物作ってそうだなぁー……ハァ……;」



~~~



エポニーヌ「愛の泉リリー・ローズ1号を元に、もっと画期的なものを開発してみたわっ!」

フォレオ「……せっかく自頭が良いのですから、もっと別のことに使えばいいのに……;」

エポニーヌ「頭が良いことは否定しないけど、興味があること以外に使いたくないのよ」

フォレオ「このココア美味しいですね、明治ですか? 森永ですか?」

エポニーヌ「す、スルーしやがったわね……?; それはバンホーテンの――――ってちょっと待って!!;」ガタッ!

フォレオ「えっ――――」



~~~



ソレイユ「パットロール♪ みんなは不要な外出しちゃダメだぞッ☆」

ゾフィー「……誰に向かって言ってんの?;」

ソレイユ「アタシは今、不要不急の外出している人がいないかパトロールしてるんだ☆」キメッ!

ゾフィー「ふーん」


―ぞろぞろ・・・


ゾフィー「あれをみてほしい、どう思う?」

ソレイユ「すごく……情けないです……」

ゾフィー「例え死んだとしてもカジュアルの世界だし生き返れるんじゃないか?ってマクベスが言い出してからこれだもんね」

ソレイユ「元悪役を信じるとか、みんなの人間性を疑っちゃうよ……;」

ゾフィー「せめてWHOが言わないと」

ソレイユ「もっと信じられないところ来ちゃったよ」

ジークベルト「2mーーーーーーッ!」ダダダッ!

ソレイユ「あっ、しょくぱんまんポジションのジークベルトだ」

ジークベルト「伏字しなくて良いのかい?」

ソレイユ「今更かな、と」

ゾフィー「でもさ、【しょくぱんまん】【工□】【SS】って検索されたらヒットしちゃうんじゃない?」

ソレイユ「そんな語句検索する人いるの?;」

ゾフィー「1億2700万人なら1人くらいは……」

ソレイユ「えっ、暗夜王国ってそんなに人口いたっけ?」

ジークベルト「ソレイユ、世界は広いんだよ。」

ソレイユ「それだとまるで検索する人がいることが確定みたいじゃないか」


―ドンッ!


ソレイユ「わたっ!?; あ、大丈夫ですか――――」

フォレオ「あっ、ソレイユ……」

ソレイユ「って、なんだフォレオかーっ! 今日もかわいいね、どうしたの? またエポニーヌがやらかしたの?」

フォレオ「はい」

ソレイユ「マジかよ」

ゾフィー「ソレイユ、キャラキャラ」

フォレオ「あの……、僕……ぼく……;」

ジークベルト「うん? どうしたんだい?」

フォレオ「ぼくっ! 女の子になっちゃったんですっ!///」


 「「「…………。」」」


 「「「あ、うん」」」


ソレイユ「フォレオって女の子じゃなかったっけ?」

フォレオ「えっ」

ゾフィー「うんうん、髪はツヤツヤだしふわふわの洋服似合うし化粧品にもこだわりあるし」

フォレオ「え、あ、はい」

ジークベルト「結婚しよう」

フォレオ「は???」

ジークベルト「じょ、ジョークだよ……だからそんな怖い顔しないでくれ……;」

ソレイユ「……女の子(おとこのこ)じゃなくて?」

フォレオ「懐かしい誤植ですね……いえ、本当に女の子(おんなのこ)に……」

ソレイユ「そっか。じゃあ脱ごうか。」

フォレオ「なぜそうなるのですか?」

ソレイユ「ぐっ……!; 抵抗力は相も変わらず、か!」グググ

フォレオ「護身術もトレーニングも怠ってませんのでっ!」グググ

ソレイユ「ゾフィー!」

ゾフィー「あぁっ、またいつものドジがぁー」シュピッ!


―バリッ!


フォレオ「ひゃっ……!?///;」

ジークベルト「Σなっ!?///;」

ソレイユ「うわぁっ! おっぱいだ、おっぱい! チッチチッチーオッパーイ! ボインボイーン!」

フォレオ「ソレイユ。それ以上の発言はこのペン型レコーダーによる言質として提出させてもらいますよ。」

ソレイユ「ごめんな サイラス」

ゾフィー「あっ、それあたしが言いたかったのにー!」



~~~



ソレイユ「なるほど。やっぱりエポニーヌか……」

ゾフィー「ごめん! ほんっとうにごめん! 代わりにこの服着てて!」スッ

フォレオ「あ、ありがとうございま……メイド服……」

ゾフィー「今のあたしの手持ちはそれしかなくて……」

フォレオ「ここは街中でなぜ持ち歩いていたのかを疑問に思うべきでしょうか」

ソレイユ「で、下ってどうなってるの???」

フォレオ「ソレイユ、さっきの今でまだ言いますか?」

ソレイユ「い、いやだって、男性でもストレスによるホルモンバランスの乱れで胸が膨らむこともあるし、本当に女の子だって確証に“はまだ”足りないよっ! わかってるのか、おい!」

フォレオ「はあ・・・」

ソレイユ「というわけで脱いでいかない?」ニコッ

フォレオ「いきません」ニッコリ

ソレイユ「ッチ……ノリで答えてくれると思ったのに……。じゃあ、口でいいや」

フォレオ「いいや、って……」

ソレイユ「で、どうなの?」

フォレオ「…………。」

フォレオ「ない……ですよ……///;」


 「「「ホホーウ!」」」

 「ジークベルト」


エポニーヌ「こんなところに日本人!!!」ズサァァァ

ソレイユ「えっ?」

エポニーヌ「見つけたわよフォレオ! まったく、どこに行ったかと思えば……」

フォレオ「ヒッ……」サッ

ジークベルト「えっ」トクン

フォレオ「…………。」ササッ

ゾフィー「ん、あたし?」

ジークベルト「」orz

ソレイユ「……なにやってんの?;」

エポニーヌ「――――ほら、もどりましょう? 戻るためのを作るんだから」

フォレオ「い……嫌ですッ!」

ソレイユ「…………。」

ソレイユ「ドユコト???;」

エポニーヌ「……仕方ないわ、説明してあげる。性転換剤を入れて配ろうと思っていたココアをフォレオが飲んでしまったの。……で、この有り様よ。」

エポニーヌ「フォレオは男の娘として役目があるの、戻ってもらわなくちゃ困るわ」

フォレオ「ず、ずっと憧れていた女の子になれたんですっ! 僕はこのままがいいんですっ!」

ソレイユ「……あれ? 珍しいパターンじゃない、これ?;」

エポニーヌ「……むぅ、やっぱりアイスティーにするべきだったかしらね」

ソレイユ「そこじゃないと思うんだ」



・・・・・・・・・・



フォレオ「お父様っ! ほら、うふふ、見てくださいっ!」クルッ!

レオン「えっ、あ、うん」

フォレオ「…………。」

レオン「…………?」

フォレオ「……わか、りません……か……?」

レオン「ど、どこが……?;」

フォレオ「…………。」

レオン「…………。」

フォレオ「――――ッ!;;(泣)」ダッ!

レオン「フォレオ!?; ……なんだったんだ……いったい……;」



オフェリア「あら、フォレオ。今日はエポニーヌのことを〆ないの?」

フォレオ「えっ? うふふ。今回ばかりは見逃してあげようかと」

オフェリア「そ、そう……?; あとで後悔することになりそうって星が予言しているけど……」

フォレオ「ところで、オフェリア。何か気がつきませんか?」

オフェリア「えっ???」

オフェリア「…………。」

オフェリア「・・・・・・。」

オフェリア「……リップ、資●堂に変えた?」

フォレオ「確かに変えましたけれども!; 逆になんでそちらに気がつくのかわかりません;」

オフェリア「わかりおじさん!」



・・・・・・・・・・



エポニーヌ「――――って感じでなにも変わらないと思うのだけれど。」

ソレイユ「あ、今のエポニーヌのイメージか。いつの間に城に帰ったのかと思ったよ」

フォレオ「いいえ、変わりますよっ! 髪を伸ばしていろいろなアレンジをしたり、可愛らしいお洋服を着たり……っ!!」

ゾフィー「ん???;」

ジークベルト「あぁ、私と婚姻を結んだり」

フォレオ「ジークベルト。そろそろいい加減にしないとあなたの衣服、すべてエフカリに出品いたしますよ?」

ジークベルト「仰せのままに」

ゾフィー「王族もフリマアプリしてるんだ……;」

フォレオ「匿名かつ住所も知られずに販売することが出来ますからね」

エポニーヌ「……ハァ。これもただの従兄と従妹の恋愛劇でしょう? 乙女ゲームによくある……やっぱり従兄と従弟じゃないと……」フゥー…

フォレオ「えっと、あと……あっ、そうでした! 可愛らしい下着も選び放題ですし! あと水着もっ!」ルン♪

ジークベルト「し、下着……ッ!///;」

ソレイユ「ジークベルトは本当に良いところの王子ちゃんだなぁ」

ゾフィー「確かに……、あの黒ボクサーはないよね。」

フォレオ「えぇ、まったく。」

ジークベルト「ゾフィー、フォレオ。ifとイン●リジェントシス●ムズの闇に触れるのはやめよう、暗夜だけに。」

エポニーヌ「……仕方がない。先に帰って解毒剤を作ってくるわ」スクッ

フォレオ「大丈夫ですよ、エポニーヌ」

エポニーヌ「その大丈夫はどっちの大丈夫かしら」

フォレオ「大丈夫のほうの大丈夫ですよ」

エポニーヌ「日本語はこれだから……」

ソレイユ「えっ、日本?;」

ゾフィー「まあ、あの信頼と狂気のエポニーヌだから、時間で効果切れそうだけどね。」

エポニーヌ「それ、褒めてる?」

ゾフィー「0.88%くらいは」



~~~



ソレイユ「折角なので街へフォレオの服を見にやって来ました!」

ゾフィー「みんなは不要な外出しちゃダメだぞッ☆って言ってたのはどこの誰?」

ソレイユ「お前もう帰れよ」

ゾフィー「Σなんで!?;」

ソレイユ「あはは、冗談だよ冗談! 女の子はみーんなアタシのハーレム要員なのだからー!」ガシッ!

ゾフィー「濃厚接触、ダメゼッタイ」パシッ

ソレイユ「ガッデム」

フォレオ「ハーレム……、では、ゾフィーは茜さんで僕は新入りなので萌羅さんですね?」

ソレイユ「ごめん、そんなマイナーな作品から名前出されてもどう返したらいいかわからないよ……;」

フォレオ「作者の方は有名なのですがね……」

ソレイユ「最初にリンゴが3個あります…あと2個リンゴを買ったらいくつになるでしょう」

ゾフィー「馬鹿にしてるの? 5個」

ジークベルト「……その作者の方はここでは出さない方がいいのでは……?;」

フォレオ「ふふっ……幼い頃のジークベルトってば、書店でこっそりと読んで鼻息荒くして……」

ジークベルト「Σなっ……!?///;」

ソレイユ「へぇー……、やっぱそうなんだー……ふーん」

ゾフィー「うわぁー……」

ジークベルト「ち、ちが……! そ、それ以前にフォレオはまだ生まれて1つにもなっていなかっただろう!?;」

フォレオ「……少々、からかおうと嘘を言ったのですが……まさか本当だとは……;」

ソレイユ「ジークベルトが人狼やると一発で吊られるんだよねぇー、まぁー嘘がつけないっていうのも王には必要かもしれないかなー。どこかの政治家みたいに嘘ばっかとかより」

ジークベルト「褒めているのか貶しているのかわからないが、とりあえず。その話はやめにしよう。」

ゾフィー「――――ちょっとー! えふぽーとが臨時休業になってるんだけどー!?」

フォレオ「……時期が悪かったですね……;」

ソレイユ「よぉーし! やっている服屋、全力で探すよー! すべてはフォレオのために!!」


 「「「おぉーーーーーーッ!!」」」

 「ジークベルト」



~~~



ゾフィー「結局、開いてるのここしかなかったね」


―ファッションセンター えふむら


フォレオ「えぇ……」

ソレイユ「アタシのこのインナーもえふむらで買ったやつで、着心地いいんだよ!」バッ!!

ジークベルト「Σちょっ!?///;」

フォレオ「こぉら。公衆の面前でいきなり服をはだけさせるのは淑女のすることではありませんよ。」

ソレイユ「それ、ゾフィーにも言ってやってくれない?」

ゾフィー「えっ!?オレ!? ……なーんて……」

フォレオ「……開き直るんじゃありませんよ。もう……、ゾフィーは器量も良いのですから、きちんとしていれば人気投票だってもっと上位になることが出来ましたのに……」

ゾフィー「うん、イロモノなエポニーヌやオフェリアが子世代で上位なところであんまり関係ないと思うんだ」←女性33位

ジークベルト「人気投票の話はもうしないでくれ……;」←男性30位

ソレイユ「と、いうわけでいざ入店~!」

フォレオ「わぁぁ……!」



フォレオ「…………。」



フォレオ「……あぁ……なるほど……そうきましたか……」

ソレイユ「そのリアクションは来るものがあるね」

フォレオ「あ、いえ。僕はもっと可愛らしい衣装が好みなので、なんといいますか……20半ば~30代くらいの女性のお洋服はちょっと……」

ゾフィー「オブラートを取っ払って、どうぞ」

フォレオ「このようなダサい衣装を王族が身にまとうのは品位を損なうので遠慮したい所存です。」

ソレイユ「Σ店内でそういうこと言うのやめてよ!!; 店員さんの視線が滅茶苦茶鋭いよ!!;」

ジークベルト「……こういうの、フォレオに似合うんじゃないか?」スッ…

フォレオ「そうですか? ……こちら、子供服ですけれど」

ジークベルト「今のフォレオなら華奢だから着られるのではないかと思ってね。」

フォレオ「……わかりました。試着してきますね。」

ソレイユ「ジークベルトが子供服売り場で物色っていう事実だけで笑いが止まらないよ」

ゾフィー「まったくだね」

ジークベルト「死のう……」






 1時間後、効果の切れたフォレオが子供服を破ってしまい、ジークベルトが弁償しましたとさ。












END…











 いきなりのエンド。

 いわゆるアニオリ日常回ってやつです。
 実はこれ、書いていたの4月後半です。1年半って言ってるしね。

 続きが書けなくて放っておいたのでこの有り様よ。でもなんか、お蔵入りじゃ勿体ないじゃん!



 はい。

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